まほろば俳句日記

毎日見たこと聞いたこと感じたことを俳句にします。JーPOP論にチャレンジ。その他評論・エッセー、学習ノート。競馬も。

季感があれば季語がなくてもよい(角川春樹)/新俳句入門(3)

2017-04-02 13:25:18 | 新俳句入門

私の最初の俳句入門は1979年のニッポン放送オールナイトニッポン【角川春樹の俳句教室】であった。入選句は『春日向風紋のしみ散乱す』である。これをきっかけに2年間にわたって【河新人会】に参加した。当時、春樹氏は映画プロデューサーとして飛ぶ鳥を落とす勢いであったが、俳句に関しては全くの初心者であった。その春樹氏の率直な言葉に『俳句は季感(を表す言葉)があれば季語はなくてもよい』というものがあった。これに対しては、「河」誌上で吉田鴻司氏の【季語の働きの重要性】という発言が記憶に残っている。春樹氏は、しばらくして『季語の重要性がわかった』とした。氏は義母照子主宰の死後、河主宰を継承したが、その出発に当たってのキャッチフレーズに『季語の無い俳句も俳句として認める』というものがあった。【魂の一行詩】の提起である。しかし、2014年の私の二度目の俳句入門にあっての約20句(選)以外は、「河」の誰一人【無季句】を投句する者はなかった。・・・《続く》

 クノッソスの迷宮獣身たるを忘れまじ     まほろば

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