獅子風蓮のつぶやきブログ

日記風に、日々感じたこと、思ったことを不定期につぶやいていきます。

これも創価学会によるスラップ訴訟か? その1

2023-09-23 01:46:20 | 創価学会・公明党

以前、週刊文春の記事をもとに、こんな記事を書きました。

創価学会によるスラップ訴訟(2023-08-28)

ツイッター(X)界隈では有名な「七ツ星さん」というアンチの方が、創価学会から明らかな嫌がらせの訴えを起こされたという記事です。
「聖教新聞の写真を無断でツイッターにアップしたのは著作権侵害である」として、創価学会は「七ツ星さん」に損害賠償を請求したのです。

明らかな、スラップ訴訟でしょう。

時々、ツイッター(X)を覗くことがありますが、最近では、「創卒の女神さん」という方が、創価学会による「スラップ訴訟」を起こされたと投稿されています。

クマの嫁というのは、昨年、セクハラまがいの卑猥なLINEを暴露されて参院議員を辞職した、あの熊野正士氏の奥さんということですね。

熊野正士元参院議員の事件をおさらいしてみましょう。


熊野正士

不祥事:
2022年9月6日、「文春オンライン」と「デイリー新潮」は、熊野が社会福祉団体幹部の50代独身の女性にわいせつ行為を行い、卑猥なLINEを送り続けたとの記事を配信した。自身と女性のそれぞれの性器を細かく描写したLINEの投稿の画像が両ウェブサイトに掲載された。熊野が体調不良のため入院していることも明らかとされた。文春オンラインは、女性が創価学会の2世信者であることを明かし、「女性はこの件を北側一雄副代表に訴えており、公明党中枢は遅くとも5月には熊野氏のトラブルを把握していた」「公明党はそのまま参院選の公認候補として出馬させた」と報じた。9月8日、「週刊文春」と「週刊新潮」の最新号が発売。9月9日、公明党は、両誌による「熊野のセクハラ行為を党幹部が隠蔽し、口封じした」との報道が名誉毀損行為に当たるとして、発行元の文藝春秋と新潮社に対し、それぞれ損害賠償の支払いと謝罪広告の掲載を求める訴訟を東京地裁に起こした。

同年9月29日午後、熊野は家族らと面会。議員辞職の意思を示した。同日夜、石井啓一幹事長ら幹部が熊野の家族から辞職願を預かった。同月30日、参議院議長へ辞職願が提出され、辞職が許可された。同日、石井は記者会見を開き、「本人は週刊誌報道を事実として認めて辞職したわけではない」と述べた。熊野の妻は相手女性に対し、法的措置を行った。
(Wikipediaより)


次に押さえるべきは、文春オンラインですね。

少し引用します。


文春オンライン
「今日の下着の色は?」公明党・熊野正士参院議員のセクハラを被害女性が告発〈LINE入手〉(2022/09/06)


公明党の熊野正士参院議員(57)が、創価学会の女性信者との間でセクハラトラブルを抱え、現在入院中で面会謝絶の状態にあることが「週刊文春」の取材で分かった。

公明党だけでなく創価学会全体に広がりうる大問題に

 熊野氏は1965年、兵庫県姫路市生まれ。愛媛大学医学部、同大学院博士課程を修了した医学博士で、近畿大学医学部附属病院(現・近畿大学病院)や大阪医科大学附属病院(現・大阪医科薬科大学病院)での勤務を経て、2016年 7月の参院議員選挙に公明党公認で比例区から出馬し、初当選を果たした。その後、2020年9月には菅義偉政権で農林水産大臣政務官に就任。今年7月の参院選にも比例区で出馬して約27万票を集め、2度目の当選を果たした。現在は公明党の農林水産部会や厚生労働部会の部会長代理を務めている。自身のホームページによれば、妻と2人の娘がいる。

「実は熊野氏は創価学会信者の女性・A子さんとセクハラトラブルを起こし、あげくの果てに入院、雲隠れしてしまったのです。A子さんは親の代から創価学会に入信している熱心な2世信者で、福祉団体の幹部も務めています。公明党だけでなく創価学会全体にまで問題が広がりそうなのです」

