塩哲の空即是色

日々の徒然日記

ミュージアム巡り 花咲く工芸 打掛唐織萌黄地牡丹文

2013-05-14 05:51:38 | ミュージアム巡り_2013
 続いては織物の世界で、1956年に「羅」で、1960年に「有職織
物」と、二重に人間国宝に認定された喜多川平朗さんの「打掛唐織
萌黄地牡丹文」(No robe、kara-ori type Silk、peony motif、164.0×
138.0cm、絹・唐織、1963)。
 喜多川さんは、室町時代以降なくなっていた菱形の織文様「羅」
を復元し、また平安時代の貴族の装束や調度に用いられた「有職織
物」(織りのデコボコが光の加減でいろんな表情を生む)技法を復活
させ、和装の世界では多大な財産を残されている。
 京都・西陣の老舗「俵屋」の十七代当主。和装全体に花が咲いて
いる打掛に見とれてしまった。
(MOMAT:千代田区北の丸公園1-1)


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