まほろば俳句日記

毎日見たこと聞いたこと感じたことを俳句にします。JーPOP論にチャレンジ。その他評論・エッセー、学習ノート。競馬も。

嘆きの壁/10句

2015-05-04 22:20:03 | 雑句雑感Ⅵ
摘草やあの世の母とこの世の母  
生きるための白さをもとめオキザリス  
雪柳瀕死の私ばかりなり  
一弦琴の火を奏でゐる兜子の忌  
GACKTは近江の人で海市の人  
嘆きの壁の銃痕あらた夏立つ日  
平家琵琶の炸裂憲法記念の日  
顔の泥は拭いても取れず春の果て  
春屠るため終夜運転の渋谷  
デスマスクはたぶん少年春惜しむ

あと三日/雑句雑感六~プロローグ4の終わり(その10)

2015-05-04 17:13:29 | 雑句雑感Ⅵ
バッキャオとメイウェザー黄金週間熱し  黄金週間泥鰌すくいの真似をする  黄金週間昭和で始まる闇ばかり  黄金週間中畑清のゼッコーチョー  黄金週間求めよさらば開かれん  ゴールデン・ウィークやっぱり赤字(スカ)だった  ゴールデン・ウィーク敷金礼金何も無し  ゴールデン・ウィークの新宿ゴールデン街閑散と  ゴールデン・ウィーク明けてスローダウンの一途  ゴールデン・ウィークあと三日うらうらら  ゴールデン・ウィーク落花生の品切れに

たったひとりの反乱/雑句雑感六~プロローグ4の終わり(その9)

2015-05-04 12:46:04 | 雑句雑感Ⅵ
みどりの日結社を一つ屠りけり  みどりの日コーリャンタウンを縦断す  家庭菜園農とは違うみどりの日  植木屋の子は等なりみどりの日  公園のパッパラパーおじさんみどりの日  たったひとりの反乱いまもみどりの日  いっそのこと国旗は緑にみどりの日  上野はおいらの心の駅だみどりの日  東京の果てに来ているみどりの日  松尾芭蕉はただの隠密みどりの日