〈画像入手〉セクハラLINE「可愛いね」「I love you……」

 こうした情報を得た小誌はA子さんに接触。すると、熊野氏との出会いから、その後のセクハラ被害まで全容を明かしたのである。

A子さんが語る。

「私が熊野さんと出会ったのは2019年2月のことでした。共通の知人を介し熊野さんを紹介され、名刺交換をしたら彼からLINEが来るようになりました」

 しばしば連絡を取り合うようになり、出会いから1年半ほど経つと、熊野氏は毎晩のように電話をかけてくるようになったという。

「そのうちに、だんだんと私に卑猥なことを言ってくるようになったんです。『いま、どんな格好をしているの?』から始まり『今日の下着の色は?』とか……」(同前)

 熊野氏は徐々にエスカレートし、例えば今年3月4日にはLINEで〈可愛いね、愛しのA子さん。〉などと送ってきた。さらに3月26日には、より過激な文言が送られてきた。




「正直口にするのも憚られるようなメッセージの連続で、私との性行為を勝手に妄想したおぞましい内容でした」(同前)

 そこにはA子さんを凌辱するポルノ小説さながらの記述が、これでもかと並べ立てられていた。

 また、こうした電話やLINE上のセクハラのみならず、面会した際に尻を触るなどの具体的なセクハラも過去にはあったという。

(中略)


所属議員の女性トラブルが絶えない公明党

「クリーンな政治」を標榜する公明党だが、所属議員の女性トラブルは後を絶たない。2017年には長沢広明参院議員(当時、以下同)が女性問題を小誌に報じられ議員辞職。樋口尚也前衆院議員も同年の選挙直前に同様の問題で公認取り消し。昨年には遠山清彦衆院議員がコロナ禍の銀座通いを小誌が報じ、その後、議員辞職した。

 今回、被害女性のA子さんは、この件を北側一雄副代表に訴えており、公明党中枢は遅くとも5月には熊野氏のトラブルを把握していた。しかし公明党はそのまま公認候補として出馬させ、熊野氏は再選を果たした。今後の公明党の説明が注目される。



デイリー新潮では、女性が熊野氏と出会った経緯などが、もう少し詳しく書かれています。
少し引用します。


デイリー新潮
公明党・熊野正士議員の性加害が発覚 被害女性が明かす、身の毛もよだつ「セクハラLINE」の内容とは

公明党の熊野正士・参議院議員(57)が女性にわいせつ行為を行い、その後も卑猥なLINEを送るなどの性加害に及んでいたことが、「週刊新潮」の取材で分かった。
(中略)
熊野議員は医師として大阪大学の附属病院などに勤務したのち、2016年に公明党から比例区で出馬した経歴の持ち主。昨年まで農水政務官を務め、この7月の参院選で2度目の当選を果たしたばかりだ。ちなみに、熊野議員は妻と2人の娘の4人家族である。

「私が黙っていたことで、この間の選挙で彼を通してしまったという罪の意識があります。こんな人が議員をしていてはいけないと思っています」

こう憤るのは、関西地方の社会福祉団体で幹部として働く50代独身女性・恵子さん(仮名)だ。

痴漢された女性は、逃げるように立ち去ったが…

彼女が熊野議員と出会ったのは2016年のこと。勤務先に公明党の関係者がいたことから知り合い、熊野議員が団体に協力的な姿勢だったこともあり、一昨年に初めて食事に行ったという。

“事件”が起きたのは昨年10月だった。熊野議員が読みたがっていた本を渡すために会ったところ、帰り際に熊野議員が手をつなぐ素振りを見せてきたという。

「慌てて振り払ったら、手が私のお尻に当たったんです。そしたら、それをいいことにお尻をぎゅっと握ってきたんですよ。“痴漢ですよ!”“何をしてるかわかっているんですか!”と言いましたが、何だかぼーっとしてしまって通じない。“もう帰ります”とそのまま逃げるように立ち去りました」

その後、熊野議員がLINEで送ってきた“謝罪”が以下である。

〈恵子(注:原文は実名)さまのお尻、たまたま手に当たりました。そしたら、とても気持ちよかったので、つい、気がついたら、恵子さまのお尻を触ってしまっていました〉


卑猥なLINEを昼夜問わず送りつけてくるように…

 熊野議員はこの一件で反省するどころか、逆にエスカレートしていった。頻繁に電話やLINEを送ってくるようになり、その中身は“過激化”。自分と女性の行為を妄想し、昼夜を問わず送り付けてくるようになったという。以下が「セクハラLINE」の一部。

