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oregonian way of life. 

オレゴンでの学生生活から南下して社会人生活へ。IT産業でホットなサンフランシスコ・ベイエリアで地味~に文系の仕事してます

足浴&半身浴で地球温暖化防止に貢献!

2006-07-09 | "Green"
先日鑑賞した『An Inconvenient Truth』。その映画に関連した「Ten Things to Do(地球温暖化を防止する10の心得)」というタイトルのチラシが、猫のBooが寝そべっていた近くに置いてありました。(http://www.climatecrisis.net/pdf/10things.pdfにアクセスすると、そのチラシと全く同じ文面が見れます)。わたしはもうそれなりに実行していることばかりだろうな、と思ってそのチラシを読んでみると案の定、「蛍光灯を使用しよう」とか「運転を控えめに」とか、「今では常識でしょう」と思う事柄ばかり。が、わたしがぎくっとしたのが、下の文。

Use Less Hot Water(湯の使用を控えめに)

アメリカでも、やっぱりお風呂♪』で言ったように、わたしは毎日お風呂に入っていました。お風呂って気持ちいいし、この美肌(?)を守るためにも欠かせない!っと思っていたけれど、使用した湯はリサイクルしてなかったことに罪悪感を持っていたのは確かです。日本にお住まいの方は当然、家族全員でお風呂を使用し、その残り湯で洗濯したり、これからの季節は打ち水をしたりしてリサイクルをされているのでしょう。が、わたしは風呂の湯は一人で使用するだけだし、その残り湯をリサイクルできる状況にはありません。

そこで最近始めたのが、写真の足浴。浄水&低圧のシャワーを利用した後バケツに湯をためて10円玉を縫いこんだ布を入れ、自分の部屋で足浴をしています。これが結構いいのです!じわ~と足だけ温めたままベッドに横になり、ラジオから流れる音楽を聴いていると、そのまま寝ちゃいたいほど気持ちいい!(プラスチック製のバケツなので毒素が湯に入り込んでいるのかもしれないけれど、今の時点では目をつぶっています。)足浴の後はせっかくなので足裏マッサージを。写真を撮った日は、マッサージの後に猫のDinkyがわたしの部屋に遊びに来て、わたしが寝そべっていたところにゴロリ。熱が残っていて暖かかったのかな?

ちなみに使った湯は次の日の朝、外庭に撒いています。特に最近は雨が少ないので、庭に水を撒くと草木が喜ぶはず!?

お風呂に入るにしても、肩までたっぷりの湯につかるよりも、半身浴の方が心臓にかかる負担が少なくていいそうですね。湯は少なめに使用するのが、健康面からも環境面からも理にかなっているようです。環境への負担減少とわたし個人の健康&楽しみ維持という、公私の利益を両方とも満たすこの足浴。これぞ、まさにロハス!?

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「水と生物」にまつわる対照的な二つの話

2006-07-01 | "Green"
YAHOOニュースで見た上の写真、笑っちゃいました。インドで起こっている洪水の最中に撮られた写真なので、笑っちゃいけないのでしょうが。「災害時は助け合い」というタイトルと、「かえるの背中に乗っかって避難しているねずみ」というキャプションがついていたこの写真。本当にかえるがねずみを避難させているのでしょうか?

「何か重いと思ったら・・・。お前、何で俺の上にちゃっかり乗っかってんだよ!降りろよ!」
「いいじゃん、俺泳げないんだからさ~。ケチケチすんなよ!」
「これでお前、俺に借りができたんだからな。今度俺が危ない時は俺を助けろよな!」
「分かったから、ホラ、ちゃんと前見て運転しなよ!」
「俺は車じゃないっちゅうに!」

な~んて会話を交わしてたりして。(←こんな会話を考えるあんたは暇人?)

