入り江の小船

ヒマがあったら書く日記。

穂高。

2008年09月17日 22時31分43秒 | Weblog
当初の予定では旅行ガイドのコースの通りに
ロープウェー西穂高駅から西穂山荘までの
ルートを登るつもりだったが、宿の主人が
西穂独標までは一般でも登れると教えてくれたので
予定と装備を変更して西穂独標を目指すことにした。

前日に引き続いて天候が悪かったが、
時折、晴れ間も見せて気まぐれな天気だった。
ロープウェーで上がっているときは
ガスが出ていてあまり風景を楽しめれなかった。

西穂高駅から西穂山荘までの道のりは
楽に登れるとガイドに書いてあったが、
乗鞍と同様、日頃の運動不足が祟って
すぐに大汗をかいた。おまけに蚊か蚋か
その類の群れが執拗に追跡してくる。

西穂山荘に到着して昼食をとって
少し休憩して山小屋の気分を満喫したのち
西穂独標に向かって登り始めた。

クサリ場の手前くらいのところで私の前にいた
おばさんが恐怖に駆られて急に動きを止めた。
私が足場の良いところにいた状態で止れば
よいのだが、足場の悪いところで止まり、
おばさんが再び動き出すまで
岩にしがみつくしかなかった。

西穂独標にたどり着いたら先の峰である
ピラミッドピークが近くに見えて登れそうな
気になってしまったが、登山技術と時間と装備と
心構えに問題があり、断念した。←正しい判断
先に登っていた山男たちの装備が明らかに違うからな。

ロープウェーで下山していたら、さっきまでの
気まぐれな天気が嘘みたいにきれいに晴れて
槍ヶ岳もきれいに拝めれた。



乗鞍。

2008年09月16日 22時09分02秒 | Weblog
以前から一般でも登ることが可能である
乗鞍と穂高(西穂高独標まで)に登ってみたいのと
奥飛騨温泉郷のどれかの湯につかってみたくて
岐阜県の高山方面まで行ってきた。

初日に乗鞍に登ってみたが、前線が近づいていたらしく、
小雨が降ったりガスが出たりで天候が思わしくなかった。

乗鞍は登山の難易度が低いとされている山のわりには、
日頃の運動不足が祟ってか、予想以上に体力を消費した。
ガイド本のとおり、バスターミナルから
剣ヶ峰まで2時間程度かかった。

下山していたら山頂からすぐそばのところで
おばさんが足を滑らしたうえに肋骨を岩に
ぶつけたらしく。身動きが取れなくなっており、
旦那が介抱していた。

私の前にいた山男たちが手を差し伸べたら
「いや、大したことありません」と旦那がこれを拒んだ。
そのわりには旦那は何もできていなかったようである。
中高年の登山中の事故が多いから注意しろって
バスターミナルの掲示板に張ってあったな。

そういえば昨年に登った立山は麓の駅に
「無理するな、引き返すも勇気」か何か書いてある
ポスターを貼っていたな。

難易度が低い山とされていても
油断してはいけないと実感させられた。