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oregonian way of life. 

オレゴンでの学生生活から南下して社会人生活へ。IT産業でホットなサンフランシスコ・ベイエリアで地味~に文系の仕事してます

気分は『Stand by Me』♪

2006-02-24 | "Green"
(上の写真は、温泉から空を見上げてパチリ。この時は

少年よ、オレゴンで大志を抱け?』で言ったように、この町は、映画『Stand by Me』(日本公開は1987年)の撮影拠点になった場所。先日『山の温泉&屋根付き橋見学旅行♪』で紹介したような山の中に行くと、映画の雰囲気が味わえます。ちなみに、その温泉&屋根付き橋付近で、007シリーズに主演したピアース・ブロズナンと『シンドラーのリスト』(1994年)に主演したリーアム・ニースンが共演する映画の撮影が、先月行われたそうです。

先日行ったバス旅行、町のダウンタウン発が8:20発で、帰りは5:20着という9時間の旅。温泉に入っていたのはその内2時間半。では残りの6時間半は?バス&自転車で移動、川縁でお弁当など、山や川の景色を存分に堪能しました。以下、その時のスナップショットを何枚かご紹介。


(バスの中から見える屋根付き橋。先日紹介した屋根付き橋とは別の橋です)


(バスの中から撮影。アメリカやカナダでよく目にする納屋。赤い壁が周りの緑によく映えます。赤と緑はクリスマス・カラーで相性がいい?わたしの『行きつけの自然食品店』は、100年近く前に建てられた納屋を使用しています)


(バスを降りて、自転車で温泉に向かう途中で。このような景色を見ながら、山の中で自転車をこぐのは気持ちがいい!以前鹿に遭遇したときは、こちらが驚く前にむこうがさっさと逃げていきました)


(温泉への遊歩道入り口で見られる滝。以前9月にここに来たときは、水が落ちてませんでした。オレゴンは、夏は乾季)


(遊歩道にあったシダのアーチ。1月まで雨が多かったせいか、見渡す限り苔だらけでした)


(この洞穴が、温泉の源泉地。中は、人間がやっと一人入れる広さがあります。夏は熱く、冬は上から落ちてくる水滴が冷たい!)


(温泉の後、川縁でお弁当を食べました。水が流れる音を聞きながらのお弁当は最高!かなりの急流です)


(先日紹介した屋根付き橋の近くにある、この地域唯一の日用雑貨店(country store)。いかにも小さな集落にある店という感じが


(定刻の4時過ぎにバスが来ました。これから1時間15分、バスの旅。自転車はバスの前に積めるようになっています)

先日も言ったように、温泉&屋根付き橋、それにこのような景色を満喫しても、出費は実質ゼロ。わたしはある意味、非常に贅沢な暮らしをしています

犬の「poo poo」を再利用する、サンフランシスコの試み

2006-02-22 | "Green"
革新的な町として知られている、カリフォルニア州サンフランシスコ。多くのゲイの方が住んでいるほか、食やリサイクルへの関心が高いことで有名です。サンフランシスコは、ごみの60%をリサイクルしているのだとか。一般家庭やレストランから毎日300トンの生ごみを集めて堆肥化し、ぶどう園やオーガニック農場に肥料として売るということも、10年前に始めたそうです。これぞ、「sustainable community(持続可能なコミュニティ)」の見本ですね。

そんなサンフランシスコが今度は何を?犬の排泄物を集め、天然ガスや電力に使用する試みを始めるそうです。市内にある犬の公園で排泄物を集めて回り、「methane digester(メタン消化器)」という名のタンクに入れる。そのタンクの中で、バクテリアがメタンガスを発生。そのガスを、天然ガスで作動するガス・ストーブやヒーターにパイプで直接輸送するほか、電力を発生させることにも使用できるそうです。サンフランシスコには推定24万匹の犬と猫がいるらしいので、犬の「droppings」に注目するのは当然なのかもしれません。

ヨーロッパでは何カ国かがすでに行っているという(さすが)、この「犬の『poo poo』リサイクル」。日本でも江戸時代は、人間の排泄物を畑の肥料に利用するなど、「sustainable community」が成り立っていたようですね。犬の排泄物をエネルギーとして再利用する、サンフランシスコの試み。自治体レベルでのこの試みが、他の地域や日本にもそのうち広まるのでしょうか?

