コンプレッサー修理会社の機械修理日記

~産業用エアーコンプレッサ、ブロワ、真空ポンプなどの機械修理・メンテナンス会社の日常を書いていきます

機械の過負荷

2009年02月09日 | 修理・メンテナンス
モーターを動力として使用する機械の故障のひとつとして過負荷(過電流)停止
というものがあります。これは運転電流が定格値を超えたとき、モーターやその
他装置を保護するためにサーマルリレーと呼ばれる保護装置を作動させて、機械
を強制的に停止させるものです。

ひとまず運転を再開するにはサーマルリレーのリセットボタンを押せば再び
起動するようになるのですが、再度同症状で異常停止する場合は、修理会社を
呼んだ方が良いでしょう。過電流という1つの症状には様々な原因があります
ので、その原因の特定は専門家に判断を任せた方が良いと思います。

例えばスクリュ型のエアーコンプレッサを例にとると
・圧縮機本体の不良
・セパレータエレメントの目詰まり
・吐出圧力設定の調整不良
・モーターの異常
・電源の異常
・サーマルリレーの誤作動
などが原因として考えられます。



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