oregonian way of life. 

オレゴンでの学生生活から南下して社会人生活へ。IT産業でホットなサンフランシスコ・ベイエリアで地味~に文系の仕事してます

「楽しい教♪」を推進する「チーム真央」

2008-12-29 | 消費文化
トレーニングは「地味でキツイもの」になりがちです。新しいトレーニングを取り入れたり、その都度トレーニングの成果を確認しながら、楽しく、飽きずに続けられるようにしていくことも意識していきたいと思っています。

食事は、「楽しむもの」であり、その考えは崩したくありません。「あれもダメ、これもダメ」ではつまらないし、ストレスになるだけですから、楽しさの提供も大切なことだと思っています。


http://morinaga-blog.morinaga.co.jp/supportproject/staff.htmlから抜粋
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「楽しい」を強調したこの2つの発言、どなたが発したのでしょうか?

上の発言は浅田真央選手の専属トレーナー、下が同じく専属栄養士の方の言葉です。2人とも森永製菓の社員なのかな?オリンピック金メダルを目指しているらしい浅田選手なら、食べたいものを我慢しながら苦しいトレーニングを積むものと思っていたら、トレーナーや特に栄養士は「楽しい」ことも重視しているようです。ジャンクな(junk)お菓子を販売している森永にしてみれば、「食は栄養第一」なんて言える立場にないだろうから、「食は楽しまなきゃ!」と言うのは理解できます。まあ、いずれにしろ、「真央ちゃん」には「何事も我慢して苦しいトレーニングを積む」という日本人スポーツ選手の伝統的美徳(?)は似合わないかも。

う~ん、さすがこの消費者時代を支配している「楽しい教♪」。今は浅田選手のようなトップ・アスリートも、「楽しい教♪」の支配下にあるようです。「猫も杓子も『楽しい』ってどうよ?」な~んて疑問を挟むものなら、楽しい教♪を冒涜することになってしまいそう。(えっ、「楽しい教♪」なんて宗教はないの!?

トレーニングや栄養管理というと、生産者時代の美徳である「我慢、倹約、節制」などを連想するけれど、あえて「楽しい」ことを強調する「チーム真央」。この消費者時代にマッチしたトレーニングや栄養管理へのアプローチで、浅田選手がオリンピックで金メダルを獲得するのは確実か?欧米か?

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文型は思考を反映&形成する

2008-12-27 | 見方・視点
『雑食者のジレンマ』の著者、マイケル・ポーランが2001年に出版した『欲望の植物誌―人をあやつる4つの植物』。この序章でポーランさんは、「自分が植える種を選び、草を引き抜き、作物を収穫する」という自分(人間)主体の自然との関係に疑問を投げかけ、「自分がポテトの種を植えようと決めたのか、それともポテトが自分にその種を植えようと決めさせたのか?」という疑問をこの本の出発点にしています。つまり、主体と客体の関係に疑問を投げかけたのです。

そうなんですよ~。主体と客体の関係って、普段のあらゆる思考に関わってきますね。わたしが先日書き終えた論文で気をつけていたことの一つが、「主語+動作を表す動詞(active verb)+目的語」という文型をできるかぎり用いることでした。なぜ?主体(主語)と客体(目的語)を明らかにし、かつ両者の関係を鮮明にしたり疑問を投げかけたりするのが目的でした。「主語+状態動詞(be 動詞)」や「主語+自動詞」などでは客体が存在せず、主体があたかも周囲から何の刺激を受けないし関係も持たないような錯覚に陥ります。例えば以下の一文。

「季節ごとにトレンドが大きく変動するファッションの世界」

この文を読んでも、何の違和感も感じないかもしれません。でも、ファッション、つまり服装などの流行が、季節ごとに自動的に変動するはずはありません。具体的に誰が(主語)ファッションを(目的語)変動させている(動詞)のでしょうか?アパレルメーカーでしょうか?ファッション雑誌でしょうか?芸能人などの有名人でしょうか?一般大衆でしょうか?それとも逆に、ファッションが人間を(具体的に誰を?)動かしているのでしょうか?いろいろ疑問がわいてきます。それでは、この文はどうでしょう。

