世界の終り/雑句雑感Ⅴ~プロローグ4の始まり(その35) 2015-03-16 21:34:05 | 雑句雑感Ⅴ 春闌けて永山則夫は生きている 世界の終りに得るもの多し春の底 白球の絶望春空に果てはなし 春の灯や誰もが路上の神となり 殉死は無用の貼り紙あふれ鶴帰る 初燕六本木五丁目人の濃し 囀りやローリング・ストーンズの黒く塗れ 今夜まだ1本足りぬ春の歌舞伎町 春泥にまみれてをんな空見上ぐ ゲバラの日記の結末として亀鳴けり