微笑ましい話から一転して、おぞましい話を。こちらの日本語情報誌によると、コスタリカのボートツアーで最近人気があるのが、「チキン・ショー」だとか。その記事から引用すると、チキン・ショーとは「名前の通り、生きたニワトリを竿の先につけ、川に潜むワニを集め、水上でニワトリを食すところをアメリカ人観光客に見せるという趣向である」。

・ ・・・・。自然界は食物連鎖で成り立っているので、ある生物が他の生物を食べる事自体は残酷でも何でもないのかもしれません。でも、人間が故意にある生物に他の生物を与えるのは食物連鎖とはいわないだろうし、第一、野生のワニがニワトリを食べる機会なんて、よっぽど人間の居住地に近づかない限りないのでは?



アメリカのイエロー・ストーン国立公園などでは以前、観光客に野生のクマを見せるために故意に餌でおびき寄せるという事をしていたけれど(上の画像)、現在はそのような人間の手を加える事はせずに「自然のまま」にしているようです。クマを見れるかどうかは運次第。コスタリカの事情はよく知らないけれど、チキン・ショーをしてまで収入を得る必要がある方がいらっしゃるのかもしれません。でも、そんなショーが売れなければ最初からやるわけないですから、そんなショーを見て喜ぶ観光客も観光客?生きたニワトリをワニが食べるところを見て喜ぶくらいであれば、フライド・チキンを食べるぐらい朝飯前でしょうね。

生きたままワニに食べられるニワトリに、かえるの背中に乗っかって洪水を避けるねずみ・・・。人間だけではなく、生物の運命も千差万別ですね。

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アメリカでの紫外線対策に、ホホバオイル

2006-06-25 | "Green"
日差しが強くなってくると、気になるのが紫外線。わたしは幸い、多くの日本人のように「紫外線恐怖症」にはかかってないけれど(失礼!)、「舞台役者」根性旺盛ですから美肌維持には命かけてます。じゃなかった!皮膚ガン予防に紫外線対策しています。

紫外線対策といえば日本では椿油ですが、アメリカでその役割を果たすのがホホバオイル。暑くて乾燥した砂漠地帯で採れるはず。紫外線&乾燥対策になる植物が砂漠に生息しているとは、理にかなってますね。

写真が、わたしが愛用しているホホバオイル。オーガニックで量り売りです。何滴かラベンダーオイルを混ぜると電磁波除けになる、とあるサイトに書いてありました。わたしは、前回の旅行にローズマリーオイルを混ぜたホホバオイルを携帯し、洗髪後のリンスとして利用したほか、シャワーの後には全身に塗りこみました。塩素入りのシャワーを浴びた後は、気分の問題としてホホバオイルを塗りたくなってしまうのです。

雨季が長く、その分日照時間が少ないオレゴン。これから4ヵ月続く乾季の間はホホバオイルで武装して(?)、太陽と仲良く付き合いたいものです。

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「脱」除草剤への第一歩

2006-06-20 | "Green"
写真は、川沿のサイクリング・ロードから見た一風景。緑の広~い芝生が爽やかですね~。ピクニックができるテーブルがあり、すぐ隣には芝生のサッカー場があります。多くの日本人を「なんちゃって国家主義者」にしている、じゃなかった、熱狂させているワールド・カップがアメリカでは話題にならない、ということがメディアで話題になるアメリカですが、ラテン系の方がここでサッカーをしているのをよく見かけます。写真のような所にサッカー場があったら、サッカーをしてみたくなるのも頷けます。

が、しかし。この芝生がこの状態で維持できているのは、もちろん除草剤のおかげ。この町には総面積にするとかなりの広さになる公園がありますが、そこにはすべて除草剤を撒いています。背が低い分芝生に近くなる子どもや、そのような芝生の上を飛び回っているリスへの影響は?除草剤が地下水にしみこんで川にも流れ込んでる?わたしももしかして、「川沿いのサイクリングはさわやかザマス~、オホホ~!」と言いながら、除草剤を結構吸ってきた!?ウォー、デトックスじゃ、デトックス!デトックス茶をくれ~!!

このような生物や環境への影響を懸念し、ほんの僅かな面積ではあるけれども、除草剤を使わずに市の職員が手で草むしりを始める、と地元紙が先日報道していました。状況を見て、草むしりをする面積を広げていくのだとか・・・。芝生の上を気楽に歩けてピクニックしたりサッカーしたりできたらいいな、と思うのは分かるけれど、いっそのこと芝生を失くしてしまっても構わない!?

