金子兜太の9条俳句盛夏なり まほろば昨日夕方近くに帰宅して、つい先ほどまで起き上がれずにいた。きのうは午後から風も出て、20度台後半の爽やかな一日であった。きょうはそうはいかない。重要な用件も多いが、直射日光を避け、水分補給に注意しなければならない。これからまた若干の句作に入る。一日一季題とまでいかないが、これからの2ヶ月は本格的な夏に入る。夏の季題は目白押しである。毎月10・20・末日の3回定例の投・出句を行っている。他に季刊のものや、賞などへの応募も加わるのでけっこうな句数になる。これくらいないと、日常と句作の間隙は埋まらない。そろそろ老境に入るという時に、俳句や詩の非日常性はあやふやな日常の断片に時として牙を剥いて来る。この国の内外で命があっさりと奪われる時勢の渦中で、日常と非日常のバランスを取りながら、安定した句作を続けることはこの上ない財産ではなかろうか。・・・《続く》
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