右肩から頭上に龍が載る「善女龍王立像」(ぜんにょりゅうおうり
ゅうぞう、Standing Dragon King Zennyo、桂峯寺)。
胸前で宝珠を持つ龍王は菩薩タイプで、龍の長い身体を表現して
鱗のような刻みが入っている。
善女とあるものの女神ではなく、ひげを生やした壮年の男神で、
法隆寺には甲を着けた武将の身体に絡まるように龍の頭が乗る木像
があり、円空はこの像を参考にして造ったと考えられる。円空は寛
文11年(1671)に法隆寺で受法している記録が残っている。
この龍王像は、円空が双六岳に登山しようとした時、大雨に妨げ
られ止雨を祈るために造ったという伝承が残っている。
トーハク(台東区上野公園13-9)
ゅうぞう、Standing Dragon King Zennyo、桂峯寺)。
胸前で宝珠を持つ龍王は菩薩タイプで、龍の長い身体を表現して
鱗のような刻みが入っている。
善女とあるものの女神ではなく、ひげを生やした壮年の男神で、
法隆寺には甲を着けた武将の身体に絡まるように龍の頭が乗る木像
があり、円空はこの像を参考にして造ったと考えられる。円空は寛
文11年(1671)に法隆寺で受法している記録が残っている。
この龍王像は、円空が双六岳に登山しようとした時、大雨に妨げ
られ止雨を祈るために造ったという伝承が残っている。
トーハク(台東区上野公園13-9)