「(日本人女性はもてるのに)日本人男性はもてない」

まるで、日本人男性に問題(もてない原因)があるようです。でも、「日本人以外の外国人女性(主語)は、日本人男性(目的語)が好みではない(動詞)」と書くと、日本人男性の問題よりも、外国人女性の好みの問題になります。外国人女性は、日本人男性を好まないのでしょうか?だとしたら、なぜでしょうか?外国人女性は男性に何を求めているがために、日本人男性を好まないのでしょうか?「日本人男性はもてない」だと、「日本人男性は○○、△△だからもてない」など、日本人男性を主体とした議論を誘発しますが、「外国人女性は日本人男性が好みではない」と言うと、外国人女性が主体になります。同じように、「ピーマンはまずい」と言うと、ピーマン自体に非があるというか、「まずい」というのがピーマンの本質であるように聞こえます。が、「わたしはピーマンの味を好まない」と言うと、ピーマンよりもわたしの好みの問題というか、「ピーマンをまずいと感じるわたしに非がある」とも言えます。

「『主語+動作を表す動詞+目的語』という文型を用いましょう」と言うと、単なる言語(文法)の問題だと思ったり、「どの文型を用いるかなんて個人の勝手だろ」と思ったりするするかもしれないけれど、文型は思考を反映するし、形成もします。「季節ごとにトレンドが大きく変動するファッションの世界」や「日本人男性はもてない」などを「主語+動作を表す動詞+目的語」の文に置き換えてみると、これまで当たり前だと思っていたことに対して多くの疑問が生まれます。思考を柔軟にする一つの方法だと言えるかもしれません。

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幸運を招き入れる猫?ホワクリ

2008-12-24 | 
去年の12月25日から、日本の実家に住み着いている猫です。クリスマスに来た白い猫だったので、ホワイトクリスマスとわたしが命名しました。(←そのままやん)愛称はホワクリ。実家に以前から住んでいる猫の鳴き声を毎朝目覚まし時計代わりにしていましたが、この日は目覚めてすぐ気付いたのは、「鳴き声が違うゾ。」裏庭に出て対面したのが、このホワクリでした。子猫を少し大きくしたぐらいでしたね。

実家に居候させるかどうか何日間か様子を見ていたら、「何か食わせろー!」と鳴けば食べ物が出てくることに味を占めたのか、どうやら我が家の敷地に居座る様子。そんなホワクリが実家に永住することを決定的にしたのが、わたしの鶴の一声(?)でした。

「来年のラッキーカラーは赤と白らしいゾ~」

風水によると(?)、来年(つまり今年)のラッキーカラーの一つが白。そのうえクリスマスの日に来るなんて、「サンタさんが幸運を招き入れるラッキー猫を我が家にプレゼントしてくれたに違いない」とわたしがお子チャマ風に解釈して(?)、ホワクリ同居を猛プッシュしたのです。(本当は単なる猫好きなだけ。

で、ホワクリは本当にラッキー猫だったのか?う~ん、予定より半年伸びたとはいえ、わたしはオレゴン生活を終了させ、仕事や新居を比較的簡単に見つけたという点でラッキーだったと言えるのかもしれません。来年はどうなんだろう?来年のラッキーカラーが白でなくても、幸運を招き入れていいんだからね、ホワクリ!タダメシ食わせてるわけじゃないんだよ!(←アンタが食費出してんの?食事の準備してんの?)

しっかしこの猫、実家に来て1年経っても未だに人間になつかないようです。家族からのメールによると、

「今日ホワクリの頭に触った」
「今日は尻尾に触った」
「ホワクリが寝てるときは、撫でさせてもらえる」

などなど、ホワクリに触ることがニュースになるほどガードが固いらしい。そのくせ、今でも毎朝「メシー!」と鳴きわめくそうで、さしずめ「女王様キャラ」全開のようです。「人間どもはわたしに食事を出しとけばいいの!気安く触んないで!」ってとこでしょうか?親曰く、ホワクリは「うるさいし、なつかないから捨てられたのよ」ってことだけど・・・。本家の女王様、「尻を触って沢尻エリカ~♪」が結婚するようだから、ホワクリも結婚して落ち着いたほうがいいのかも。


(「未来を見つめるホワクリ」と言いたいところだけど・・・、虫でも飛んでたか?)

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資源ごみの分別なし♪

2008-12-22 | "Green"
『なぜシリコンバレーではゴミを分別しないのか?』というタイトルの本があるところをみると、発祥はシリコンバレーなのでしょうか?今年の夏の終わりに導入された、資源ごみの家庭用ポリバケツ(画像)。ビン以外の資源ごみは、全てこの中にぶち込めばいい仕組みです。『なぜシリコンバレーでは~』によると、回収したバケツのごみは、機械が紙やプラスティックなどに分類するのだとか。ビンはこのバケツに入れないのは、割れると粉々になって機械分別に支障をきたすからでしょうか?