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「盛装した松嶋菜々子」のように美しい?

2006-06-06 | "Green"
時はすでに6月。「Rose City(バラの都)」と呼ばれるポートランドでは、今年で99回目のRose Festival(バラ祭り)が行われているようです。市内にある「Rose Garden(バラ園)」ではバラが満開でしょうか?

バラ園は、この町にあるサイクリング・ロードの傍らにもあります(写真)。自転車をこぎながらでも十分にバラ鑑賞ができますが、昨日は自転車を止め、バラ園(無料です)の中をゆっくり歩いてみました。8月までがシーズンのバラ。オレゴンの夏を象徴する花だといえるでしょう。

バラって・・・、確かにきれいなんだけど・・・、何というか・・・、「バター臭い」?桜が「しょうゆ」なら、バラは「ソース」というか・・・。雨に濡れた新緑が、「湯上がりの松嶋菜々子」のような美しさだとすると、バラは、化粧をバッチリして「盛装した松嶋菜々子」?あまりにも「できすぎ」というか、分かり易過ぎる美しさというか・・。「美人は3日見ると飽きる」と言われますが、バラもそんな感じ?

まあ、バラを鑑賞できるのは8月まで。3日ではないけれど3ヵ月間鑑賞し、「オレゴンの夏」を感じたいと思います。いくら見飽きても、バラのシーズンが終わるとやはり寂しさを覚えるのでしょうね・・・。

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「オホホ、『エコポリタン』のわたしを見て!」

2006-06-01 | "Green"
最近多い、ヨガ・マットを持ち歩く人たち。かさばる物だからカバンには入らないので、見せびらかしているわけではないけれど、「ヘルシーしてます!」というオーラ(?)をビンビンに発しています。わたしは、ホット・ヨガ用のタオル生地が着いたマットを持っていますが、このマット、わたしのスポーツ・バッグに入ってしまうんですよね~。ホントだったらわたしもマットを持ち歩き、社会という「舞台」において、「わたくし、ヨガをやっておりますの、オホホ」というメッセージを「観客」に送りたいんですけどね。

「舞台役者気取り」のわたし(?)が、ヨガ・マットの代わりに自己顕示欲を満足させている「舞台上の小道具」が、コーヒー・カップ。わたし愛用のバックパックの左側にぶら下げています(写真参照)。なぜカップをバックパックの中に入れないのか?使用後に少しでもコーヒーがカップに残っていると、それがバックパックの中で漏れる恐れがある、というのが大きな理由。それに、バックパックの中はすでに色んなモノでごちゃごちゃしている、というのが小さな(?)理由です。

それらの理由、というか「言い訳」はともかく、マイ・カップを使用している自分を「舞台の観客」にアピールしたい!っというのが本音です。確かにコーヒー・ハウス内でもアピールできますが、やはり「舞台」は大きいほうがいい!?それに、「車社会」といわれるアメリカで、自転車をこぎながらカップを持ち運んでいることがポイント高し。「オホホ、わたしは自転車とマイ・カップを愛用しているのよ。『エコポリタン』なこんなわたしを、みんな見て!」っと思ってしまいます(「エコポリタン[ecopolitan]」という言葉は、ミネアポリスにある生のビーガン&オーガニック・レストランの名前をそのまま借用しました。「エコを実践する人」という意味に自分で勝手に解釈して使用しています)。

「エコポリタン」な自分をアピールすべく、今日も自転車をこぎ、マイ・カップを持ち歩くわたし・・・。こんなわたしに惚れる人はいないのでしょうか?(←あんた、自意識過剰)

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都市再開発でも進むリサイクル?