(写真は、下宿先の裏庭にあるfood compost。ここに生ごみを入れて堆肥にします)

湯たんぽがうれしい時節♪

2006-02-18 | "Green"
で気温がのオレゴン。今日午後3時の気温は4℃。今夜はマイナス10℃ぐらいまで下がるそうです。

ここまで寒くなるとわたしが寝るとき利用するのが、写真の湯たんぽ。ここでも湯たんぽは売ってますが、『通販生活』で購入した湯たんぽを愛用しています。普段は、『これからの季節は、寒くて当たり前』で説明したように、パジャマの下に腹巻&首巻を着用。それに毛布三枚&アルミホイルの保温シートを使用していますが、冷え込むと湯たんぽが欲しくなります。Dinkyはわたしの暖かいベッドがお気に入り(写真下)。日本のコタツをしてあげたいな。



湯たんぽって、日本の発明品?それは知りませんが、先日あるアメリカ人から指摘されたように、「頭寒足熱」のコタツなど、日本は中々いいgadgets(工夫してある道具)がありますね。くれぐれも、20世紀の遺物である「American Way of Life」に走らぬよう・・・。

トラベル・マグ&ウォーター・ボトル

2006-02-17 | "Green"
Ikuraさんが持っているという、某コーヒー・ハウスのタンブラー。わたしも当然(?)、紙コップは避けたいと思っています。環境面の理由もあるけれど(ちなみに、わたしはエコ運動家ではありません!)、紙コップ自体がチープ。やはりコーヒーは、それなりの器に入れて飲みたいものです。というわけで、わたしはコーヒー・ハウスを毎日利用するということもあり、持ち運び用コーヒーカップを持っています。スタバは10㌣、行き付けのコーヒー・ハウスでは25㌣引きにしてくれます。

写真右が、わたしが持っている持ち運び用コーヒーカップ。英語で「travel mug」というようです。タンブラーとトラベル・マグの違いは?取っ手があるないかの違いのようですね。ちなみに、「travel=旅行」と覚えることが多いけれど、travelというのは基本的に、「移動する」という意味のようです。余談ですが、旅行を意味するもう一つの単語「trip」は、バイキングで料理を取りに行くことにも使用します。例えば、「The buffet requires a clean plate for each trip」というように。つまり、(その)バイキングでお代わりに行くたびに新しい皿を使用しなくてはいけない、という意味です。話を戻して、わたしが持っているこのトラベル・マグ、プラスティックなんですよね~。以前ただでもらったので使用していますが、近々ステインレスのマグに換えたいと思っています。


(わたしの行きつけコーヒー・ハウスの、ロゴ入りタンブラー)

ちなみに、一番上の写真の左側はwater bottle、水を入れるボトルです。アメリカ人といってしまっていいのかは分からないけれど、少なくともOregonians(オレゴンの住民)御用達。ペットボトルの使用はできる限り避けたいですからね。わたしは喉が渇くほうではないので、普段はボトルを持ち歩かないけれど、先週行った温泉などには必需品。写真のボトルは、4年前に購入したオリジナル版。今では形や色のバラエティが豊富です。

紙コップやペットボトルを利用すれば、荷物が少なくなって便利かもしれないけれど、便利さのみを追求するのは避けたいものです。

オレゴンの天気が最近変だゾ!

