シンガポールで開催中の安倍ープーチン日露首脳会談で、1956年の日露共同宣言(国交回復)の歯舞色丹の【二島返還】明記を、両国で62年ぶりに再確認するかたちで合意に向かうことが明らかになった。年内にアルゼンチンで開かれる国際会議で引き続き両首脳が話し合い、来春にも予定されている安倍首相のロシア訪問で正式に合意する模様。歯舞色丹両島は、島根半島の延長上にある小島群に過ぎず、北方領土(南千島)の本体はあくまで国後・択捉にある。このまま【平和条約】に進展するためには、この二島の将来の返還につながる何らかの取り決めが必須となる。今後の交渉の進展内容が注目される。・・・《続く》