THEカラオケバトルU-18歌うま甲子園【四天王】争奪戦で優勝し、空席となっていた4人目の【四天王】となった佐久間彩加は、これまで規格外の天才歌姫と呼ばれていた。天才というと、まず最初に浮かぶのがマライヤ・キャリーである。J-POPは、積み重ねられた日本人特有の言語表現と《歌謡》の歴史を背負ってのものなので、一概に海外のものと同一視することは出来ないが、マライヤも佐久間もおおまかに言えば共通の時代と世界に存在しており、その点ではほんの少し比較してみても別に差し支えは無いはずだ。初期の代表曲『WITHOUT YOU』を聴いてみた。・・やはり、肉声によって《想い》を伝えること、歌うということが一線を超えて聴く者との共有空間を形づくっており、その片時の空間こそが何より尊いのだという【感動】を与えてくれる。カラオケバトルというのは、21世紀日本に棲息する私たちにとって、実に身近でいつでもマスメディアを通じて耳を傾けることの出来るPOPな表現形式である。江戸期までは、短歌・俳句や漢詩などのバリエーションが一定の大衆性を持っていたが、明治以降の近代化の過程で封建遺制とも相俟って都市インテリの閉ざされた表現形態に止まった。第二次世界大戦後に至って、大正・昭和のモダニズムの大衆化されたジャズやブルース、シャンソンなどの欧米音楽の導入が継承され、昭和歌謡として多様化し、戦後の人々の精神の拠り所として普遍化された。・・・《続く》
マライヤ・キャリー 『WITHOUT YOU』 1994
https://youtu.be/Hat1Hc9SNwE?t=247
佐久間彩加 カバー 『桜色舞うころ』(原曲 中島美嘉 2005)