goo blog サービス終了のお知らせ 

side by side:湘南夫婦のあしあと

二人が好きな地元湘南、スポーツ観戦、旅行、食べ歩き,音楽・美術鑑賞など、日々のあれこれを綴ります

警視庁SM班 富樫倫太郎

2020年09月30日 | 書籍・雑誌


*****ご注意 一部ネタバレを含む可能性があります ***** 

SROシリーズ生活安全課ゼロ係シリーズで我が家が好きな 富樫倫太郎の新シリーズ

捜査能力は一目置かれるものがあるものの、個性が強すぎたり対人関係に問題があって警察組織に馴染まない(あるいは上層部が上手く使えない)者たちを集めたSM班が新設された

配属初日に早々に女性の耳と指を持つ者が逮捕されるという事件が発生
その女性は行方不明の女子大生で、耳と指は売買のための運搬だったのではと推測された。
捜査本部とは別部隊でSM班は捜査を始め、真相に迫っていく。

SM班のメンバーは個性が強く、得意分野では優秀さを発揮するが、それぞれが抱えている闇もありそう。
1作目では上手く噛み合って犯人逮捕に繋がる

続く2作目は、1作目の事件に刺激を受けた犯人が猟奇的事件を起こしていく。
この事件にSM班メンバーの二人が巻き込まれてしまい、SM班が事件捜査にかかわることになる。

1作目の人のパーツを売買するという設定も異常だし、その影響を受けた2作目も事件設定は気色悪い
一方でSM班の頓珍漢な個性のぶつかり合いがストーリーを暗くさせず、テンポ良く展開していく。

2作目まではまだメンバーの素顔や闇に触れるところまでは至ってなく、シリーズが長く続きそうな予感

SROシリーズ、生活安全課ゼロ係シリーズの新作も待たれるところですが、本シリーズの次作も楽しみです。

1作目(シークレットミッション)は 文芸カドカワ 2017年5月号から2018年5月号に連載された 警視庁特殊捜査班 Secret Mission を加筆修正・改題して 文庫化したもの。
令和2年3月25日初版発行

2作目(モンスター)は書き下ろし作品 令和2年5月25日初版発行





コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。