アメリカ生まれの概念なのに、わたしがここで全く耳にしない言葉、ロハス。と思っていたら、今日の地元紙にその言葉を発見!何の記事かと思ったら、日本でのロハス人気を報告していました(写真)。
日本でのロハス人気の理由は?自然を慈しむ伝統文化、つまり、ロハスを受け入れる文化的下地がすでにあることや、バブル経済期の物質主義的ライススタイルからの脱却などが挙げられていました。それらの理由の他に記事が挙げていたのが、ロハスは厳しさを要求しない、ということ。ロハスを実行するにはストイックになる必要がなく、個人ができることから始めればいいのです。「Let's enjoy LOHAS!」というタイトルのブログを持っておられるenloy_lohasさんが強調しているように、「ロハスは楽しい♪」こと。(最近はサッカーの中田選手をはじめ、多くのスポーツ選手が試合や大会を「楽しみたい」と言うように、「楽しい」は現代日本を理解するキーワード?)
基本的に何事も否定せず、肯定志向なのがロハス。「車なんか持つなよ」と言うのではなく、「エコ・カー買いなよ」と言うのがロハスなのです(マーケティングしやすいわけですね)。その点菜食主義が市民権を得るには、肉を食べ「ない」という否定概念&寺で修業する苦行層のようなイメージが強過ぎる気がします。わたしが先日抗議したように、ある航空会社がホームページで、ビーガンのことを「厳しい菜食主義者」と表現するくらいですから。「菜食主義」や「ベジタリアン」が日本で市民権を得る日は、限りなく遠い?菜食主義とは対照的に、ロハスの兄弟姉妹であるスロー・フードは食全体の質向上を目指しており、特定の食品を否定している運動ではないので一般受けする概念ですね。
それでは、日本で市民権を得たマクロビは?本来のマクロビとは非常にストイックな食事法だとわたしは思いますが、最近は肉を使った(!)マクロビ料理もあるなど、すっかり主流社会に「co-opt」された感があります。日本に菜食主義が広まったときは、「わたくし、肉を食べるゆる~いベジタリアンですの、オホホ!」などと のたまう輩が出てこないとも限らない!?
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日本でのロハス人気の理由は?自然を慈しむ伝統文化、つまり、ロハスを受け入れる文化的下地がすでにあることや、バブル経済期の物質主義的ライススタイルからの脱却などが挙げられていました。それらの理由の他に記事が挙げていたのが、ロハスは厳しさを要求しない、ということ。ロハスを実行するにはストイックになる必要がなく、個人ができることから始めればいいのです。「Let's enjoy LOHAS!」というタイトルのブログを持っておられるenloy_lohasさんが強調しているように、「ロハスは楽しい♪」こと。(最近はサッカーの中田選手をはじめ、多くのスポーツ選手が試合や大会を「楽しみたい」と言うように、「楽しい」は現代日本を理解するキーワード?)
基本的に何事も否定せず、肯定志向なのがロハス。「車なんか持つなよ」と言うのではなく、「エコ・カー買いなよ」と言うのがロハスなのです(マーケティングしやすいわけですね)。その点菜食主義が市民権を得るには、肉を食べ「ない」という否定概念&寺で修業する苦行層のようなイメージが強過ぎる気がします。わたしが先日抗議したように、ある航空会社がホームページで、ビーガンのことを「厳しい菜食主義者」と表現するくらいですから。「菜食主義」や「ベジタリアン」が日本で市民権を得る日は、限りなく遠い?菜食主義とは対照的に、ロハスの兄弟姉妹であるスロー・フードは食全体の質向上を目指しており、特定の食品を否定している運動ではないので一般受けする概念ですね。
それでは、日本で市民権を得たマクロビは?本来のマクロビとは非常にストイックな食事法だとわたしは思いますが、最近は肉を使った(!)マクロビ料理もあるなど、すっかり主流社会に「co-opt」された感があります。日本に菜食主義が広まったときは、「わたくし、肉を食べるゆる~いベジタリアンですの、オホホ!」などと のたまう輩が出てこないとも限らない!?