〈ゆっくり手を伸ばして、服の上から恵子のお尻を優しく触るの〉

 無論、体に触れた痴漢行為は迷惑防止条例違反、あるいは強制わいせつ罪に該当しうる行為であり、

「卑猥な内容のLINEや電話も、頻度によってはストーカー規制法に抵触する恐れがあります」(性犯罪被害に詳しい上谷さくら弁護士)
 
たえかねた恵子さんは卑猥な電話などについて、公明党の上層部に訴え出たが、山口那津男代表らは熊野議員を処分することはなかった。そこで今回の告発に至ったというわけだ。

当の熊野議員に事実関係を質すと、以下のような回答があった。

「現在、体調不良のため入院しています。本人に確認することができないため、回答することはできません」(事務所)

一方、公明党は、

「当該女性は、熊野に対し、妻と離婚することを執拗に強要しており、最近では期限を付して離婚するよう強く迫って、応じなければ週刊誌に情報を提供するなどと脅し、熊野は精神的にも極度に追い詰められていました」(公明党)

と、あたかも恵子さんに非があるかのように回答。しかし、恵子さんに改めて確認したところ「離婚強要などという事実は一切ありません」という。


解説
また、こうした電話やLINE上のセクハラのみならず、面会した際に尻を触るなどの具体的なセクハラも過去にはあったという。

文春オンラインでは、熊野氏のセクハラ行為がこのようにサラッと書かれています。

しかし、デイリー新潮では、熊野氏が恵子さん(仮名)のお尻を触り、その謝罪メールが届いたと紹介されています。その後、熊野氏の行為は「エスカレートしていった。頻繁に電話やLINEを送ってくるように」なったということです。
この時系列が大事だと思うのです。

直接会ったときにお尻を触られ嫌な思いをしたのなら、そこでLINEをブロックすれば良かったのではないでしょうか。

文春オンラインで紹介された画像の最初の2枚は、恵子さんは友好的に対応しているように思います。
妻子ある身で「可愛いね、愛しの■さん。」なんて送るのはどうかと思いますが、これに対して恵子さんは、「今日も頑張りましょう!」と返しています。
まるで、不倫関係にある男女のLINEのやりとりそのものです。

つづく3枚の熊野氏のラインは、妄想全開でポルノ小説のようですが、こういうメッセージを送るということは、両者の間で秘密の共有があるという了解があったのではないでしょうか。

熊野氏は、頭の悪い人ではないですから、こんな恥ずかしいLINEが後に相手から暴露されるなんて思ってもいなかったのでしょう。
それだけ、相手に好感を持たれている、信頼されていると思っていたことの証拠になります。
たとえ、それが独りよがりの妄想であったとしても。

(つづく)

