冬晴の爆音隣家に子のひとり デスマスク冬日にかざす夢なかば 冬晴やマツコ・デラックスといふ白さ 寒晴や生涯小男を通す 冬日満つ二十一世紀の虚子はなく 死者のごとく追いつ追われつ冬日中 人類は滅ばず凍空の続きをり 凍雲や十五で上京恋あまた(Tさん) 冬の雲流れて故郷捨てし過去 終電のどこかで続く冬の月 人生に指針はなくて寒暮中
「新雑句雑感」カテゴリの最新記事
【最新作】夜の蝉を愛しと思うとき来たれり まほろば/新雑句雑感
【最新作】海の向こうの戦争隣人を撃つべきか まほろば/新雑句雑感
【最新作】母と子の小さな花火夢の世へ まほろば/新雑句雑感
【最新作】シティポップ六道輪廻歌い了え まほろば/新雑句雑感
【新作20句②】八月の地獄のような人類史 まほろば/新雑句雑感
【新作20句①】アカペラの少女晩夏の光ます まほろば/新雑句雑感
八月へ・・選挙・路上ライブ・一人吟行など/日常雑感
【最新作】空蝉を源郷として蝉落ちる まほろば/新雑句雑感
【最新作】蝉鳴けど蝉鳴けど誰かの死の臭い まほろば/新雑句雑感
簡単な死が溢れ出す芒種以後~作品20句②/新雑句雑感