アカメガシワ

黒光りした小さな粒つぶがたくさん。
アカメガシワの種です。
アカメガシワは「先駆種」で、伐採や火災などで森に空き地のような空間ができた時、いち早く芽をだします。
この種は表面が油脂でコーティングされているため、そのまま撒いても発芽しにくいのですが、高温にさらされると発芽率が上がるようになっています。
植物は動けないですが、いろんな戦略で子孫を残そうと頑張っているのですね。（ひ）

フジの種子

視線を感じる…

と思ったら、フジの種子でした。
マメ科のフジはビロード状の10～20ｃｍほどの豆の中に種をもっています。
冬にはじけて種を散布。
この種ははじけずに残ってしまったようです。（ひ）

ガガイモ

フワフワの綿毛が目の前を通過していきました。
近くには枝に不時着した綿毛たち。
これ、ガガイモの綿毛です。
風散布型の子孫繁栄作戦。
雑草ではありますが、とてもきれいなフワフワ種子です。（ひ）

サネカズラ

和菓子の鹿の子を彷彿とさせる赤い実。
サネカズラの実です。
サネカズラは常緑のツル性植物で、別名「ビナンカズラ（美男葛）」。
昔の男性はサネカズラが出す粘液をポマードとして利用していたことに由来します。（ひ）

モズの早贄

ショウリョウバッタが木の枝に突き刺さっていました。
事件？？…ではありません。
いわゆる「モズの早贄」、犯人はモズです。
モズは獲物を足で押さえてついばむのではなく、木の枝などに獲物をつき刺してついばむという食べ方をします。
食べ飽きたらそのまま放置、ですので、このような状態で残されるのです。（ひ）