ティコ・ブラーエ


パパとママの視点から
子供と建築探訪
こどものおやつから考える体にやさしいレシピ

アスティエ・ド・ヴィラット

2010-01-31 | いいもの


アスティエとの出会いは以前働いていたお店。
マーガレットシリーズのお皿が一枚だけ残っていた。
正直値段に驚いたのが最初の印象。
だが、その当時の店長の感性に刺激を受けつつ、いろんなものを意識してみていくうちに、ものの良さ、自分の好みが明確になってきた。
アスティエの独創的な世界観にはファンが多いが、私もその一人。
つややかな白い釉薬の下からのぞく黒土が深い味わいを生み出し、繊細でありながら、ぽってりとしたあたたかさがある。
手にしたときの軽さと薄さには驚く人も多いだろう。

Astier de Villatte(アスティエ・ド・ヴィラット)とは、パリの12区のにアトリエを構え、パリ市内に工房を持つ唯一の陶器だ。
アンティーク調で、伝統を感じさせるような器だが、実はパリのボザールで出会ったクリエーターたちが始めた若いブランド。
インスピレーションの源は芸術一家のAstier de Villatte家のエスプリ、ローマでの暮らしの経験、蚤の市や屋根裏部屋で見つけた美しくも奇妙で魅力溢れるものたち・・・だとか。
フランスの土と伝統的な技術を用いてすべてハンドメイドで制作されている。
意図的にゆがみやがたつきを残すことで、作り手の思いと共に作品性を帯びる。



我が家のアスティエくん。
マーガレットシリーズのフラワーベース。
結婚の記念にと唯一!?おねだりしたもの。
生のお花もすきだけど、いつもドライの花をいれてしまう。
自己主張が強いかと思ったが、以外に控えめ。
でもなくてはならない大事な存在、立派に仲間入りを果たしました。
といいつつ、すでに4年目。
そして、明日は結婚記念日。
アニバーサリー女と言われつつも、やっぱり記念日は気になるママでした。


お料理曜日

2010-01-30 | 料理
土曜の朝はパパさんが渉くんを児童館に連れてってくれるため、しばしゆっくりさせてもらっている。
昨日は一日渉くんとバトル。
ご飯は作るもの作るもの、床にポイッ、食器は投げつけられ、おっぱいは噛まれまくり。
さすがのママさんもご立腹で離れていると、タッパーで頭をゴンゴン!取り上げると髪をひっぱりまくり、寝たのは12時前。
久々に涙の出た一日。
それから二時間おきにえーんえーん。
ということで寝不足ぎみを癒そうと横になったものの、今日のお昼ご飯、無性にちゃんとしたものが食べたくなった。
冷蔵庫の中身を思い出し、いざ活動開始。
ちゃんとしたものと言っても、ご飯とお味噌汁とおばんざいのご飯。
土曜の昼ってどうしてもうどんとかで済ましてしまうことが多いから、今日は栄養のあるものを取ろう。



ということで、本日のメニューはじゃこご飯、野菜入りだし巻き卵、昨日炊いたお豆さん、ほうれん草、たこ天(おいしそうなのがあったので)とお味噌汁。
あ~やっぱり和食は美味しいなぁ、としみじみ。
メインがなくいろんなおばんざいがあるのも楽しくていい。

渉くん、お昼寝タイムにはいったので、夜の仕込みもすませちゃおう。
土曜日の夜はパパさんの家族とご飯を食べるのが定番。
今日はこないだつくったラザニアがあるから副菜のみで!



じゃがいもが安かったのでポテトサラダに。
スライス玉ねぎ、ピクルス、パセリ、をたっぷりいれて、マヨネーズ、オリーブオイル、クレイジーソルト、ナツメグをいれて味付け。
これが結構好評。
サラダにはいつもいっぱい具をいれたくなる。
ポテトもつぶしすぎずに、ごろごろという感触が残る程度がお好み。

もう一品はキャベツのスープ。
ロールキャベツを作ったときのキャベツがたくさんのこっているので、大胆に4分の1カットをごっそりそのまま。
ブイヨンとベーコン、ローリエ、ナツメグをいれて弱火でコトコト20分程度。
塩コショウで味付け。
キャベツの甘みとベーコンの油がとけだして美味しいスープに。
キャベツもいっぱい食べれてお手軽簡単レシピ。


今日も一日満腹日和でした。



今日の渉くんは



昼ご飯中寝ちゃいました。
ミラクル2回目。
疲れたんだね~!!