獅子風蓮


「薬がない!」私のクリニックでも、困っています。

2023-09-18 01:22:24 | 政策・政治

d-マガジンで、興味深い記事を読みました。
引用します。


FLASH 9月12日号

薬価改定でジェネリック製薬会社が廃業&製造停止……
国の無策に木下博勝医師も「治療ができない」と怒り

咳止め 降圧剤 難病患者の治療薬も……
コロナ第9波で「薬がない!」争奪戦

新型コロナウイルスが5類に引き下げられてから4カ月――。日本ではひっそりと。医療崩壊が起きている……。

「欲しい薬がまったくないんですよ! 患者さんに苦しい思いをさせていると思うと、つらいです」
と憤るのは、女子プロレスラーでタレント・ジャガー横田の夫で、さいたま新都心ジャガークリニック理事長、麻布十番ジャガークリニック院長の木下博勝医師(55)だ。
「特に不足しているのが、アスベリンという咳止め薬です。アスベリンは、非麻薬性の薬であるため、副作用が比較的少なく、1歳未満の乳幼児から高齢者まで、幅広い年代の方に処方できる薬です。医薬品の卸売業者からは、原料が不足しているため、そもそも製造できていないと聞いています」
アスベリンがないために、類似の咳止め薬に注文が殺到し、次々と欠品。現在は、漢方薬に頼っているという。
「『麦門冬湯』が入荷できているので処方していますが、これも品薄になってきました。このままでは『診察したけど薬は出せない』という最悪の事態もありえます」(同前)
薬不足の背景にあるのは、新型コロナの第9波だ。
「新型コロナの症状のひとつが咳ですからね。また、完治した後も、後遺症として咳だけ続いたり、気管支喘息が再燃したりといった患者さんがいます。すでに、冬の第8波から不足気味でしたが、いっこうに改善されません。この薬の需要がこれほど高まっているということは、同じように感染が広がっているというわけで深刻です」(同前)
これだけであれば、ただの“天災”。だがこの薬不足は、“人災”かもしれない。都内の薬局では、新型コロナ以外の薬も不足しているという。
「血圧を下げるための薬であるニフェジピンや、重度の糖尿病に苦しむ人のためのインスリン製剤も入荷しないときがあり、ひやっとします。わずかな在庫でなんとか調剤していますが、命にかかわる薬ですからね……」(薬剤師)
医薬品卸業者の営業マンは、頭を下げてまわる日々だ。
「薬局と製薬会社の板挟みになって、正直つらいですよ。担当する薬局からは、ひっきりなしに入荷を催促する電話が入りますが、製薬会社から『出荷停止』と言われたらどうすることもできません」
コロナ関連以外の薬まで不足している原因は、国による医療費削減の圧力があると語るのは、製薬業界関係者だ。
「そもそも、医療保険が適用される薬の値段は、国が決めるものです。開発費用や効果、類似薬の値段を鑑みて決定されます。病院や薬局では、この薬価をもとに薬代を計算し、保険から受け取るわけです。もちろん、製薬会社が病院側に実際に売る値段は、それ以下です。その差額で病院側は利益を得ます」
薬価は、2年に一度見直されるが、製薬会社や卸売業者が実際に売買している市場の値段などを参考に定められる。
「ほとんどの場合、薬価が低下する歪な状態です。20年度からは一部の薬が1年に1回、価格を改定されることになりました。この結果、そもそも薬価が低く、利益を出しづらいジェネリック医薬品のなかには、作るだけで赤字になる薬がたくさん出てきているんです。一部の薬の生産から撤退する製薬会社も出ています。国は医療費を抑えるためにジェネリック医薬品の使用を推奨しており、現在の薬市場の約8割でジェネリック医薬品が使用されているのに……」(前出・製薬業界関係者)赤字商品が増え、経営基盤の弱った製薬会社では不正が相次いでいる。
「日医工は'20年に製造工程の不備が指摘され、業務停止命令を受けました。現在、経営 再建中ですが、合理化のために578品目の販売を中止しています。その後も数々の製薬会 社で不正が発覚し、'21年以降、9社が業務停止命令を受けています。不正をして製造費を下げるか、赤字商品を手放すかという判断を迫られているというわけです。製薬会社を悪者にするのは簡単ですが、この状態では、薬の安定供給はできません」(同前)木下医師も、国の対応がお かしいと指摘する。
「国がジェネリックを推進するのはいいですが、製薬会社の企業努力だけに頼っているから、コロナ禍といった突発的な問題に対応できないんです。必要な薬を確保できるようなルール作りが必要です。皆さんには、この冬はインフルエンザワクチンを打つことを特におすすめします。解熱剤や咳止め薬が手に入らないかもしれませんから……」
無策な政府につける薬はないものか。


解説
そうなんです、私のクリニックでも、日々の診療に苦労しています。
アスベリン錠の不足から、他の咳止めに変えても、ドミノ倒しのように、次々に他の咳止めも欠品になっていく。
最近では、ペニシリン系の抗生剤が出せなくて、困ったな。

コロナ関連以外の薬まで不足している原因は、国による医療費削減の圧力があると語るのは、製薬業界関係者だ。

本当に、国の無策が、現在の惨状を生み出したと言えるでしょう。

獅子風蓮


迷惑な集団:“恒心教”

2023-09-17 01:00:44 | 犯罪、社会、その他のできごと

d-マガジンで、興味深い記事を読みました。
引用します。


週刊文春 9月7日号

殺害・爆破予告が30万件
過去最悪被害の裏に謎宗教?


