今やっと帰宅出来た。今日も一日置いて土曜と同じ東京東部の下町タウンでの勤務であった。天気も良く気温も20度を少し上回り秋らしい清々しさに満ち溢れた日であった。仕事もほぼ順調で今月いっぱいはここで希望日に勤務出来る体制が整った。想定外だったのは昼休みに主宰から電話が入り土曜の句会の中の1句 熱湯に五右衛門飛び込む月明かり→湯の中の月に飛び込む五右衛門が と添削していただいたことを知らせていただいた。前者のオリジナルが単なる叙述に終わっているのに対して、後者では「湯の中の月」に向かって飛び込む五右衛門の死を前にした心象風景が描かれている。まさに名人芸とはこのことであろう。主宰の言は【五右衛門になりきる】ということであった。心より感謝したい。さて例のごとくかなり遠回りしてただ横になりたい一心で帰宅するとK誌が到着していた。この号への投句5句は全て無季であったが何と4句も選んであった。私のもの以外はことごとく有季である。自分に与えられた役割ということだろうがとにかく望外の喜びである。私なりの現代を生きる人間のたましいへの感慨を拙い言葉で無理に17音に押し込めたような駄句に過ぎなかったが、おそらく選者の一日も早くもっと本物をしめすようにという愛の鞭であろうか。句作を再開して本当に良かったと思えた瞬間である。 ジミ・ヘンドリクスの「星条旗よ永遠なれ」秋終る まほろば
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