こういう駅名標を、ローカル線ではしばしば見かけます。 (両隣の駅名が載っていないもの。) もうすぐ、いわき行きの最終列車が発車します。 ローカル線の最終列車に乗ると、沿線にはほとんど灯りのないことが多いです。 それでも、真っ暗な車窓に眼を凝らすことが多いです。 昼よりも、夜の方が眼が冴えているのではと思うこともあります。 . . . 本文を読む
漢字で書くと1文字の、糒(ほしい)駅。 これ以外に、「糒」という漢字を見たことがありません。辞書で意味を調べてみると、「飯を乾かして保存用にしたもの」だということでした。(出典:大辞林(三省堂))なるほど、”米”を”備”えるという漢字です。 いや、よく見ると”備”の方は微妙に違うようです。(”にんべん”がない) . . . 本文を読む
「東北の駅百選」に選ばれた、磐越西線の喜多方駅。
レンタサイクルで喜多方の街を走り回った後入った、近くにある「平和食堂」。店構えは申し分なく派手です。ラーメンの味はなかなかよかったです。あと20分で電車が出てしまうから‥‥という、こちらのわがままな要求にも応じてもらえて助かりました。お店の前には大きな招き猫が鎮座しています。 . . . 本文を読む
九州の中にあるUSA‥‥宇佐駅。 駅には、星条旗までかかっています。
こちらは、宇佐神宮風の駅名標。「うさ」がうさぎを連想させて愛嬌があります。宇佐神宮は、ここから約4kmの場所にあります。
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土合駅(上越線・群馬県利根郡みなかみ町)
上越線の土合駅は、北陸本線の筒石駅・北越急行の美佐島駅と同じく、トンネルの中にある駅です。筒石駅のように堂々としたものではなく、美佐島駅のように大掛かりな設備もここにはありません。しかし、この地下深いホームから地上までは、400段以上の階段を上がらねばなりません。奥深さではここが一番です。そして、筒石駅・美佐島駅にはないような深い空気がホーム全体に漂 . . . 本文を読む
田川後藤寺駅(JR九州日田彦山線・後藤寺線/平成筑豊鉄道) この駅の跨線橋がとてもいいなと思いました。なんというか、本当にいい色です。 下をくぐる列車の足跡が凝縮され、この地にずっと残っているのです。 駅前は昼間でも人通りは少なく、真夏の太陽の下でも寂しい感じがしました。
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京阪電鉄・萱島駅(大阪府門真市/寝屋川市) 2007年の夏休みは九州に行きがてら大阪に帰省もしていました。帰省すると必ず足の向くのが在阪の大手私鉄で、JRと並行している区間はなるべく私鉄を選ぶようにします。今回は近鉄・阪急・京阪の3社に乗ることができました。
京阪電鉄の中で、僕の一番好きな駅がここ萱島駅です。高架駅なのに、大きなクスノキが地上から高架のホーム・そして屋根を突き抜けて生えてい . . . 本文を読む
篠ノ井線・姨捨駅 日本で一番素晴らしい車窓は北海道にあると思いますが、「北海道以外」で最も素晴らしい車窓と言われると思いつくのがまずここではないでしょうか。篠ノ井駅を出てぐんぐんと登りつめ、遂にこの高みまで達したという場所がここ姨捨駅からの眺望。ホームから見下ろす景色は雄大なだけではありません。まるで絹織物を積み重ねたような、緻密さをあわせもっていると思います。音楽なら、例えばベートーヴェンの . . . 本文を読む
吉松駅(吉都線・肥薩線 鹿児島県) ブログの筆者は一昨年2月、日南線の志布志駅を最後にJR全線を踏破しましたが、その前日に乗ったのが肥薩線と吉都線で、吉松駅にも途中下車しました。
吉松駅の開業は明治36年と大変古く、この時に隼人駅から吉松までの区間が開通しています。一方、人吉から吉松までは山岳地帯を通るため大変な難工事でしたが明治42年に開通し、福岡から鹿児島までが1本の線路で結ばれたので . . . 本文を読む
「最南端」というと、終着駅のような感じがしますが、終着駅ではありません。 本州最南端の駅、串本駅(紀勢本線・和歌山県)。今はなき急行形電車のボックスシートでのんびりやってきました。バスで、本州最南端の岬・潮岬へも行きました。岬の先端は、荒々しい岩でした。足場は悪かったものの、ちょっとでも岬の先端まで近づこうと努力したのを覚えています。
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前から読んでも後ろから読んでも「駅家駅」。駅名に「駅」が入っているからなせるワザですが、JRの駅名で、「駅」が使われているのは全国ここだけです。「駅」という漢字は、当然「鉄道」が走る前から存在していました。国語辞典によれば、「律令制で、中央と地方との連絡のため街道筋の30里(約16km)ごとに置かれた設備。馬・人夫をそろえ旅人の便をはかった。」とあります。(三省堂「大辞林」より)ちなみに、「駅家 . . . 本文を読む