過去最悪の“犯行予告”事件の容疑者が検挙された。警視庁は8月23日、威力業務妨害容疑で無職の大熊翔容疑者(26)と東京農工大大学院生の佐藤直容疑者(22)を逮捕した と発表した。
「二人はネット経由でファックスを送るサービスで嘘の殺害・爆破予告を送りつけていました。全国の学校や自治体や企業に今年5月までに寄せられた殺害・爆破予告は実に30万件。その際に『唐澤貴洋』なる実在の弁護士を名乗っていた」(警視庁担当記者)
被害者側からは当然、弁護士宛に電話が殺到したが、この二人、個人的な恨みがあったわけではなさそうだ。実は唐澤弁護士は、十年以上前からこうした嫌がらせを受けているネット 界隈の有名人なのだ。
「二人は唐澤氏に嫌がらせをする同好の士が集う『恒心教』を広めるためにやったと供述している」(同前)恒心教とは聞き慣れない名前だが、由来は2012年頃まで遡るという。ネットに詳しい関係者が明かす。
「唐澤弁護士が同年に『2ちゃんねる』での炎上被害者からの依頼を受けたのがきっかけです。加害者の矛先が唐澤弁護士に向き、トラブルと無関係の人まで面白半分に参戦して弁護士への誹謗中傷が激化。加害者のいわばサークルは唐澤氏の当時の所属事務所名『恒心綜合法律事務所』をもじり、宗教団体を模して『恒心教』と名乗り、いまも嫌がらせをしています」
単なるいたずらと侮るわけにはいかない。二人の逮捕発表の翌日には警察庁の露木康浩長官が定例会見でわざわざこの事件について、「この種の事案が社会生活に与える影響は決して 無視できない」と言及した。“犯行予告”に特化した統計はないが、30万件がいかに「天文学的数字」かは、全国の警察への相談件数が年間200万件余りなのを考 えれば一目瞭然だろう。今回は幸いにも大事には至らなかったが、「犯行予告」は警察にとって苦い歴史でもある。08年に、当初はいたずらとして取り合わなかったが、犯行予告後に7人が殺害された「秋葉原通り魔事件」が発生。取り締まりを強化してきた。だが、12年には、他人のパソコンを遠隔操作して犯行予告が出された事件で「誤認逮捕」が続発。最後は真犯人を逮捕したものの、警察は大きな批判に晒された。捜査関係者が明かす。
「今回も遠隔操作ウイルス事件と同じ『Tor』(トーア)という発信元を匿名化するソフトが使われ、サイバー空間の捜査は難航した。結局、外部のネット関係者が特定した犯人のSNSから、リアルな立ち寄り先を割り出し、周辺の防犯カメラ映像をたどって二人の逮捕にこぎ着けた」
サイバー犯罪の捜査はまだまだ発展途上のようだ。


解説
このグループは、“恒心教”などと名乗っていますが、宗教とは無関係なのですね。

実は、私のクリニックにも今年の3月ころ【最終警告】と書かれた文書がFAXで送られてきたことがあります。

今回の事件で、あのときの詐欺FAXも“恒心教”のグループによるものと判明しました。

つくづく迷惑な集団です。

 

詳細は、アメブロの記事に書きます。

 

 


獅子風蓮


友岡雅弥さんの講演:第3弾!(10)

2023-09-16 01:01:11 | 友岡雅弥

これまで、karagura56さんのブログ「浅きを去って深きにつく」から、友岡さんの言葉を拾ってきました。
同じブログには、友岡さんのセミナーや講演の記録も残っています。

「浅きを去って深きにつく」karagura56さんのブログ
講演 友岡雅弥氏第3弾!(October 21, 2006)


読みやすいように、まとめられるものは整理して再構成しました。
明らかな誤字脱字は訂正しました。


友岡講演 第3弾!ご参考に・・・

■友岡 雅弥氏(東洋哲学研究所・研究員)の講演内容(要約)
■日付/不明
■会合名/不明

 

(つづきです)

瀬戸内海の島でどの島も2、30メートルぐいしか離れていないところで、ある小さな島だけ橋がかかっていなかったのが去年ようやく橋が架かりました。
どういう島か。
ハンセン氏病(らい病)の隔離病棟の島です。
みなさんのほとんどが、らい病を知らない。
これがいかにこの国がマインドコントロール国家であるかの証明です。