2006-05-24 | "Green"
ポートランドでここ数年一番の注目エリアらしいのが、パール地区(Pearl District)。昔、倉庫街だった所にギャラリーや洒落た(posh)レストランやコンドミニアムが立ち並び、都市再開発のお手本となっているようです。

昔の建造物を利用して再開発―――。その究極の例とも言えるのが、上の写真。ミネアポリスのMill City 博物館です。手前の朽ちた建物は、19世紀終わりに建てられた製粉工場の一部。この建物は1965年まで使用され、1991年に浮浪者が火事を起こしてご覧の通りの焼け跡になったそうです。このような建物、破壊してしまってもおかしくありませんが、保存して、最近オープンしたMill City 博物館のガラス張りの建物と結合させて中庭を形成するという、「シュール」なことをやってのけたようです。



上の写真が、Mill City 博物館からの眺め。ミシシッピ川のこの水力を利用できたから、1880年から1930年にかけて、ミネアポリスが製粉業の中心地になり得たそうです。今では、製粉工場が集中していたこの一帯を歴史公園にする計画が進行中。そのためかどうかは知りませんが、上の写真の橋は自動車通行禁止(写真下)。歩行者と自転車だけだと、ゆったりとした気分で散策できました。こんな場所もあって、ミネアポリスの株はわたしの中で



古いものを簡単に壊してしまわず今風に再利用。リサイクルは都市開発の分野でも進行中?

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マディソンでも、「湯上がりの松嶋菜々子」を堪能♪

2006-05-16 | "Green"
マディソン2日目です。

昨日予告したように、「今朝は余裕で6時に起きて、湖畔を散歩いたしましたの、オホホ」と言いたいところなんですが、当然(?)そんなに早く起きれませんでした。7時に何とか起きて朝食を取り、ウィスコンシン大学のキャンパスに慌しく直行です。

世界でこの大学にしかない(コンピュータ検索によると)資料1点だけを取りに来ました。11ページの薄い資料をさっさとコピーしてさっさと終了。昼食の後、コーヒー・ハウスで明日のミネアポリス行きのバスや宿を予約し、1時頃「さて、湖畔を散歩するか」と外へ出ると、地面が濡れています。わたしがコーヒー・ハウスにいた間に雨が降ったようです。

湖畔にあるジョギング/サイクリング・ロードに出ると、湖からの風が気持ちいい!(冬は恐らくメチャクチャ寒いのでしょうが。)湖畔から、マディソンの摩天楼(?)を堪能(写真上)。写真の中央に見えるドーム型の建物が、ウィスコンシン州議事堂(Capital)です。

           

このジョギング/サイクリング・ロードをひたすら歩くと、間もなく公園の中に。またまた、新緑の嵐を堪能(写真上左)。「クレヨンしんちゃん用語」を使うと、雨に濡れた新緑が、「湯上がりの松嶋菜々子」のように美しいです。(←他にもっとまともな表現はできないの?)

ここには野うさぎちゃんはいないのかな~と思っていたら、トレイルの先に発見!林の中に住んでいるこの野うさぎちゃん、アイオワ・シティの野うさぎのように人間慣れしていないらしく、さっさと林の中に消えていきました。写真上右の中央に、野うさぎちゃんが見えますか?

結局3時間ひたすら歩き回ったので、今夜はよく寝れそうです。明日は昼前のバスで、この旅行の最終目的地・ミネアポリスへ移動します。

「アフター4:30」はハイキング♪

2006-05-11 | "Green"
アヌアーバー4日目です。

4時半に図書館を出ると雨模様。でも、小降りでほとんど止みそう。「5月初旬の雨上がり」とくれば、新緑が「湯上がりの松嶋菜々子」のように美しいに違いない!というわけで、ダウンタウンの北を流れるHuron川へ、自転車でレッツラ・ゴー!!

 

川ぞいの小道へは、10分ほどで到着。やはりそこは、眩いばかりの新緑の嵐(写真上2枚)!川に少し靄がかかっていたのが。人にはほとんど会わないし、建物も見えないし、車の音も聞こえない。遠くから鳥の声がチョコチョコ聞こえるくらい。ダウンタウンから自転車10分でこんな場所があるとは、ママ感激!(←あんた、いつから「ママ」に?)

                    
(このリスちゃん、熱心に身づくろいしていたので、「身づくろいしてるとこ見ないで、失礼ね!」とでも言ってるのでしょうか?)

