鑿壁偸光 漢字検定一級抔

since 2006.6.11(漢検1級受験日) by 白魚一寸

間違った問題

2008年10月26日 | 20-2(第47回)

(20.11.8 斧柯の記事へのリンク追加)

(二)いちるの望み・・ ○一縷 ×縷の旁の一が突き出ていない

(四)
1 欠点。傷。過失(かし) ○瑕疵5-1Y 13-2K  ×瑕   
  これでは、「かひ」としか読めないな、何か変だなと思いながら、書けませんでした。

2虚言によって他をそしる(ざんぶ) ○讒誣 ×讒否 

(五) ひじ長目 ○飛耳  ×比準
 また、5級四字熟語が出てしまいました。

(八)
2 荼毒⇔ひえき   ○裨(俾)益17-2K 19-1K ×稗益 部首間違い病です。

6 嬰児≒がいてい ○孩提  ×らんしょう(濫觴)
 孩提は、「辞典」の見出し語にあります。●を付けてありましたが、全く想起出来ませんでした。

8 権輿≒らんしょう ○濫觴16-3K 18-2K ×がいてい(豈弟)
 これは、問題文の権輿の意味が解りりませんでした。権輿は、「辞典」の見出し語にあり、これも●が付けてありました。トホホ。

(九)
千丈の堤も ろうぎの穴を以て潰ゆ。 ○螻蟻  ×(二)の縷と同じ

両葉去らずんばふかを用うるに至る(出典「六韜」 なお、貝原益軒の和俗童子訓にも引用されています。) ○斧柯8-2K ×負荷

なお、8-2K(征114頁14番)の故事・諺は、ふか(斧柯)を視れば爛尽す で出題され、注に おのの柄とあります。 

(十)
いやしくも本づくところなければ、才変じて (オ)佞猾(ねいかつ)となり、智移りてきさとなり・・ ○詭詐  ×奇詐

いたずらにかの田爺村嬢の小信を見せしめば、たれかだんしして絶倒せざらん。 ○弾指  ×談思

いずれも、出典は、西周「教門論」より 近代デジタルライブラリーにあります。



最新の画像もっと見る

7 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (マニア)
2008-10-27 08:15:34
どんな問題が出ましたか?
返信する
意味不明 (白魚一寸)
2008-10-27 21:45:35
>どんな問題が出ましたか?

漢字の読み書きと、四字熟語の意味が問われました。
返信する
率土しといて (SIMO)
2008-10-29 23:00:07
 ということは、『率土の浜』をご存じだったのですか。

 私はお手上げでした。『そっと』なんて、欄を埋めるにも何も思いつかない。(^^;
 漢字辞典にも載ってるのですね。
 今やってる書き出しが『そ』まで行った時に果たしてチェックしていたかどうか。多分あまり候補の無い故事問題の候補に入れたと思いますが。

 孩提は、チェック入れていませんでした。やはり抜けるなぁ。嬰孩なら分かったのだけど、孩提とくると思っていませんでした。その近くでチェックしていた豈弟と書いてしまった。意味違うのに。(あ、誰かさんも書いてるし)

 陳ねるをひねると読めるのも大したものですねぇ。陳套が出たときに一応意味も勉強したつもりですが、今回の問題は難しいです。

 詭詐は知りませんでしたが何とか捻り出せました。だんだんこれが出来るようになりますね。
 『どうし』と『だんし』の方は全く出てきませんでした。
 権輿<>開闢 は、今回の試験の直前に閑話に載せた問題にありましたので、うまく当たったということです。
 こういうのを狙って当てると気持ち良いです。

 今回は四字熟語でやられました。
返信する
まだまだ楽しめそうですね (白魚一寸)
2008-10-30 20:48:19
>『率土の浜』
>漢字辞典にも載ってるのですね。

これも●がしてありました。
卒か率か迷いましたが、何とか。
出典が、興味のある「詩経」だから、記憶の底に残ったのかもわかりません。
詩経は結構出ますよね。白川静氏の中公新書版は読みましたが、東洋文庫版三冊は、積ん読です。

>孩提

私は、乳飲み子→孩が出てきませんでした。

>陳ねるをひねると読めるのも大したものですねぇ。

でも、2ちゃん回答では、間違いですね。つらねるは、想起できませんでした。でも、文意からすると、ひ でもいいような気がしています。

>詭詐は知りませんでしたが何とか捻り出せました。だんだんこれが出来るようになりますね。

捻り出しができるといいなあ。詐は解り、同義の漢字を重ねた熟語だと思いましたが、詐→いつわる→詭 と出ませんでした。既知の熟語 詭弁とかが浮かべば良かったのでしょうが、これも出て来ませんでした。

詭と奇は間違いやすい(詭策と奇策、詭計と奇計)ので、「辞典」の該当箇所に、cfとして書いておいたのですが、間違えてしまいました。

>『どうし』

「・・たとえば、「自然」は豹の斑にして、「我」は どうし の如しか。「自然」は死豹の皮にあらざれば徒に讌席に敷き難く、「我」はまた冷然たる他が眼にあらざれば・・・」の文脈から、瞳ですよね。子は、18-1の眸子と同じく、接尾辞でしょう。

>『だんし』

これは、仏教語ですから、最近読んでる本にも出てましたが、駄目でした。1級のために仏典を読んでいるわけではありませんが、知らない熟語には、鉛筆で線を引きながら読むようになりました。仏教語の新出は書き取りでは出ないような気がしていたのですが、常用あたりは狙われそうですね。

>権輿<>開闢 は、今回の試験の直前に閑話に載せた問題にありましたので、うまく当たったということです。
 こういうのを狙って当てると気持ち良いです。

載っていたんですね。解けばよかった。

>今回は四字熟語でやられました。

5級の飛耳長目は別として、後はそれ程難しくなかったと思いますが・・。過去問出題率は、今回は7割ですよね。
返信する
それ程難しくなかったら、間違えないようにしないと (SIMO)
2008-10-30 21:25:28
>5級の飛耳長目は別として、後はそれ程難しくなかったと思いますが・・。

 そうなんですよね。そういう時にきちんと稼がないと、なかなか高得点になりませんよね。
返信する
Unknown (マニア)
2008-10-31 09:27:38
全部で何問ぐらいあるあるんですか?漢字検定の漢和辞典と過去問で
読み1500問?
書き取り500問?
国字220問?
書き取り2 1500問?
四字熟語 2000問?
故事成語 700問?
対義語類義語 250問?
読み 訓読み 2500問?

ぐらいですか?
返信する
数えるよりも問題を解く (白魚一寸)
2008-10-31 22:19:37
>全部で何問ぐらいあるあるんですか?漢字検定の漢和辞典と過去問で

三点セットの各の全語数については、以前記事にしました。上の名前の「白魚一寸」のところに
リンクを張りました。なお、過去問の小問毎の問題数は数えておりません。
返信する

コメントを投稿