死んだらどうなる?

誰もが一度は抱く関心「人間は死後どうなるか」を中心に、あの世、生まれ変わり、守護霊等について詳しく解説していきます。

その人の「執着」に悪霊が寄ってくる 

2007-04-30 | 地獄霊の憑依を受ける原因は「執着」にある
勇二 「執着。ああ、地獄に堕ちる根本的な原因として、君が挙げていたものだね」

正太 「そう。「執着」というのは、「過ぎた欲望」のことなんだけど、具体的にいえば「この世的なものに執われること」、「3次元的なことに心の針がとどまって離れなくなること」なんだ。そうしたものに執われて心が離れなくなってくると、それを縁として悪霊の憑依を呼び込んでしまうんだよ」

勇二 「ふーむ、この世的なものに執われることねえ」

正太 「じゃあ、「その人の執着が何なのか」をわかりやすく言うと「一日のうち、あまり自覚的でないとき、ボーっとしているときに、いつも考えていること、フッと気がつくといつも考えていること」なんだね。一日のうちに、何度も何度も、くり返しくり返し、心のなかに浮かんでくるもの。「一日のうちに、何度も何度も心のなかに去来して、ふと気がつけば、いつもそのことを考えている」というような「心の中のシェア(割合)が高いもの」のことなんだ」

勇二 「ああ、なるほどね。何かについて、心の中でいつまでも引きずっていたり、アッサリしたいけどできなくて、ネチッこく、いつもいつも心から離れないものね」

正太 「そうそう。そのトリモチみたいにペタッとくっついて「いつもいつも心から離れないもの」。それが何かというと、人によって、たとえば、出世とか、お金とか、名誉とか、異性とか、外見とか、肩書きとか、名刺とか、財産とか、家屋敷とか、容貌とか、人からの評判とか、食べ物とか、酒とか、家柄とか、学歴とか、健康の不安とか、将来への不安とか、過去への不満とか、過度の劣等感とかなんだね。あるいは、子供時代に父親から虐待されたことだとか、昔フラれた彼女(彼氏)のことだとか、自分の子供のこととか、なんだ。
さらに、もっとマイナスのものになってくれば、誰かに対する積極的な憎しみとか、恨みとか、怒りとか、嫉妬とか、たとえば、主婦だったら「旦那からの愛情が足りない、足りない」とか、サラリーマンだったらたいてい「上司の悪口」とかだね。気がついたら「アイツ、アイツ」「あのヤロウ、あのヤロウ」と思っているわけだよ。こんなふうに「フッと気がつくといつも考えていること」―これが執着なんだ」

勇二 「いやあ、わかるわかる。実によくわかるよ。特に一番最後の例なんかはね(笑)」

正太 「人間の「心の針」っていうのは、1日24時間、振り子のように揺れているんだけど、こういう執着を持ってしまうと、心の針が下のほうの一点でピタッと止まってしまうんだね。そうすると、同じ波長を持った悪霊が、その執着を足がかりにして憑依してくるんだよ。つまり、執着を持つということは、地獄界にいる悪霊に、ロープを降ろしたのと同じことになるんだ。悪霊としては「これ幸い」とばかりに、そのロープをスルスルッと上ってその人にすがりついてきてしまうわけだ」

勇二 「そうか。自分の外にいる悪霊が悪いというよりも、自分の心の中に、悪霊を手引きするものがあるわけだね。心の中に敵がいるわけだ」

正太 「そうなんだ。執着をもつと、それと同じ執着が原因で地獄に堕ちた人、同じ執着に苦しんで地獄に堕ちた人に、はしごがかかってしまうんだね。そうなると「この世だ、あの世だ」なんていう垣根は存在しなくて、その悪霊と同じ世界の住人になってしまうんだよ。だから、やって来れてしまうんだ。
 執着の対象というのは、ほとんどがこの世的なもの、その人がこの世において「欲しい、欲しい」と思っているもので、たいていの場合、それ自体がその人にとっての「悩みのタネ」でもあるんだね。そうした「執着」や「悩み」の波動が、電磁石のように、それと同質の地獄霊を引き寄せてしまうわけなんだ。執着、あるいは悩みの臭いを嗅ぐと、悪霊というのは、まるでハイエナか何かのように必ず寄ってくるんだよ」

勇二 「そうか。でも、心の針が一点にとどまるのが執着というけど、心の針というのが良いほうに止まるのなら、いいんだよね?」

正太 「そう。プラスの思い、たとえば、人に対する「与える愛」の思いであるとか、親切な思い、世の中を良くしていこうという思いとか、そうしたほうで一点に止めれば、いいほうで止まっているんだね。そういうふうに、良いほうへ止めるとどうなるかというと、もちろん思いのレベルにもよるけど、天使の指導を受けられるんだよ。
 ところがたいてい、思いが一点に止まるという場合、いいほうに器用に止まらなくて、下のほうで止まっていることが多いんだね。するとどうなるかというと、下の世界、曇った世界からの指導を受けることになってしまうんだ」



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