ビン以外の資源ごみは全てこのバケツに放り込めばいいのは、市民には便利。「アメリカは日本より進んでる」という書き方はしたくないけれど、日本ではどうでしょうか?自治体によってはかなり細かく分別するようになってるようですか・・・。

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七輪に火おこしは楽しいゾ♪

2008-12-20 | シンプルライフ
年末年始はよく日本に帰省していましたが、今年はなし。学業を終えた達成感と次のステップへと踏み出す期待感が大きく、ホームシックはありません。

前回帰省したときにわたしがはまったのが、七輪。炭がオレンジ色に染まり、控え目に暖かいのが。エアコンやストーブと違い、七輪は手間がかかるのがミソ。不器用で炭が燃えないことが多かったけれど、お子チャマなので七輪に火をおこすのが

ちなみにオレゴンの下宿先はこの冬、暖炉を使用し始めました。七輪は暖炉ほど暖かくはないけれど、湯を沸かしたり鍋を食べたりすることができるのがは焼きおにぎり(上の画像)。素朴な味がたまんないんだよね~。

ハア~、日本人に生まれてよかったワイ♪

(↑アンタが言っても説得力がないんだよ


(下宿先から歩いて10分の所にある、川沿いの公園。四季折々の風景を楽しませてもらいました。今朝撮影)

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雪だるまは作り主に似る?

2008-12-19 | シンプルライフ
週末から寒波が到来しているオレゴン。明日&明後日の予想最高気温は氷点下。週末に降った雪が残っているうえ、まだ降りそうな気配。

画像は、今年の一月に雪が積もったとき、下宿先&隣に住むお子チャマ達と一緒に作った雪だるまです。下宿先のお子チャマに誘われて半分しぶしぶと外に出たけれど、いざ雪だるまを作り始めると、お子チャマ達以上に真剣になったわたし。雪だるまが怪しい顔になってしまったのは、作る人に似てしまったからか


(歪んでしまった・・・。これって、わたしの性格が歪んでいるからか!?)

サンフランシスコは雪が降る確率は非常に少ないし、お子チャマや犬&猫とも縁がない生活になりそうです。真冬日のオレゴンを、家族生活の中で堪能します。

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houseよりもhome

2008-12-14 | シンプルライフ
この年末年始にサンフランシスコ(以下SF)に引っ越すことになり、部屋探しのために昨日現地入り。昨日一部屋、今日一部屋見学し、第一希望だった部屋に決まりました。火曜日にはオレゴンに戻ります。

決めた部屋は、15階以上ある高層アパートの5階。ルームメートと2人で生活することになります。家賃は、そのルームメートが最初に提示した額より$100以上も安くしてもらいました(と言うより安くさせた?)。高層アパートというと家賃が高い印象があるけれど、その部屋はSFにしてはリーズナブルです。

本来ならば高層アパートよりは、SFに多いビクトリア朝の家に住みたかったのだけれど・・・。でも、建物の中に入ってしまえばビクトリア朝も高層アパートも大して違いはないし、何よりもわたしが注目したのが、このアパートのロケーション。仕事先から3ブロックという至近距離です。5階からアパートの外に出るまでを足して4ブロックとしても、歩いて10分弱。昼食を食べに帰れるし、朝7時50分に出れば間に合うのが大きな魅力です。な~んて言っていると、「ヤバッ!もう7時55分!」ってことになって、ダッシュするハメになるんだろうな~。行きはずっと上り坂だからきつそ~。

今回見学した2件の部屋を選んだ理由のひとつは、両方とも友人となれる人を募集していたから。「家賃をきちんと毎月払って常識がある人であれば、その人の個性や人間性は関係ない」的なルームメート募集が多いけれど、仕事から疲れて帰って来てまで、気を使う相手と付き合うのはね・・・。(だからと言って、「自分は○○歳で、趣味は○と○。同世代で同じ趣味の人募集」という広告には、「この人、人間が狭いんじゃないか」と思ってしまいました。)ある募集広告に、「houseに人が住んでこそhomeになる。Homeを作るには、そこに住む人間同士の交流が不可欠」と書いてあったように、血のつながらない2、3人との共同生活であっても、それなりにhomeを作りたいものです。

都会のど真ん中にある高層アパートに住んで、サラリーマン生活---。いろんな意味でオレゴンとは異なるであろう、SFでの生活。オレゴンでの生活を懐かしく思うんだろうな~。

人気blogランキングへ(←画像は今日、部屋見学の帰りに出会った、フィットネスクラブで働く人たちの集団。バカ騒ぎしていて、わたしにからんできました。そんな人たちをまともに相手にし、街中で一緒にストレッチ体操をした自分も自分だけれど・・・