ティコ・ブラーエ


パパとママの視点から
子供と建築探訪
こどものおやつから考える体にやさしいレシピ

クリスとティミー

2010-01-04 | ママ
壁に貼ってある写真を見て思い出した。

高校一年生のときに行ったサンディエゴ。
ホストファミリーには四歳と五歳の男の子がいた。
お兄ちゃんのクリスと弟のティミー。
小さい子がまわりにいない環境で育った私は接し方が分からず緊張していたが、さすがは子供、すぐになついてくれた。
マイペースなティミーはお母さんと仲良し。
甘えん坊のクリスはいつも横にひっついて
‘ヘイ、ショウーコォー’と私の顔を見上げていた。
笑顔のときもつまらない顔のときも。

兄弟喧嘩になると怒られるのはいつもクリスだった。
やんちゃな子供達はスーツケースから荷物を出して遊ぶのが大好き。
毎度のことに我慢しきれず私もクリスに恐い顔をしたことがあった。
じっと悲しそうな目で見上げられた。

子供をもった今考える。
ティミーにお母さんを取られて淋しいかったんだろうな、甘える人がほしかったんだろうな、と。
その気持ちに気づいてあげれなかったこと、冷たくしてしまったことを今更ながらに後悔した。



子供心は傷つきやすく、繊細だ。
だんだん自己主張をしてきた渉くんも、母子一体の赤ちゃんだったときとは明らかに違う。
これから成長していく中で何度となくぶつかることが出てくるだろう。
しかし親が絶対ではない。
子供と常に対話しながら向き合っていきたいと思う。