入り江の小船

ヒマがあったら書く日記。

美の巨人たち

2006年07月31日 20時43分12秒 | Weblog

今年の5月頃、東京に立ち寄った際に国立近代美術館で
やっていた藤田嗣治展を見ようと思ったが、平日にも
かかわらず長蛇の列を見て断念してしまった。
その5月より前、家にある分厚い歴史書に目を通していたら、
血と硝煙が香り漂ってきそうなほどの壮絶な白兵戦を
描いた作品に目がとまった。藤田嗣治のアッツ島玉砕の図だった。
この絵が国立近代美術館に所蔵されていると聞いたので
見てみたいと思って行ったのに残念だった。
というより田舎者だから長時間待つのが嫌だった。

最近になって藤田嗣治の画集を買った。画集を見たら他にも
凄まじい白兵戦の絵を描いているとは全く知らなかった。
レイテ島米軍航空基地攻撃の図なんか絵が暗くてわかりづらいが
アメ公が斬りつけられて首がとんでいるような気がする。
斬りつけた方は刀の鞘から薫空挺隊の高砂族の隊員と思われる。

美の巨人たちを見ても藤田嗣治のメジャーな絵しか特集しない。
番組の性質上、戦意高揚の絵画を特集することはまずないとは思う。



hand to hand fight

2006年07月25日 22時06分33秒 | Weblog

以前に録画していたディスカバリーチャンネルの
アメリカの格闘技特集とローランド君の世界の格闘技武者修行とを
見比べた。前者の方は妙な東洋人や東洋を勘違いしたような
白人が出るわ出るわ。リアルなCGで東洋武術を科学的に解説しているが
無茶苦茶な解説が多い、これにだまされたアメリカの少年達が
かわいそう。しかもこの番組、予算がかなりかかっているようだ。
それに比べて後者の方は明らかに前者よりも低予算だが
番組の質が高い。ローランド君が世界各国に現地取材してその国の武術を
精神性から理解しようとするところが高く評価できる。

余談として毛利元貞氏の徒手格闘術ビデオも面白い。
「白兵戦の危機を生き抜く!」である。タイトルからして
白兵戦とあって血なまぐさそうだが、ビデオを見ると
技の解説の前に妙なストーリーのショートドラマが
なかなかの味を出している。技もB級映画に出てきそうな
コマンドーみたいな妙な技ではなく、理にかなった技だ。

自作自演で千夜釣行風の釣りビデオを作りたい。

2006年07月22日 20時34分56秒 | Weblog

仕事が終わって買い物をすませて帰宅して、しばらくすると
電話でD-AO氏から釣りの誘いがあったので同行した。
いつも行く隣町の池に行ったが、先日の梅雨前線による
大雨によって池が増水していて遊歩道が水没していた。
事前に早朝にこの池で釣りをしたD-AO氏から活性が
良くないと聞いていたので全く釣れる気がしなかった。
水位が上がっていて透明度が高くなっているせいなのか、
いつも釣れるポイントで全然アタリがない。
場所を変えて、いつもあまり釣れるイメージがない
ポイントでしばらくしたら着水と同時にバスが来た。
30cm程度だった。同じポイントでもう一匹
同じサイズのバスだった。このポイントの対岸の
ポイントでも同じサイズのバスを釣った。
こいつはサイズのわりには引きが強く、リールが
逆回転してロッドが折れそうな勢いだった。
その後もポイントを変えてみたが今日に限って
いつも釣れるポイントで釣れない。

今日、使ったルアーは100均クランク改。
このルアーは春夏であれば全天候型なんじゃないかと思う。

風の騎士団

2006年07月21日 20時26分21秒 | Weblog

古本で少年ガンガンの創成期の方で連載していた
「風の騎士団」を久しぶりに読んだら面白かった。
竜が出てきたり巨大生物が出てきたりと忙しい漫画だが
なによりも中世ヨーロッパと古代ギリシャを足して
2で割ったような世界観が、なかなかいい味を出している。
これがきっかけかどうかは分からないがよくヨーロッパの
古城や甲冑に興味を抱くようになった。

タイムマシンがあればチュートン騎士団を見に行ったり、
ドイツ・ポーランドVSモンゴルの「リーグニッツの戦い」を見たい。

ガンガンの出版元がエニックスなんなら風の騎士団を
RPGでゲーム化してほしかった。

魚っちんぐ

2006年07月19日 22時26分14秒 | Weblog

小学生の頃、なぜか石鯛を釣るのを目標としていた。
近くの海は潮の遅い内海で荒々しい磯は存在しないが
つり入門の本のイラストに描かれているような岩の
隙間に投げたらつれるだろうと思っていた。無論、
内海で釣れるはずがない。あえて釣れるであろうと
推定されるのは石鯛の幼魚くらいか。
そもそも、知識も無い上に装備も最低だった。
装備は小学生の小遣いで買えることができるような
コンパクトロッドとワゴンセールのスピニングリール、
道糸は3号であった。この程度の装備で石鯛が
食いついたとしても石鯛の引きに耐えることができない。

今年の初春に五島列島の福江島に行った。あの島は
海がきれいで魚がべらぼうに旨い。機会があれば
完全武装で福江島に磯釣り遠征したいものだ。