逆に昔の人に聞いて下さい。
『絶対にうつる、ものすごく恐い病気だ。業病だ。』と言います。
おかしいでしょ。
そんなに恐い病気なら何故みんな知らないんでしょう。
知ってても、学校で聞いたわけじゃない、『砂の器』とか『ベンハー』とか映画や小説ですね。

らい病というのは、生きてるのに身体が腐ってくる病気ですね。
手とかがぽろっと落ちるんですね。

1953年に自民党は、らい防止法というのを作って、感染した人をすぐに永久に隔離したんです。
1歳の子供でも両親から引き離して隔離です。
でも法律で、らい病患者を隔離したのは日本だけなんですよ。
何故か。
それはうつらないからなんです。
らい菌というのは全ての病気の中で最も感染力の低い病気の1つなんです。
でも日本は『恐いぞ、近くに置くと移るぞ、しかも絶対に治らないんだ』と、言ってたんです。
これも嘘なんです。
ペニシリンで100%治るんです。
本当は全然恐くないんです。

どんな病気も貧しかって栄養状態が悪かったら発生率は高いですね、風邪だってひきやすい。
だから貧しい人々の中にこのらい病の発生率が高かったんですね。
しかも他の病気と違って外見でわかる病気ですから。
これをこの国の権力者たちは利用しようとしたんです。
『貧しかったらああなるぞ。あれは不幸だろ。だから働くんだ。』と宣揚に使ったんです。

可哀相に、小さい子供は木の枠で出来た看板を、大人はプラカードを背負わされた。
それで町中を1周させられたんです。
人々に見せ付けて、そのすぐ後を消毒液をまきながら歩かされて、らい病列車に乗せられて島に送り込まれたんです。
消毒する必要すら無いんですよ。恐いと思わせるためにです。
厚生省もちゃんとわかってるんですよ。
で、そんなに恐い病気だったら本当に勉強しようという人が出てくるでしょ。

だから昭和30年代後半からこれを伏せていくんですよ。
だからこれ以前の人は『らいは、とても恐い』と言うのに、その後の人は、名前も全然知らないんです。
ここの島に行くとびっくりしました。
島民の患者の方が約100名います。ここに創価学会も歴然と1地区あるんです。
約30名です。他はキリスト教の方が1人いるだけ。

こんなふうにこの国によって弾圧を受け差別を受けて来られた方々ですから、頼るすがるような宗教はしませんよ。

なぜかというと隣の島の学会員さんが、お2人のご夫婦を中心にして約40年間、月1回、船で通ったんです。

日本の国が橋をかけなかったのを、創価学会が人間の橋をかけたんですよ。
この通った人達が自分の島に帰ったら、すさまじい村八分ですわ。
らいの島から帰ってきた…ということで何も売ってくれないんですね。
この人たちは遠くの別の町まで日常品を買いに行ったんです。
それでも通い続けたんです。
これが本当の信仰者ですね。

日本のマインドコントロールに引っかからずに自分で物を考えたんです。努力と信念と本当の自由ですね。
癩病患者について調べていった時、これを知りました。
これで脱帽して、ぼくは創価学会員になったんですね。
本当の自分の幸せを自分の頭で考える信仰を育てていかなあかんなと思います。
その歴然たる事実がと創価学会の中にあるぞ、という話です。

(おわり)

 


解説
細かいことですが、
ペニシリンで100%治るんです」という部分は正しくありません。
歴史的に、プロミンという特効薬が発見されて以後、ハンセン病は治癒可能な疾患となりました。
現在では治療薬が進歩しており、ネットで調べると、
ハンセン病は、多剤併用療法(MDT)による治療を行います。 少菌型は、ジアフェニルスルフォン(DDS)とリファンピシン(RFP)の2剤を6ヶ月間、多菌型はDDS、クロファジミン(B663)、RFPの3剤を1~2年間服用することで治ります。
とのことです。

 

 

らい病の隔離施設のある島に通った創価学会員の夫婦の話、感銘を受けます。
100名の島民患者のうち約30名が創価学会員だったということ。
正しく歴史に残してもらいたいと思います。

彼らが信仰をいかに求めていたのか、知りたいです。

 

ちなみに「すたぽ」というサイトでは、友岡さんの文章が読めますが、次の投稿ではハンセン病に関することが書いてあります。

freak37 生きた宗教・生きられた宗教(2018年7月5日 投稿)