そこらじゅう1時間半ほど歩き回ったあとは、川の反対側にある公園に移動。そこでアヒルの親子に遭遇(写真下左)。今は丁度繁殖期ですね。川を泳いでいる親子(写真下右)もいて、見ていて微笑ましかったです。

 

自然を十分に堪能して大満足。これだけ自然を堪能すれば、物欲なんかどこかへ吹っ飛んだ!と言いたいところなんですが、その直後、ダウンタウンで割引セールを発見!その話はまた明日にでも。

アイオワ・シティに着きました♪

2006-05-01 | "Green"
予定通りに午後2時、アイオワ州アイオワ・シティに到着しました。さすが、バスは列車と違って運行時間が正確です。

着いてから先ほどまでずっと、町をぶらぶら歩いて回りました。さすが中西部。広いです。人口密度が低いせいでしょうか、町を歩いていると、人間一人当たりに与えられたスペースが広いように感じます。大きな川が流れていて、その周辺にはサイクリング/ジョギングロードはもちろんのこと、大きな公園もあって非常に開放的(写真)。昨日訪れたボルダーもそうですが、大学町は住環境が良い所が多いですね。

アイオワ・シティには下宿先の妹さんがお住まいなので、その方の家にお世話になります。アイオワ大学のキャンパスにダウンタウン、それに川にも近い絶好のロケーション。明日からはまた図書館通いですが、合間にはしっかりリフレッシュできそうです♪

ボルダーは「Awesome」!

2006-04-30 | "Green"
デンバー7日目&最終日です。

現在午後6時半。ダウンタウンの某シアトル系コーヒー・ハウスにいます。列車の発車予定時刻が7時45分だというので、時間つぶしに更新します。

昨日予告したとおり、今日はボルダーに行ってきました。コロラド大学所在地&高橋尚子選手の高地トレーニング地として、日本でもお馴染みですね。デンバーから車で30分ほどの距離です。行きは、途中でバスのエンジントラブルに見舞われ(飛行機じゃなくて良かった!)、到着が約20分遅れましたが、ボルダーには約6時間滞在。ダウンタウンとコロラド大学のキャンパスをよく歩きました。

ロッキーの山々を望む風光明媚な土地で、生活水準が高いと評判のボルダー。わたしがこの町を訪れたのも、約16年ぶり。当時は、「コロラド大学のある町」ぐらいの印象しかなく、郊外にあるショッピング・モールの方が気になっていました。が、今日改めてダウンタウンと大学キャンパスを歩き回って、とても気に入りました。上の写真は、大学のキャンパス内でパチリ。薄いレンガ色で統一された建物が、山を背景にしていい感じ。ダウンタウンの中心街も賑わっていて、本屋やアウトドアショップ、それにもちろんコーヒー・ハウスなど、わたし御用達の店が結構あって、見て回るだけで楽しめました。中々いいゾ、ボルダー!今どきの(アメリカ)英語で言うと、「Boulder is awesome!」

コロラドとはもうすぐお別れ。死ぬ前にはもう一度訪れたい場所です。


(ダウンタウンでパレードに遭遇。こうやってハチャメチャ騒ぎをするのが、ストレス解消には一番?)

「湯上がりの松嶋菜々子」のように美しい?

2006-04-15 | "Green"
決して大袈裟ではなく、5分毎に変わる春の天気。晴れてるなと思った次の瞬間、パーと雨が降り始めることはめずらしくありません。目まぐるしく変わる天気というのは厄介だけど、プラスの面もあります。雨が降った後に味わえる、緑の瑞々しさです。

上の写真は、いつも通る川沿いのサイクリングロードで撮影。このサイクリングロードを毎日通る利点のひとつが、四季折々の風景を楽しめること。夏のバラや秋の紅葉、それに冬の朝にかかる霧もいいけれど、わたしの一押しは、春の雨降り後に堪能できる緑の瑞々しさ。適度な水分を補給し、人間に例えると「美肌」とでも言うのでしょうか?クレヨンしんちゃんに言わせると、「湯上がりの松嶋菜々子のように美しい」という美しさなのでしょうか?う~ん、「湯上がりの松嶋菜々子」がいくら美しい(かもしれない)とはいえ、比較する対象が違うような気がしますが・・・。わたしはボキャブラリーが少ないので、この緑の美しさを言葉でうまく表現できません。洒落た人なら、ここで一句浮かぶのでしょうが。と言ってみたところで、無理やり一句作ってみました。