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音楽も本も「ゆる~い」のが売れてますしね。
何でも頑張り過ぎてすぐ「ムキ」になる私には
とっても良い傾向に思えます(;^^
私も「マクロビを実践中」と言いながら
外出先で食べるケーキやパンには「卵」や「乳製品」が使われているだろうから、
私も「卵や乳製品も食べるゆる~いマクロビィですの、オホホホホ」ってことで、
人のことをとやかく言える立場ではないのですが
「肉食べたらベジタリアンじゃないやん」って言う突込みは入れたいですね 苦笑
それに、「ゆるーく」といえば、「中間に位置している」とも言えますね。「ゆるーくマクロビを実践している」と言えば、不健康な食生活ではないし、「玄米&ごま塩だけ食べる」というストイックな食生活でもない。「中間にいる」というのが「ミソ」なのでしょう。
『オーガニックは産業?運動?』の記事は非常に面白く、理想と現実の間で働いている私にとって、いろいろ考えさせていただけました。
私自身を振り返ると“ベジタリアン”と言うものに、『私は目覚めた人類である』のような選民思想とでも言うのでしょうか、『皆の目を覚まさせる責任を背負った』ようなコトを思い込んでいたような気がします。
他者と接する時、肯定や否定が在ったとしても、それらを踏まえたうえでも成立する(成立して行く)関係でありたいですね
でも、「痛いのがかわいそうだからベジタリアンってバカじゃない?植物だって摘まれるときは痛いんだよ」というおおかたの友人たちの意見にも、私は違和感を感じます。痛いの痛くないのというのは、なんか考え方が一元的な気がして・・・。
あらゆる命は、他の命をいただくことで生きている。だから、仕留めた動物の魂を自然に還す儀式をするマタギやアイヌに、私は共感します。
ちなみに「日本は魚食」というイメージがありますが、必ずしもそうではありません。
例えば東京は、徳川家康が来るまで、魚を食べる習慣がありませんでした。家康が大坂から漁師を連れてきて現在の中央区界隈に住まわせ、初めて魚を食べるようになったのです。
また鳥取も江戸時代になるまで魚食の習慣がなく、その名残で、鳥取県内のちくわは、豆腐で作ったものが主流です。
両者とも、目前にあれほど豊かな漁場があるのに、です。
お坊さんが完全ベジなのかというと例外があって、棒鱈だけはOKだったんだそうです。その理由が、「とても生き物とは思えない」。なるほどね・・・。
でも、比叡山のトップとか唐招提寺のトップとか、食において仏教の戒律を厳しく守っている方は、みんな90まで生きてますね。
日本で最近マクロビがメジャーになり始めているのは多分、CI協会が広告代理店と組んだためではないかと思っています。
でもね、私の義妹は”マクロビオテック”と”マイクロダイエット(日本のダイエット食品メーカー)”の区別がついていません。友人でも、実際ナンなのか知らない人が多いです。
私もBe Organicさんと同じく、マタギやアイヌの人たちには共感を覚えます。
こちらこそご無沙汰しています。わたしは最近旅行やら腰痛やらで生活が安定せず(?)、みなさんの所にあまり遊びに行っていません。
自然食品業界で働いていると、理想と現実のギャップってかなりありそうですね。その経験を、今後の平和@へぽいさんの人生に何らかの形で生かしていけるといいですね。
Be Organicさん、
マクロビも言葉が独り歩きしている状況でしょうか?「マクロビ=ヘルシー」ぐらいでしか認識されてないのかもしれませんね。
enjoy_lohasさん、
オーガニック「運動」参加者/支持者が、オーガニック「産業」をみて、「そんなの、オーガニックじゃない!」と憂いでいる状況と似ていますね。ロハスという概念には、消費という行為を好意的に受け入れるという考えがすでに入っていますが、その消費と社会/環境への責任とのバランスが今は思いっきり消費の方へ傾いている感は否めませんね。
何を基準にして「ゆるい」とか「厳しい」とかいうのかは分かりませんが、enjoy_lohasさんが「マスコミからの一方的な情報だけでなく、自分で考えたり選んだり・・・」と言われる時点で、わたしには「ゆるく」ないですね。と言われるのはenjoy_lohasさんの本意ではないかもしれませんが、わたしはenjoy_lohasさんのそのような意見を褒めているつもりです。「自分が言ってることややっていることはゆるいのか、厳しいのか」などということは意識せず、ご自分のロハス道(?)を進んでいってほしいと思います。
私が5、6年前に、一般女性誌と環境雑誌に出して、両方からハネられた企画に近いものを、今年になって一般女性誌が「LOHAS」の冠をつけて始めています。
同時に、”「ORGANIC」が「LOHAS」に「co-opt」されている”という強い危機感を感じています。
これで多くの人は「LOHAS」へと移ろってゆくでしょう。
でも、1~2割の人はより高次元のものを求めているはずです。
この人たちが納得できて、しかも楽しんでもらえる企画はどんなものか?それが私の今のテーマです。
「LOHAS」と「ORGANIC」の違いって何かって?
たとえばデトックスなら、「化学療法よりもオーガニックの食事やハーブティ、代替療法で有害重金属を排出しましょう」というのが「LOHAS」。
「それと同時に、有害重金属汚染の少ない環境にするにはどうしたらいいか考え、できる限り実践し、社会全体にも求めてゆきましょう」というのが「ORGANIC」。
これが私の考え方です。
私は「LOHAS」という言葉は、意識して避けています。私が追求するのはあくまで「ORGANIC」です。