ティコ・ブラーエ


パパとママの視点から
子供と建築探訪
こどものおやつから考える体にやさしいレシピ

結婚と本

2010-01-18 | ママ
人生のパートナーの条件は?
と聞かれると何と答えるだろう。
今なら‘家族を大切に考える人’かな、でも恋愛中では見えてこない。
驚くことに知り合いの結婚している人ほとんどが、離婚を考えたことがあるという。
年齢が増せばその回数が増えるのは想像に難くない。
ふたをあけてみれば、というのがやはり実情なのか。

この答えに面白い答えをだしている記事を見つけた。
朝日新聞の折込、斎藤薫さんの文章だ。
最初に答えをいうと、‘本を読むかどうか’。

本を読むというのは人生をどう生きるか、という生き方の姿勢にまで関わってくるという。
読む人と読まない人では、物事の捉え方、考え方、何らかの問題に際してちゃんと頭をひねって考えるか、考えないという違いがでるという。
確かに、日々の生活のなかでまじめに考えるという時間は意識しない限りなかなかない。
仕事や生活のことではなく‘生き方’ということに関してだ。
一日一日があっという間に過ぎていく中で、ふと別世界にワープし、自分自身と向き合えるのは本しかない。

さらに彼女は言う。
今は忙しくて読めない人もいる。でも、退屈なくらい自分の時間が持てたとき、退屈をそのままもてあますか、時間を惜しむように読書するか、そこに詰めようのない心のミゾが生まれてしまうはず、だと。

恥ずかしながら、私もあまり読書はしてこず、夏目漱石の「こころ」を読んで感動したのはつい2年前だ。
結婚してから色々な本を読むようになったが、いつも本は何かしらを与えてくれる。
考えさせてもくれるし、悩んでいるときの答えを出してくれることもある。
言葉の美しさに感動したり、言葉の組み合わせにほほーと関心することもある。
日々をただただ過ごすには人生は長すぎる。
自分を客観的に見るためにも読書は有効だ。

パパさんは本から産まれたような人だ。
寝てもさめても読んでいる。
さて、我ら夫婦は心のミゾをつくらず過ごしていけるでしょうか。。。