春雨に 草木喜ぶ 水水と
菜々子のように 美しきかな


う~ん・・・。短歌をなめてる、としか言いようがないですね。

何はともあれ、毎日通るサイクリングロードで四季の景色を堪能する。わたしの「シンプルな喜び」のひとつです。


(サイクリングロードを横断中のアヒル。「そこのけそこのけ、アヒルが通る」ってか!?)

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日本化するアメリカと、アメリカ化する日本?

2006-03-02 | "Green"
  …「○○小で、一部児童が下校時の不審者対策として、全国で初めて定額タクシーの試験利用を始めた。乗降の見守りや運賃など保護者の負担は増すが、「安全には代えられない」という。...団地住民の不安は大きく、児童の保護者でつくる「育成会」は1月、学校と相談してタクシー下校を始めた。2月7日にはタクシー会社の協力で、通学用では全国初の定額運賃(800円)で利用できるようになった。集団下校日を除く週4回利用し、児童1人当たりの月額は2500円程度。
  会長の○○さんは「…金銭面などで保護者の負担は増すが、子どもを守るため。仕方がない」と話す。
  利用する場合、まず予約当番の保護者がタクシー会社に利用日の必要台数を連絡。校内の乗車場所でも、2カ月に1度回ってくる当番が乗車を確実に見届ける。学年ごとに違う下校時間に合わせ、出発は午後2、3、4時台の各1回。保護者が点呼のうえ、児童が1人ずつ乗り込む。(YAHOOニュース、毎日新聞3/2/2006より)

治安がいいことで有名だった日本は、今や昔。安全対策の一環として、学校下校時にタクシー利用を認める学校まで出てきましたね。『自転車でエクササイズ♪』で紹介したように、「学校までは徒歩や自転車で」という声がアメリカではでかくなっているけれど、日本では逆に、「歩くのは危ないから車利用を」?昨日取り上げた新聞記事を書いた方が以前東京に住んでいたとき、「小学生の息子は、学校の登下校は徒歩を義務付けられた(こうやって日本人はよく歩くから太らない)」と書いておられました。が、「日本の小学生は学校まで歩く」というのが常識ではなくなってくるのかもしれません。

わたしが上記の記事を読んで疑問に思ったのは、保護者の方が一緒に歩いて帰れないのか、ということです。タクシー会社に連絡を取ったり学校で乗車を確認したりするなど、それなりの時間と手間をかけているようですが、その手間と時間を、子どもと一緒に歩くことに使えないのでしょうか?上記の記事を読んだだけでは実情は分かりませんが、タクシーを利用する以外、本当に子どもを守る手段というのはないのでしょうか?

寿司を食べたり学校まで歩いたり、アメリカは「肥満防止は日本に倣え!」と言わんばかり。その日本は、車利用が前提の郊外型大型店が増加するわ、下校はタクシーを認める学校まで出るわ・・・。『日本人女性は老けないし、太らない?』で言ったように、日本でも子どもの肥満が注目を集めつつあるようですが、近い将来、現在のアメリカのような深刻な問題に発展するような予感・・・。

思わず昇りたくなるような階段を♪

2006-03-01 | "Green"
ある新聞記事が肥満防止対策の一環として提案したのが、階段の利用。「エレベーターやエスカレーターよりも階段を利用しましょう」とは、日本でもよく聞きます。が、階段よりも、エレベーターやエスカレーターが目に付きやすかったり使いやすそうなのも事実ですよね。