2005-11-25 | "Green"
雨季のはずのオレゴン。が、ここ最近、曇りまたは晴れで冷え込み、朝晩は霧が発生するという天気が続いています。日が差していると思った次の瞬間、雨が降っていたとしてもおかしくないオレゴンの天気。今の時期、曇りがちなのに雨が降らないというのは異常なのでは?ちょっと最近天気が変だゾ!(クレヨンしんちゃん口調で)。写真は、行きつけのコーヒー・ハウスから撮った曇り空です。

最低気温が0度前後まで下がっているからか、Dinkyは最近よく朝になるとわたしのベッドにもぐりに来ます。わたしは朝早く起きるので一緒には寝ないけれど、せっかくなのでしばらくは添い寝してあげます。


洗濯物は物干しで自然乾燥

2005-11-12 | "Green"
ハリケーン・カトリーナの被害が大きく報道されていた9月のアメリカ。これだけハリケーンの規模が大きくなった理由のひとつとして、地球温暖化が挙げられています。これは、専門家の間では一致した意見ではないようですが、地球温暖化が問題になっていることは確か。温暖化防止のために個人ができることは、という新聞記事を9月に読みました。その中に、輸送コストをカットするため、地元産の食材を買え、というのがありました。ん~、なるべくそうしたい。けどわたしは、はるか彼方の南米やアフリカからくるコーヒーを飲むし、自然食品店でもアメリカ中から製品が運ばれてきているので、そのような食品をわたしは購入しています。ま、できるかぎり地元産の食材を買うにこしたことはない、と思いますが・・・(いい加減)。

食材の購入に関しては怪しいわたしですが、ひとつ完璧に変えたことがあります。それは、洗濯のあと乾燥機を使わず、物干し(clothesline)に洗濯物を干すようになったということです。立体型の物干しを購入して自分の部屋に置いています。特に今の時期は、完全に乾くまで何日かかかるけれど、持っている衣服の量には余裕があるし、乾いても畳まないでそのまま着てしまうので、横着者のわたしにはぴったり。わたしはこの20年、アメリカで何度かちょこちょこ生活してきていますが、乾燥機を使わない生活は初めて。ちなみに、ヨーロッパでは乾燥機は贅沢品で、外で干している人がほとんどだとか。陳腐な言い方ですが、できることから無理せず温暖化防止ですね。

これからの季節は、寒くて当たり前

2005-11-09 | "Green"
今日、この町は久しぶりに青空が広がりました。朝、夜明け前に川沿いを自転車で走っていると、川に霧がかかって幻想的な雰囲気を醸し出しており、「早起きは三文の得」を実感しました。

これからの季節、天気がいいと気温が下がります。今日の最低気温は氷点下だったようです。午前10時40分の気温は5度。アメリカでは冬になるとがんがんに暖房を効かし、家の中でTシャツだけ着てアイスクリームを食べていた、などという話をよくききましたが、そのようなAmerican Way of Life的な生活というのは、わたしの周りではありません。最近は燃料費が高くなっている、ということもあると思いますが、安けりゃあどんどん使ってもいい、というわけではないですからね。どういう理由であれ、下宿先の方は、暖房をなるべく入れないようにしています。最近、わたしは寝るときパジャマの下に首巻と腹巻をし、昨晩は湯たんぽもベッドに入れて寝ました。行きつけのコーヒーハウスでは、フリースをしっかり着ています。これからの季節は寒くて当たり前。できるだけ暖房に頼らずに、寒さを乗り越えたいものです。そう思いませんか、特に、夏は寒くて冬は暑い日本のデパートさん?

(オレゴンは枯れ葉舞う秋。冬はもうそこまで。川沿いで撮影)

グローバル・スタンダードは西ヨーロッパに?

2005-11-07 | "Green"
わたしは西ヨーロッパには住んだことはおろか、行ったこともありませんが、聞く話によると、西ヨーロッパの人たちは、資源を食い潰すことによってハイレベルな生活水準を維持するいわゆるAmerican Way of Lifeを軽蔑しているとか。先日、フランスでこの夏を過ごしたあるアメリカ人学者の新聞記事を読んだのですが、図書館内が暑かったので苦情を言ったら、「まったくアメリカ人は・・・・。夏は暑くて当たり前でしょ」みたいなことを言われたとか。それに西ヨーロッパでは、車は必需品ではなく贅沢品で、洗濯しても乾燥機は使わず、外で天日干し。

以上、あくまでも聞いたり読んだりしただけの話ですが、日本はアメリカではなく、西ヨーロッパを見習う時期に来ているような・・・。西ヨーロッパの生活様式に詳しい方、コメント頂けるとうれしいです。

少年よ、オレゴンで大志を抱け?

