以前、週刊文春の記事をもとに、こんな記事を書きました。
創価学会によるスラップ訴訟(2023-08-28)
ツイッター(X)界隈では有名な「七ツ星さん」というアンチの方が、創価学会から明らかな嫌がらせの訴えを起こされたという記事です。
「聖教新聞の写真を無断でツイッターにアップしたのは著作権侵害である」として、創価学会は「七ツ星さん」に損害賠償を請求したのです。
明らかな、スラップ訴訟でしょう。
時々、ツイッター(X)を覗くことがありますが、最近では、「創卒の女神さん」という方が、創価学会による「スラップ訴訟」を起こされたと投稿されています。
クマの嫁というのは、昨年、セクハラまがいの卑猥なLINEを暴露されて参院議員を辞職した、あの熊野正士氏の奥さんということですね。
熊野正士元参院議員の事件をおさらいしてみましょう。
熊野正士
不祥事:
2022年9月6日、「文春オンライン」と「デイリー新潮」は、熊野が社会福祉団体幹部の50代独身の女性にわいせつ行為を行い、卑猥なLINEを送り続けたとの記事を配信した。自身と女性のそれぞれの性器を細かく描写したLINEの投稿の画像が両ウェブサイトに掲載された。熊野が体調不良のため入院していることも明らかとされた。文春オンラインは、女性が創価学会の2世信者であることを明かし、「女性はこの件を北側一雄副代表に訴えており、公明党中枢は遅くとも5月には熊野氏のトラブルを把握していた」「公明党はそのまま参院選の公認候補として出馬させた」と報じた。9月8日、「週刊文春」と「週刊新潮」の最新号が発売。9月9日、公明党は、両誌による「熊野のセクハラ行為を党幹部が隠蔽し、口封じした」との報道が名誉毀損行為に当たるとして、発行元の文藝春秋と新潮社に対し、それぞれ損害賠償の支払いと謝罪広告の掲載を求める訴訟を東京地裁に起こした。
同年9月29日午後、熊野は家族らと面会。議員辞職の意思を示した。同日夜、石井啓一幹事長ら幹部が熊野の家族から辞職願を預かった。同月30日、参議院議長へ辞職願が提出され、辞職が許可された。同日、石井は記者会見を開き、「本人は週刊誌報道を事実として認めて辞職したわけではない」と述べた。熊野の妻は相手女性に対し、法的措置を行った。
(Wikipediaより)
次に押さえるべきは、文春オンラインですね。
少し引用します。
文春オンライン
「今日の下着の色は?」公明党・熊野正士参院議員のセクハラを被害女性が告発〈LINE入手〉(2022/09/06)
公明党の熊野正士参院議員(57)が、創価学会の女性信者との間でセクハラトラブルを抱え、現在入院中で面会謝絶の状態にあることが「週刊文春」の取材で分かった。
公明党だけでなく創価学会全体に広がりうる大問題に
熊野氏は1965年、兵庫県姫路市生まれ。愛媛大学医学部、同大学院博士課程を修了した医学博士で、近畿大学医学部附属病院(現・近畿大学病院)や大阪医科大学附属病院(現・大阪医科薬科大学病院)での勤務を経て、2016年 7月の参院議員選挙に公明党公認で比例区から出馬し、初当選を果たした。その後、2020年9月には菅義偉政権で農林水産大臣政務官に就任。今年7月の参院選にも比例区で出馬して約27万票を集め、2度目の当選を果たした。現在は公明党の農林水産部会や厚生労働部会の部会長代理を務めている。自身のホームページによれば、妻と2人の娘がいる。
「実は熊野氏は創価学会信者の女性・A子さんとセクハラトラブルを起こし、あげくの果てに入院、雲隠れしてしまったのです。A子さんは親の代から創価学会に入信している熱心な2世信者で、福祉団体の幹部も務めています。公明党だけでなく創価学会全体にまで問題が広がりそうなのです」
〈画像入手〉セクハラLINE「可愛いね」「I love you……」
こうした情報を得た小誌はA子さんに接触。すると、熊野氏との出会いから、その後のセクハラ被害まで全容を明かしたのである。
A子さんが語る。
「私が熊野さんと出会ったのは2019年2月のことでした。共通の知人を介し熊野さんを紹介され、名刺交換をしたら彼からLINEが来るようになりました」
しばしば連絡を取り合うようになり、出会いから1年半ほど経つと、熊野氏は毎晩のように電話をかけてくるようになったという。
「そのうちに、だんだんと私に卑猥なことを言ってくるようになったんです。『いま、どんな格好をしているの?』から始まり『今日の下着の色は?』とか……」(同前)
熊野氏は徐々にエスカレートし、例えば今年3月4日にはLINEで〈可愛いね、愛しのA子さん。〉などと送ってきた。さらに3月26日には、より過激な文言が送られてきた。
「正直口にするのも憚られるようなメッセージの連続で、私との性行為を勝手に妄想したおぞましい内容でした」(同前)
そこにはA子さんを凌辱するポルノ小説さながらの記述が、これでもかと並べ立てられていた。
また、こうした電話やLINE上のセクハラのみならず、面会した際に尻を触るなどの具体的なセクハラも過去にはあったという。
(中略)
所属議員の女性トラブルが絶えない公明党
「クリーンな政治」を標榜する公明党だが、所属議員の女性トラブルは後を絶たない。2017年には長沢広明参院議員(当時、以下同)が女性問題を小誌に報じられ議員辞職。樋口尚也前衆院議員も同年の選挙直前に同様の問題で公認取り消し。昨年には遠山清彦衆院議員がコロナ禍の銀座通いを小誌が報じ、その後、議員辞職した。
