今日は新春小平将棋大会に参加してきた。例年はこの大会が指し初めということになるのだが、今年は都名人戦予選に参加しており、既にエンジンがかかった状態で臨んだつもりだった。しかし、会場に着くと、元アマ名人の田尻さんをはじめ、昨年将棋プレミアム杯G1グランプリで優勝された板谷氏・山梨の強豪佐野さん、毎年この大会で顔を合わせている中村恭さん・横山さん・村山さん、小学生ながら詰将棋選手権でプロに交じってチャンピオンクラスで上位入賞経験のある岩村君等、今日も強豪が多数参加されており、ローカル大会ながら大変な戦いになると思っていた。
1回戦:対長谷川君
今日の初戦は同じ神奈川の長谷川泰良君と。長谷川君もローカル大会では安定して上位入賞している印象がある。長谷川君との将棋は、長谷川君のゴキゲン中飛車対私の玉頭位取り。中盤、長谷川君がちょっと無理っぽい仕掛けをして来られたので、局面をリードできるかと思っていたが、長谷川君はこちらが受けにくいと読んで仕掛けてきたようだった。逆にこちらの切り返しがやや強引だったらしく、正確に指されたらこちらが悪くなりそうな変化がいくつかあったが、長谷川君の受け間違いもあってこちらの攻めが切れなくなり、最後は読み筋通りに押し切って快勝。振り返ってみると途中危ない変化があったものの、気合で押し通してまずは白星スタート。
2回戦:対岩村君
続く2回戦で早くも岩村君と対戦。岩村君とは一昨年のアマ王将戦北関東大会で対戦し、その時は辛うじて私が勝ったものの、その直後の相模原将棋大会では全く将棋にならないほどのど圧敗を喰らっている。岩村君はアマ王将戦北関東大会では元アマ名人の菊田さんを倒す等、小学生3年生の時点で既にアマチュア強豪の域に達しており、昨年プロになった藤井聡太四段の後に続く天才少年は岩村君ではないかと個人的に注目している。奨励会も受ける予定とのことで、頑張ってほしいと思う。
その岩村君との将棋は、岩村君の三間飛車に対し、慣れない中飛車左穴熊を採用したのが災いし、中盤早々岩村君に機敏に仕掛けられてしまった。後で岩村君からは序盤のこちらの駒組に問題があったことを教わり、不慣れな作戦を使ったことを反省。鉄壁の岩村陣をどうやって攻略するか、という以前にこちらがどう粘るかということばかり考えさせられる苦しい展開となった。しかし、こちらも居飛車穴熊+自陣竜で我慢する方針に徹したのが良かったのか、少しずつ怪しい雲行きとなった。徐々に岩村君の攻めが細くなっていつの間にか攻めの速度が逆転し、最後は即詰みに討ち取ることができた。苦しい将棋だったが、これでどうにか2連勝。
この2回戦では村山さんが田尻さんとの将棋で千日手となり、「千日手は即後手勝ち」というローカルルールによって田尻さんが敗れるというハプニングがあった。
3回戦:対板谷氏
昼食休憩後は将棋プレミアム杯G1グランプリチャンピオンの板谷氏と。板谷氏との将棋は私の矢倉対板谷氏の腰掛銀急戦。この作戦は近年先手番矢倉を苦しめている有力な戦法であるが、個人的には後手を持って指す気が今でもあまりしておらず、何とか先手番を勝たせる方法はないか、今も模索している。個人的に有力だと思う展開に持ち込んでペースを掴もうとしたのだが、板谷氏の攻めが思いの外厳しく、中盤の難所でこちらが対応を誤ったこともあって最後は全く勝負にならず圧敗。感想戦でこちらが正確に指せばそこそこ戦える変化を教えてもらい、非常に勉強になった一局であった。しかし、この3回戦で敗れてしまったため、優勝の目は潰えた。
その後は集中力を切らしたか、次の対局でも難しいところで粘りを欠き、負けてしまい、今日は結局2勝2敗で終了。午前中まではいい緊張感を保っていたつもりが、午後は冴えない結果に終わってしまった。それでも勉強になった将棋も多かったので、またチャレンジしていきたいと思う。
1回戦:対長谷川君
今日の初戦は同じ神奈川の長谷川泰良君と。長谷川君もローカル大会では安定して上位入賞している印象がある。長谷川君との将棋は、長谷川君のゴキゲン中飛車対私の玉頭位取り。中盤、長谷川君がちょっと無理っぽい仕掛けをして来られたので、局面をリードできるかと思っていたが、長谷川君はこちらが受けにくいと読んで仕掛けてきたようだった。逆にこちらの切り返しがやや強引だったらしく、正確に指されたらこちらが悪くなりそうな変化がいくつかあったが、長谷川君の受け間違いもあってこちらの攻めが切れなくなり、最後は読み筋通りに押し切って快勝。振り返ってみると途中危ない変化があったものの、気合で押し通してまずは白星スタート。
2回戦:対岩村君
続く2回戦で早くも岩村君と対戦。岩村君とは一昨年のアマ王将戦北関東大会で対戦し、その時は辛うじて私が勝ったものの、その直後の相模原将棋大会では全く将棋にならないほどのど圧敗を喰らっている。岩村君はアマ王将戦北関東大会では元アマ名人の菊田さんを倒す等、小学生3年生の時点で既にアマチュア強豪の域に達しており、昨年プロになった藤井聡太四段の後に続く天才少年は岩村君ではないかと個人的に注目している。奨励会も受ける予定とのことで、頑張ってほしいと思う。
その岩村君との将棋は、岩村君の三間飛車に対し、慣れない中飛車左穴熊を採用したのが災いし、中盤早々岩村君に機敏に仕掛けられてしまった。後で岩村君からは序盤のこちらの駒組に問題があったことを教わり、不慣れな作戦を使ったことを反省。鉄壁の岩村陣をどうやって攻略するか、という以前にこちらがどう粘るかということばかり考えさせられる苦しい展開となった。しかし、こちらも居飛車穴熊+自陣竜で我慢する方針に徹したのが良かったのか、少しずつ怪しい雲行きとなった。徐々に岩村君の攻めが細くなっていつの間にか攻めの速度が逆転し、最後は即詰みに討ち取ることができた。苦しい将棋だったが、これでどうにか2連勝。
この2回戦では村山さんが田尻さんとの将棋で千日手となり、「千日手は即後手勝ち」というローカルルールによって田尻さんが敗れるというハプニングがあった。
3回戦:対板谷氏
昼食休憩後は将棋プレミアム杯G1グランプリチャンピオンの板谷氏と。板谷氏との将棋は私の矢倉対板谷氏の腰掛銀急戦。この作戦は近年先手番矢倉を苦しめている有力な戦法であるが、個人的には後手を持って指す気が今でもあまりしておらず、何とか先手番を勝たせる方法はないか、今も模索している。個人的に有力だと思う展開に持ち込んでペースを掴もうとしたのだが、板谷氏の攻めが思いの外厳しく、中盤の難所でこちらが対応を誤ったこともあって最後は全く勝負にならず圧敗。感想戦でこちらが正確に指せばそこそこ戦える変化を教えてもらい、非常に勉強になった一局であった。しかし、この3回戦で敗れてしまったため、優勝の目は潰えた。
その後は集中力を切らしたか、次の対局でも難しいところで粘りを欠き、負けてしまい、今日は結局2勝2敗で終了。午前中まではいい緊張感を保っていたつもりが、午後は冴えない結果に終わってしまった。それでも勉強になった将棋も多かったので、またチャレンジしていきたいと思う。