時の日のびょうびょうたるを引き寄せる 平成の次なる菖蒲二つ三つ 水玉星鴨が来ている菖蒲池 児化粧の白の際立つ花菖蒲 白蝶の舞ふは吉兆菖蒲園 五月晴名付けてみたが菖蒲散る 酔美人なんと儚き菖蒲の世 連城の壁菖蒲はエイっと越えてゆく 夢の泉菖蒲はどこから来たのだらう 白水玉星菖蒲のあをさ極まれり 千代の春ひときわ高く菖蒲咲く 錦の袖改憲笑止菖蒲祭 霧ヶ島白また白の花菖蒲
私とは誰か問いつつ梅雨に入る 小器用な十七音の梅雨に入る 自暴自棄俳句に託し梅雨に入る 21世紀の有季定型アホか梅雨に入る なでおかめ顔より心梅雨に入る 竹岡一郎北大路翼梅雨に入る ジトジトのベトベト梅雨の女神たち テク犯の騒音被害梅雨に入る 俳句とは十七音の真闇梅雨に入る 幼児虐待韓国では躾け梅雨に入る さかしまなSPRING HAS COME梅雨に入る 正木ゆう子と一歳違い梅雨に入る 俳句は文学じゃないブルース梅雨に入る たった一行でいまさら何を梅雨に入る 何を言っても無駄だから梅雨に入る 俳人をHIGH人たらしむ梅雨に入る ハリー・ベラフォンテの絶望の歌梅雨に入る
俳句とは地獄の一丁目に咲く菖蒲 まほろば 最新作 即興
今日は28度まで上がり、よく晴れていましたが、風が無く、イヤな日差しを感じました。テク犯の攻撃もほんの一部、目立たないところで集中しました。それは菖蒲祭り会場の俳句ブースでのことでした。私が入ると追いかけるように隣に座った40歳位の女性がイヤなはしゃぎ方をしていました。3月の梅祭りで特選に入ったようで、どこの結社にも入っていないようでした。ビギナーズ・ラックというやつです。小うるさい上に、俳句での礼儀を知らず、何か抽選に当たったような軽薄な騒ぎようでした。その次に入って来た70歳代の女性も雑誌に載ったことをあどけなく自慢していました。ここまで来て、アッ・・私へのイヤガラセ(仄めかし)と気付きました。私も【梅祭り】では上位入選(秀逸)しており、最近、雑誌にも載っています。この二人が身近で同じような経験をした者としてセレクトされ、一瞬の間、私にそれとわかるようにあてがわれたわけです。この時、私は自分の投句に集中しており、まさかこんな所で集団ストーキングされとは思ってもみませんでした。おまけに、受付の区俳句連盟のどこかの結社の婆さんは【去年特選を取った人は減点するように(選者に)言っておかなくちゃ】などと口走り、もう一人の受付の男性にたしなめられてもいました。脳へのマイクロ波(軍事用特殊電波)のGPS情報と連動したピンポイント照射による俄かストーカーにせよ、これが俳句屋(俳壇ローカル)の実態でしょう。もとより金と時間をかけてのホンモノの公募や結社賞などではないので表彰や賞品とも無縁で、何の痛手もありませんが、このような日常の句作の延長上にある俳句活動にまで、テクノロジー犯罪【電磁波犯罪&集団ストーカー】の被害が発生するのは不快極まりないことです。それが加害者側のいちばんの狙いなのでしょう。・・・《続く》
水の都菖蒲の夢を見しといふ 蛍舟菖蒲の咲かぬ世となりぬ 満開の菖蒲を待ちて水玉星 紅公子咲かぬ菖蒲の夢三夜 ドラゴンのあをき火を吐く花菖蒲 水のひかり菖蒲はどこから来るのだらう 追い風に追はれ菖蒲の街を行く ヴァーチャルな菖蒲のあをさ紫宝殿 花菖蒲まだ咲かぬ世の濤碧し 藍草紙捲れば菖蒲の奮い立つ 追い風に追はれて久し菖蒲園 スティップルドリップルズまたの世に菖蒲咲く 八咫鏡ひび割れてゐる菖蒲の世 青根咲く菖蒲の園に薄日さし 月宮殿白一本の菖蒲咲く 野花菖蒲「風に吹かれて」口ずさむ 大納言菖蒲は空をつらぬけり 紅小町菖蒲の虚空を見はるかす 千代の春またも菖蒲の世となれり 時間の響き菖蒲のすべて夢と化す 玉宝蓮菖蒲は空を漂へり 千歳といふ名の菖蒲空動く 夏姿菖蒲の夢を見たのです 長生殿人間のすべて菖蒲咲く
冷房す生活保護の友とゐて 冷房すハンカチ王子復権す 冷房のシャツ一枚の未来絵図 人間のすべて記憶のすべて冷房す 冷房すただ呆然と茫洋と 独学のマグナカルタ冷房車 冷房すトマトどこまでもトマト 鬼太郎の目玉の親父冷房す 冷房すただ冷房すわれらが自由 父・母・師・友わたしはどこか冷房す 早朝の公園まず身体から冷房す さがみはらにはいくのちちが冷房車 まう一度亡母とまう一度冷房す 壊しなさい建て直しなさい冷房す(母の遺訓) 何も無い場所から四十年冷房す コンビニエンスの意味探るため冷房す 泣きなさい笑いなさいまた冷房す