今回、被害女性のA子さんは、この件を北側一雄副代表に訴えており、公明党中枢は遅くとも5月には熊野氏のトラブルを把握していた。しかし公明党はそのまま公認候補として出馬させ、熊野氏は再選を果たした。今後の公明党の説明が注目される。
デイリー新潮では、女性が熊野氏と出会った経緯などが、もう少し詳しく書かれています。
少し引用します。
デイリー新潮
公明党・熊野正士議員の性加害が発覚 被害女性が明かす、身の毛もよだつ「セクハラLINE」の内容とは
公明党の熊野正士・参議院議員(57)が女性にわいせつ行為を行い、その後も卑猥なLINEを送るなどの性加害に及んでいたことが、「週刊新潮」の取材で分かった。
(中略)
熊野議員は医師として大阪大学の附属病院などに勤務したのち、2016年に公明党から比例区で出馬した経歴の持ち主。昨年まで農水政務官を務め、この7月の参院選で2度目の当選を果たしたばかりだ。ちなみに、熊野議員は妻と2人の娘の4人家族である。
「私が黙っていたことで、この間の選挙で彼を通してしまったという罪の意識があります。こんな人が議員をしていてはいけないと思っています」
こう憤るのは、関西地方の社会福祉団体で幹部として働く50代独身女性・恵子さん(仮名)だ。
痴漢された女性は、逃げるように立ち去ったが…
彼女が熊野議員と出会ったのは2016年のこと。勤務先に公明党の関係者がいたことから知り合い、熊野議員が団体に協力的な姿勢だったこともあり、一昨年に初めて食事に行ったという。
“事件”が起きたのは昨年10月だった。熊野議員が読みたがっていた本を渡すために会ったところ、帰り際に熊野議員が手をつなぐ素振りを見せてきたという。
「慌てて振り払ったら、手が私のお尻に当たったんです。そしたら、それをいいことにお尻をぎゅっと握ってきたんですよ。“痴漢ですよ!”“何をしてるかわかっているんですか!”と言いましたが、何だかぼーっとしてしまって通じない。“もう帰ります”とそのまま逃げるように立ち去りました」
その後、熊野議員がLINEで送ってきた“謝罪”が以下である。
〈恵子(注:原文は実名)さまのお尻、たまたま手に当たりました。そしたら、とても気持ちよかったので、つい、気がついたら、恵子さまのお尻を触ってしまっていました〉
卑猥なLINEを昼夜問わず送りつけてくるように…
熊野議員はこの一件で反省するどころか、逆にエスカレートしていった。頻繁に電話やLINEを送ってくるようになり、その中身は“過激化”。自分と女性の行為を妄想し、昼夜を問わず送り付けてくるようになったという。以下が「セクハラLINE」の一部。
〈ゆっくり手を伸ばして、服の上から恵子のお尻を優しく触るの〉
無論、体に触れた痴漢行為は迷惑防止条例違反、あるいは強制わいせつ罪に該当しうる行為であり、
「卑猥な内容のLINEや電話も、頻度によってはストーカー規制法に抵触する恐れがあります」(性犯罪被害に詳しい上谷さくら弁護士)
たえかねた恵子さんは卑猥な電話などについて、公明党の上層部に訴え出たが、山口那津男代表らは熊野議員を処分することはなかった。そこで今回の告発に至ったというわけだ。
当の熊野議員に事実関係を質すと、以下のような回答があった。
「現在、体調不良のため入院しています。本人に確認することができないため、回答することはできません」(事務所)
一方、公明党は、
「当該女性は、熊野に対し、妻と離婚することを執拗に強要しており、最近では期限を付して離婚するよう強く迫って、応じなければ週刊誌に情報を提供するなどと脅し、熊野は精神的にも極度に追い詰められていました」(公明党)
と、あたかも恵子さんに非があるかのように回答。しかし、恵子さんに改めて確認したところ「離婚強要などという事実は一切ありません」という。
【解説】
また、こうした電話やLINE上のセクハラのみならず、面会した際に尻を触るなどの具体的なセクハラも過去にはあったという。
文春オンラインでは、熊野氏のセクハラ行為がこのようにサラッと書かれています。
しかし、デイリー新潮では、熊野氏が恵子さん(仮名)のお尻を触り、その謝罪メールが届いたと紹介されています。その後、熊野氏の行為は「エスカレートしていった。頻繁に電話やLINEを送ってくるように」なったということです。
この時系列が大事だと思うのです。
直接会ったときにお尻を触られ嫌な思いをしたのなら、そこでLINEをブロックすれば良かったのではないでしょうか。
文春オンラインで紹介された画像の最初の2枚は、恵子さんは友好的に対応しているように思います。
妻子ある身で「可愛いね、愛しの■さん。」なんて送るのはどうかと思いますが、これに対して恵子さんは、「今日も頑張りましょう!」と返しています。
まるで、不倫関係にある男女のLINEのやりとりそのものです。
つづく3枚の熊野氏のラインは、妄想全開でポルノ小説のようですが、こういうメッセージを送るということは、両者の間で秘密の共有があるという了解があったのではないでしょうか。
熊野氏は、頭の悪い人ではないですから、こんな恥ずかしいLINEが後に相手から暴露されるなんて思ってもいなかったのでしょう。
それだけ、相手に好感を持たれている、信頼されていると思っていたことの証拠になります。
たとえ、それが独りよがりの妄想であったとしても。
(つづく)
獅子風蓮