で、上の写真。大学内にある、完成して2年弱の建物です。省エネを実現すべく、正面はガラス張り。天井からも日光が入るようになっています。下の写真2枚は、その建物の正面から入った所でパチリ。この建物に入ってまず目に付くのが、この階段。建物自体が新しく、正面がガラス張りということもあると思いますが、きれいで明るい雰囲気の階段です。建物に入るとエレベーターがどこにあるのか分からないし、だったら階段を使おうか、という気になります。





この建物にある階段とは対照的に、エレベーター発明以降に建てられたと思われる大学内にある建物のほとんどが、階段を隅に追いやっています。(発明以前だと思われる古い建物は、入ったらすぐ階段があります。)わたしが以前日本で通った大学の図書館は、その最たるものでした。きれいな図書館でしたが、隅にある階段はドアで閉じられてかび臭く、じめじめしていました。そんな階段を利用する人は、当然ほとんどいませんでした。と言うより、階段よりもエレベーター利用を前提としてその図書館は設計されたようです。

「エレベーターやエスカレーターよりも階段を」とは思っても、多くの建て物が階段利用を促進するような設計になっていないのが実情。今後は、写真のような建物が増えていくのか注目してみましょう。

都市計画においても「中道」―バンクーバーの成功例に学べ!

2006-02-25 | "Green"
『「輪」という概念』や『ビジネスにおける「中道」』で紹介したTom’s of MaineやWhole Foods Marketは、「企業の利益と、環境を含めた社会の利益は両立する」という考えを持っています。この一見相反してみえる両方の利益を同時に追求することは、都市計画の分野でも行われているようです。

ふぐ太郎さんがお住まいの、カナダ・バンクーバー(Vancouver)。次回、2010年の冬季オリンピック開催地でもあります。どういう基準か分からないけれど、「世界で一番住みやすい都市」に選ばれるなど、評判上々の都市です。わたしの町の情報誌が今週号で、そんなバンクーバーに学べとばかりに、バンクーバーのダウンタウン再開発成功の理由をレポートしています。Whole Foods Market建設を含むダウンタウンの再開発計画が進行中であるこの町にとっては、バンクーバーから学べることが多いようです。

この記事が強調していたのは、「環境を守りながらも、経済発展を促進する街づくりは可能」だということ。一見矛盾してそうですね。環境へのインパクトを最低限に食い止めながら街づくりを進めるのは可能なのか?バンクーバーは、次のような計画を建てて実行したそうです。

人口密度
ダウンタウンに大勢の人が住むようにする。ダウンタウンの人口が多いほど、そこにある店やレストランが潤し、車に頼ることなく歩いて回れる。それに、高級アパートだけではなく、庶民の手が届く価格のアパートも建設する。ダウンタウンを金持ちだけのエリアにはしない

多様性
店やレストランだけではなく、学校、コミュニティ・センター、公園などを建て、人がいろいろな目的でダウンタウンに来るようにする

設計
散策しやすいように狭い道(車が通れないから?)を作る。バス停留所は歩いて5分以内に設置する。つまり、車よりも歩行者にやさしい街づくりということなんでしょうね。

このような都市計画を実行した結果、この20年でダウンタウンの住民が爆発的に増え、車の交通量が減ってきているのだとか。大勢の人がダウンタウンを歩いて回ると店が繁盛するうえ、車が減ることで渋滞緩和。このようにして、街づくりとある程度の環境保全が両立できるわけですね。「経済発展のためには、ある程度の環境破壊は仕方がない」、とよく聞きます。しかし、バンクーバーの例をみると、「経済と環境は両立しない」とは限らないようですね。ビジネスが「私」と「公」の利益を両立できるのなら、都市計画も「経済」と「環境」の両立ができるようです。

日本では規制緩和政策の下、多くの都市郊外に巨大スーパーやシネマ・コンプレックスなどが続々進出し、町中の商店街が衰退しているようですね。まるでアメリカの70年代や80年代を見ているようです。このブログで何度か言ってきたように、車の利用を前提とした郊外の巨大スーパーなどは、「American Way of Life」の象徴。21世紀のライフスタイルは、「車利用の郊外型」ではなく、「歩いて回る街中型」です(と、わたしが独断で決めました)。

(写真は、この町のダウンタウンの一角。梅の花?春ですな~)