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side by side:湘南夫婦のあしあと

二人が好きな地元湘南、スポーツ観戦、旅行、食べ歩き,音楽・美術鑑賞など、日々のあれこれを綴ります

永遠の門 ゴッホの見た未来

2019年11月23日 | 映画・テレビ
ゴッホイエローの麦畑の番宣が印象的な映画 ”永遠の門 ゴッホの見た未来”を観てきました
公式サイト

作品が全く売れず、アルルへ移住したものの生活費は弟テオに頼り切り、ただ絵を描き続けたゴッホ
人と上手く付き合えず、アルルの住民から邪険にされ、ゴーギャンが一人パリに戻ったことで、あの左耳を切り落とす事件が起こります。

アルルの自然景色を背景に画面は美しい
その自然を描き出そうと夢中になるゴッホは絵に憑りつかれていて、その精神状態を表すようにカメラワークが揺れを描きだしているのが観ていて船酔いしそうな気分になる

ゴッホの象徴のうねった筆のタッチも当時は全く認められずに、画家と名乗ることさえ、頭がおかしいのでないかと思われていた
(絵が認められないのは)自分は時代の先を生きてしまったとゴッホ自らが口にするのが、現在のゴッホ人気を考えれば不運だったと思う。

サン=レミの精神病院のあと、オーベル=シュール=オワーズで治療を受けながら絵画制作を続けていましたが、死を迎えます。

映画で描かれていたゴッホの死は、若者にからかわれて殺されてしまった最後
今まで自殺とされていましたが、最近の研究で他殺説が浮上しているそうです。

死後にテオのアトリエでゴッホの絵を展示した追悼展が行われた場面もありますが、形見分けのように来訪者が絵を貰っていく姿が描かれていました。
それもえり好みした上で、、、
あの”ひまわり”も壁にありました

さらに、アルル時代のカフェの経営者に贈ったとされるゴッホのスケッチ集(会計帳簿を使用)が126年後に発見されたことにも触れていました
このスケッチ集については、ゴッホ美術館が贋作だとコメントを発表し、論争が続いているそうです。

私の好きなフランスの風景が沢山でてきて、画像として楽しめました。
監督のジュリアン・シュナーベルはアーティストで、映画に出てくる絵画も監督が自ら描いたものだそうです

ゴッホ研究が深まり、死因や発見されたアルルのスケッチ集のことなど、知識欲も刺激される映画でした。



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