一部引用します。

高校生のとき、大学の医学部に入学した同じ高校の先輩から、「ハンセン病」のことを聴きました。
それで、先輩が、岡山県にある全国で2番目に大きなハンセン療養所、長島愛生園にいくときに、連れていってもらい、大学入試が終わり、大学生となって、あちこちの療養所に通うようになりました。
(中略)
高松の大島青松園にいった時、驚きました。
入所者の、創価学会員さんたちが、自分たちの手で作った「大島会館」があったのです。
画像を見てください。


舌読用金属板です。
舌読というのは、舌で点字を読むのです。
神経が侵されるので、まぶたが閉じれず、それで目が不自由になる場合がおおかった。
そして、指先の神経もやられているので、点字は、指で読むのではなく、舌で読んだんです。
この点字版は、何が書かれているか分かりますか?
ほんとうの信仰の証が、ここにあります。
生きた宗教がここにあります。
宗教の教えが、人生として生きられた証がここにあります。
画像は、ハンセン療養所の学会員さんが、勤行のときにつかった「勤行要典」です。


目の見えないハンセン病患者さんが、舌読用金属板を使って「勤行要典」を読んでいたんですね。
たしかに、生きた宗教がここにあると思いました。

 


Salt61 規則を破る人のほうが温かかった その1(2019年3月25日 投稿)

Salt62 規則を破る人のほうが温かかった その2(2019年4月1日 投稿)

一部引用します。

一応、日本にある、ハンセン病のための13の国立療養所と、三つの私立療養所は全部訪れたことがあります。
毎年というか、毎月行ってたところもあります。
いろんな理不尽なことも見てきましたが、小泉政権のときに、なんか雰囲気が変わったんですよね。それは一般病院でも一緒の流れです。
看護学のいい意味での「権威」のかたを何人か知ってるのですが、「患者」を「患者様」と呼ぶようになってから、日本の病院の雰囲気が変わったと異口同音に語っていらっしゃいました。これはハンセン病療養所の話ではなくてね。
でも、明確にその流れで、その方向に、ハンセン療養所も変わりました。
(中略)
その「介護サービス化」の流れのなかで、こんなびっくりすることが出てきたんです。
介護職員、スタッフは、「入所者と私的会話をしない」!
少年・少女の時代に、強制隔離されて、家族とも二度とあえないなかで、暮らした70年、80年ですよ。
誰かと話したいですよね。
今までは、普通にしゃべれた。
仕事終わってから、ごはん食べていきー、も可能だった。
でも、それは「療養所でのサービスの体系の中には入っていない」というわけです。
部屋の掃除に来ても、会話してはならないと言うわけです。
(中略)
薬ですぐに治る(無菌)病気なので、治ってから亡くなるまで、60年、70年と療養所で暮らさねばなりません。
これって、ものすごく退屈ですよね。
「贅沢な退屈」ではなく、人間関係も、何十年も同じ人たちですから、「人権侵害」 の「退屈さ」です。
健康なわけですよ。何もすることがない。だから、短歌を作ったり、小説を書いたり。陶芸に打ち込んだり。
作家として、ベストセラーを生んだ人もいます(今も岩波文庫に入ってます)。
でも、10代、20代がほとんど(今は、平均年齢が80歳を超えましたが)なので、やはり体を持て余すわけです。
それで、野球が盛んでした。
(中略)
園の職員さんたちと、お昼間に練習試合をするんです。園は、外部とかなり隔絶したところにあるので、園の職員さんたちも、昼間に、家に帰ったり、外食したりはできないので、わりと昼休み時間に「空き」があるのです。
和気あいあいと冗談を言いながら、練習試合をしている。
昼休み時間が終わりました。
ほとんどの職員さんたちは後片づけもせずに、事務棟に戻るんです。
ごく一部の職員さんたちは、入所者(病気は無菌で治っているので、患者ではないのです)の人たちと一緒に、後片づけをしてくれます。
なぜ、こんなことがあるかというと、
「職員は、入所者が触った物品を触ってはいけない」という規則があるからです。
日本の療養所で、ハンセン病になった職員さんは0です。
しかも、感染力微弱であるということは、職員さんたちの暗黙の了解です。
また、もう無菌であることは、周知です。
でも、規則で「職員は、入所者が触った物品を触ってはいけない」のです。
今まで、休み時間は、攻守交代で、同じグローブを使い回し、同じバットを利用してきた人たちが、休み時間が終わると、「職員規則に縛られた職員」に戻るのです。
逆に、そんなの平気で、仲間として、後片づけをしたり、話あったりしてくれたのは、「規則を守らん、エエ加減な人ばっかりやった」
「エエ加減な人が、エエ人やったっちゅう話や」
わりと、真実をついているエピソードだと思います。


