まほろば俳句日記

毎日見たこと聞いたこと感じたことを俳句にします。JーPOP論にチャレンジ。その他評論・エッセー、学習ノート。競馬も。

大利根月夜/雑句雑感六~プロローグ4の終わり(その18)

2015-05-12 18:42:30 | 雑句雑感Ⅵ
夏来るマルコポーロのごとく来る  大枯野別れの一本杉はどこだ  無法松の一生涅槃図に参入す  さみだれや祝詞一行で事足りる  大祓詞の余白あをあらし  泣いた泣いたの荒野に裸木一本見ゆ  ヘッドギアに大利根月夜流れだす  マザーデー松島水族館の終幕  隣人の声なき声か梅雨に入る  ビリギャルの青巨大化す聖五月

ロックンロールという人生/雑句雑感六~プロローグ4の終わり(その17)

2015-05-12 00:51:43 | 雑句雑感Ⅵ
うつくしと歩を緩めゐる躑躅かな  駅までの徒歩二十五分つつじ燃ゆ  躑躅咲く空に分け入る道ほそし  対抗試合どちらも躑躅撫で過ぎぬ  箱舟捨つれば街つつじ野と化せり  明歴の大火鎮火せず躑躅咲く  鉄塔の解体工事躑躅咲く  出火の理由知ってか躑躅紅うすれ  のこる蕊こころが三つ花躑躅  表札に庭師とありぬ躑躅咲く  庭つつじロックンロールという人生