ロールキャベツ

2010-01-28 | 料理
図書館で表紙が目に留まり借りた本。
「いつも、ふたりで 
  ばーさんがじーさんに作る食卓」

和食の料理本かな、と思いきや他国籍料理がいっぱい。
出版時,料理制作担当cinco(ばーさんのこと)69歳。
撮影とブログ書き込み担当sesenta(じーさんのこと)69歳。
ブログで書き綴ったものが本になったようだ。
しかし一流レストランにも海外旅行にいったことがないというcincoの料理は本格的でもあり家庭的でもあり、そしてなによりオシャレだ。
食器も盛り付けも考え方も。
そして文章の随所からsesentaを思いやる心が感じられる。
この年でこうまで思われる旦那さんはどんなに素敵な人なのだろう、、、と考えつつ。
我がパパさんにもそうなってもらうとして、私も作れる人になるために!?今日はちょっと
はりきろうかな。
そーいえば昨日新聞にロールキャベツが載っていたな。
時間がないとなかなか作れないが、渉くんちょうど夕方お昼寝してくれたので、ちょっと手間をかけて挑戦。
友達から教えてもらったかぼちゃサラダと共に。



<かぼちゃサラダ>
ふかしたかぼちゃにマヨネーズとたまねぎのみじん切り(水にさらしておく)、クレイジーソルトを入れてまぜまぜ。
今日はオリーブオイルとパセリもいれてみた。
チーズやピクルス、ケッパーなどいれても合いそう。

芋栗南京系を好まないパパさんもこれはお気に入り。
ロールキャベツも今までで一番美味しい、とのお褒めの言葉をいただき、おあとがよろしいようで。
ちゃんちゃん

パリ

2010-01-27 | ママ
フランス人の友人が送ってくれた写真。
いつもいい写真が多いので紹介。
パリも冬、寒さが伝わってくるようだ。










こちらのバス。
フランス映画で有名な「地下鉄のザジ」にでてくるバスと一緒だそうだ。



1960年の作品だから50年もたっているのに!




仏題名は「ZAZIE」
パリを舞台におてんばで生意気な少女ザジと奇妙珍妙な大人たちが巻き起こす大騒動の物語。
現代フランス文学で最も前衛的な作家、レーモン・クノーの小説を、ルイ・マル監督が、ユーモアと皮肉たっぷりに描いた作品だった。

昔このポスターがほしくてほしくて探しまわったが、手にはいらなかったことを思い出した。
そして短い前髪に憧れたこと。
懐かしい。。。

渉くんがもう少し大きくなったらもう一度見てみよう!

柚木沙弥郎

2010-01-26 | いいもの



染色作家として活躍している柚木沙弥郎さん。
その図案は大胆でありながらなんともほほえましくやさしい。

   世の中なんでもないものなんてないのかもしれない。
   しかしそのなんでもないものを詮索するときりがない。
   僕はなんでもないものをそのまま面白いと思う。

ホームページのトップに書かれた彼の言葉がすべての作品を物語っている。
彼と書いたが、1922年産まれの御年88歳のおじいちゃんだ。

美術史を学ぶため1942年に東京大学に入学したが、勉強は戦争で中断され、46年から大原美術館(岡山)に勤務。
そこで和紙に大胆な民芸模様を型染めした暦に出会い、民芸に魅せられた柚木は民芸運動のリーダーである柳宗悦(最近人気の柳宗理の父)の作品を読み始める。
これが柚木の人生の転機となり、暦をデザインした芹沢介のもとに弟子入りすることになる。(柚木沙弥郎HPより)
ここから染色の人生がはじまった。





絵を書くのが本質的に好きという言葉のとおり、描く楽しさが伝わってくる。
絵本の中の動物たちの表情は愛くるしく、やさしい人が描いたんだろうな、と思わせる。

そして彼のお孫さんが開いているお菓子屋さんの‘hana’のクッキー(箱も)のデザインもしている。



             hana http://www.hanahomemade.com/hana/sweets/index.html


年齢を重ねるごとにその人の生き方が表情に表れてくる。

何歳になってもやさしい心を持っていたいと思う。