2005-10-28 | "Green"
いつものコーヒーショップにいます。さっきB. E. Kingの『Stand By Me』がかかっていたので思い出したのですが、この町は、日本では1987年に公開された同名の名作映画の撮影基地になったところです。少年4人が死体探しの旅に出て野山を歩き、さまざまな困難を乗り越えながら友情を深め、人間的にも成長するっていうような話だったと思います。

『Stand By Me』と似たような設定の映画が、去年アメリカで公開されました。実際の撮影はニュージーランドで行われたようですが、映画の舞台はオレゴンです。コメディーで、幼なじみの青年4人が登場し、そのなかの1人が28歳くらいで亡くなったとき、残りの3人がその男の遺品の中から宝のありかを示した地図を見つけ、その宝をみつけに山の中に冒険に出る、という話でした。

少年や青年が自然の中に冒険に出て、様々な困難を乗り越えながら成長する、というテーマは、シンプルライフ志向とも密接に関係しています。特に100年ほど前の世転換期、都市が発達し、中流階級以上の子どもが都会の中で快適な生活を送るようになると、そんな子どもは---特に少年は---軟弱になるのではないかと、アメリカのエリート層は心配し始めたのです。20世紀のはじめには、イギリスをまねてアメリカでもボーイスカウトができ、都会の少年を意識的に自然の中に送り込むようになりました。「自然の中で鍛えてこいっ」てことでしょう。今でも夏休みなどに、国立公園でのキャンプに都会の子どもがよく参加しているようです。

アメリカは、技術や科学の進歩の結果としてうまれた「都市」を国の誇りとしながらも、その都市が住民に与える影響は好ましくないのではないかという、「都市」に対して矛盾する感情を抱いていたようです。ボーイスカウトのほかCountry Life Movement (田舎生活運動)やArt and Craft Movement (芸術と工芸品運動)など、急速に進んでいた産業化や都市化に対抗してシンプル・ライフに対する興味が中流以上のアメリカ人の間で高まったのも、不思議ではありません。

こうしてみると、オレゴンというのは、少なくともハリウッドにとって、少年や青年を自然の中で鍛えるのには最適な場所だということでしょうか?まあ、わからないこともないですが・・・。

(写真は、下宿先から自転車で3分ほどの所にある、川べりの公園です。オレゴンは秋真っ盛り。自然の中にいると、確かに癒されます・・・)

ヨーグルトの容器を再利用

2005-10-25 | "Green"
この町には、オーガニックの牛乳や豆乳を使用してヨーグルトを製造する会社があります。豆乳のヨーグルトは甘酒も使用してあって、なかなかの味です。そのヨーグルトを開発した方の名前を冠したヨーグルトです。その方と以前お会いしたことがありますが、いわゆる「素敵なレディ」という印象の方でした。が、1960年代には、ヒッピー・ムーブメントの発祥地として名高い(悪名高い?)サンフランシスコのハイト・アシュベリー(Haight Ashbury)で、バリバリのヒッピーをしていたそうです。1970年ごろ、Ken Kesey (映画化された「カッコーの巣の上で」の著者です)にコミューンをつくるから?(ちょっと忘れました)と誘われてオレゴンに来たそうです。ちなみにこの会社を所有しているのはKen Keseyの確か兄弟です。

このヨーグルトはプラスチックの容器に入っていて、特に家庭用サイズの容器は食べ終わったらゴミ箱に捨てず、リサイクルするよう勧めています。容器の側面に「I’m recycling this container for______________(この容器を______に再利用します)と最初から印刷してある念の入れよう。___の部分に自分で書き込めるようになってます。ここまでしてあったらリサイクルしないわけにはいかず、わたしは、自然食品店で量り売りで買う入浴剤と麦味噌に利用しています。以前1人用の小さなヨーグルトを買ったときの容器は、クリップや合鍵をいれて机の引き出しに保管しています。このコーヒーショップの隣にある自転車屋さんやサタデー・マーケットの店など、町のあちこちでこの容器をリサイクルして使用しているのを見ます。

(写真は家庭用の大きいサイズ)