塩哲の空即是色

日々の徒然日記

ミュージアム巡り 「飛騨の円空」 八大龍王像

2013-03-02 06:51:38 | ミュージアム巡り_2013
 とても素朴な像があった。「八大龍王像」(はちだいりゅうおうぞ
う、Oen of the Eight Great Dragon Kings、千光寺)。
 円空は、善女龍王や龍頭観音など龍に関する像を多く造っている。
山の民や農民にとって雨は大事な要素で、龍は雨を降らせ、また止
めることも出来ると信じてきたので、水神としてこの像を祀ってき
たのだろう。頭から下はとぐろを巻いているようだ。

 もう一体、「宇賀神像」(うがじんぞう、Shinto cleity Ugain、千
光寺)。
 宇賀神は日本書紀や古事記にも出てくる食物の神。身体は白蛇で
頭は老人の姿をしている。農作物の豊饒な実りを祈る民の願いを聞
き入れて造ったのだろう。
 三角形の頭を持ち上げ、その下はとぐろを巻いている。
トーハク(台東区上野公園13-9)

最新の画像もっと見る