鑿壁偸光 漢字検定一級抔

since 2006.6.11(漢検1級受験日) by 白魚一寸

「辞典」・「四字熟語」の見出し語から解けない過去問(6)―書き取り14-3~

2009年09月12日 | 書きかけで更新がなかなかできない記事

(21.9.13  「頼嚢を論ず」校了していたため、修正)

従前の記事に、21-1を追加しようとしたら字数超過になりましたので、出題形式が変更となった14-3以降を新記事にします。16-1以降は全部覈べました。15-3以前は気づいたものだけです。

14-3
(十) しょうじょう掌上

15-1
(九)三十蝠いっこく(一轂を共にす。11-1Y(出典「老子」無用第十一

15-2
(四)しょうしゅん峭峻
(十)せんぷ浅膚

15-3
(九)べんえい鞭影
(十)
しょき庶幾

16-1(2点)
(二)ふ(に落ちない

16-2(6点 内過去問2点)
(二)ようらん洋蘭11-3K

(十)田沼意次父子くんちょう君寵を恃(たの)んで
  
竹原は広島の東十里に在り煙火蕭条のいちゆう一邑にして頼氏の郷里たり
(出典 
山路愛山 「頼嚢を論ず」

16-3(8点 内過去問2点)
(二)花弁と がく(・・
   もうせん(緋毛氈13-3K
(八)緒言⇔
ばつ跋語

(十)身長(ルビ みのたけ)九尺六寸といわれる長人孔子の半分位しかないたんわい(短矮な愚直者子羔
(出典 中島敦「弟子」 七章~八章)


17-1(8点)
(二) げき(として物音一つしない。
(九) ちちゅ蜘蛛が網を張りて鳳凰を待つ
(出典「曾我物語」第八 屋形まはりの事

 見出し語には、「くも」としかありません。この熟字訓の書き取りは、13-2に出題されています。熟字訓を書くときは、音読みを憶えておいた方が、音符が想起できるものです。

(十) 男体女峯の きつぜん(屹然)として深碧なる大空に聳立(12-1K)したるを認む。雲あり、今しも男体のぜってん(絶巓7-1Yより起こりて、次第に・・
(出典 田山花袋 「秋の日光山」 南船北馬所収 近代デジタルライブラリーにあります。)

 「見出し語」にない熟語の読み問題が、書き取り問題に転化しています。
 
(十) 終日つうしょう通宵 筆を吮(す)い(19-1Y)素を払い、深夜残灯の下、猶眼鏡を撤せずして、絵事に従事せり。
(出典 岡倉天心 「円山応挙」)

17-2 なし

17-3(2点)
(十)熊穴に ちっ(して ×窒

18-1(4点 内過去問2点)
(十)を纈りたる夕陽
 空山げき(として唯渓声の淙淙あるのみ 17-1K

18-2(2点 内過去問2点)
(九) べつ(人を食わんとして却って人に食わる 7-1K

18-3 なし

19-1(2点)
(十)ひぎ比擬

19-2(6点)
(八)斬新⇔ちんとう陳套
(十)じょく(臥蓐・臥褥の上に在りて・・
   少しも くっとう(屈撓する所なく

19-3(2点)
(二) 敵方に かんを通じていた嫌疑がある。

20-1(2点)
(十)を安んぜず

20-1 なし

20-3(4点)
(九)せっき(積毀
(十)しと仕途or仕塗

21-1(10点 内過去問4点)
(二)しゅ鬚髭
(四)しょうしゅん峭峻15-2K
(九)
しょうち勝地
ちちゅ蜘蛛が網を張りて鳳凰を待つ 17-1K
(十)ほん奔馳



最新の画像もっと見る

コメントを投稿