治療薬の進歩で他人には移ることがないと分かった現在でも、こんなおかしな規則が残っているのですね。
でも、規則を守らない「エエ加減な人」が、患者と一緒に片づけをする場面に、心温かいものを感じます。
「エエ加減な人が、エエ人やったっちゅう話や」
いい話ですね。


友岡さんの文章が読める「すたぽ」はお勧めです。

 


獅子風蓮


友岡雅弥さんの講演:第3弾!(9)

2023-09-15 01:52:12 | 友岡雅弥

これまで、karagura56さんのブログ「浅きを去って深きにつく」から、友岡さんの言葉を拾ってきました。
同じブログには、友岡さんのセミナーや講演の記録も残っています。

「浅きを去って深きにつく」karagura56さんのブログ
講演 友岡雅弥氏第3弾!(October 21, 2006)


読みやすいように、まとめられるものは整理して再構成しました。
明らかな誤字脱字は訂正しました。


友岡講演 第3弾!ご参考に・・・

■友岡 雅弥氏(東洋哲学研究所・研究員)の講演内容(要約)
■日付/不明
■会合名/不明

 

(つづきです)

大学院の2年に学会に出会ってすごいなと思ったことは幾つもあります。
例えば日本の宗教はことごとく戦争に賛成した。
戦後の宗教団体もあるけどほとんど昔の宗教団体から派生しているんです。
例えば幸福の科学はGLAという法華経を中心とした教団から分裂したんですね。
そして最後まで戦争に反対したのは10個くらいなんですね。
だけど中心者が特高警察につかまって拷問を受けた例は1つだけ学会しかなかったんです。
他はみんなどこか妥協があったんですね。末端の牧師や住職がつかまった例はあるんですよ。
けど中心者が屈しなかった例は学会だけです。
これは本当に努力と信念だなと感動しました。
本当の宗教が残ってたんだなと。

また牧口初代会長は誰も校長になりたがらない東京の非常に差別的な学校、『貧窮児童収容…』特別小学校の初代校長になりに行くんです。
これは貧しい子供たちを普通の子供たちと分離してほとんど勉強を教えないという方針でできたんです。
みんな、本当に貧しくて朝ご飯も食べないしお昼ごはんもなくて、お昼には井戸水の所に全校生徒がならぶという様子だったそうです。
牧口先生はそれを可哀相だと思って、自分の家を売って服を売ってそのお金で、日本で初めて完全給食制度を自分の自費でやったんです。
一家は学校に住みついてです。
日本の学校給食制度の生みの親だったんです。
これが歴史の事実です。

(つづく)

 


解説
アンチブログでは、牧口先生のことを戦時中戦争に反対していなかったとして批判しているものが数多くあります。
たしかに創価学会では、牧口先生を反戦思想によって官憲に捕らえられ獄死されたかのように理想化して宣伝していますが、実際のところは少し違うようです。

以前私は、アメブロでこんな記事を書きました。

読むべきマンガ:「牧口先生」(2021-09-02)

少し引用します。

牧口先生は、弟子の戸田先生らとともに不敬罪と治安維持法違反で検挙され、投獄されました。 
牧口先生は、 特高警察による尋問に対して、「天皇も凡夫である」と答え、自らの主張を変えず転向しませんでした。そのため釈放されず、最後は73歳で獄死しています。
牧口先生は偉大な勇気と信念の人でした。 
しかし、創価学会が今日称賛するような勇ましい戦争反対論者ではありませんでした。
「日蓮を重んじなければ戦争に負ける」と主張していたのです。
日蓮の「立正安国論」から考えれば、たしかにそういうことになるのでしょうが、その原理主義的な考え方は危険です。
そういう限界を認めつつ、牧口先生は、その厳格な精神ゆえに、私の敬愛する対象であり続けます。

時代背景を考慮に入れれば、牧口先生は尊敬に値する人物です。

 


獅子風蓮