入り江の小船

ヒマがあったら書く日記。

地獄の鬼女洞

2006年08月27日 23時46分08秒 | Weblog

今日、新見にある鬼女洞・宇山洞・日め坂鍾乳穴に行ってきた。
鬼女洞は観光化しようとして失敗していて観光整備を中途半端に
していてラフな格好でも入れるが、右を見ても左を見ても
いたるところにカマドウマの大群がいて気色悪い。映画の
インディージョーンズのワンシーンみたいな阿鼻叫喚の
虫地獄が広がっていた。こけかけて壁に手をついたら
一斉にカマドウマが逃げ散る姿を見てかなり寒気がした。
友人Rが突然叫び、訳を聞くと目の前でカマドウマが
降ってきたそうだ。オマケにこの鍾乳洞は鍾乳洞とは思えない
くらい暑い。この暑さでカマドウマが大量発生したかもしれない。
鍾乳洞のネーミングセンスもなかなかで女(鍾乳洞)が冒険者を
妖しく誘い、中に入れば鬼(カマドウマ)が集う地獄の世界。

宇山洞は鬼女洞のインパクトが強すぎてあまり記憶に無い。
たしか案内標識が指した道を50mくらいのドリーネを下ったところに
あった。カマドウマがいないうえに涼しくて快適だったが、途中に
ザイルがないと行けれないような場所があり、装備なしで奥へ
進むのは危険と判断して折り返した。

日め坂鍾乳穴は日め坂神社のご神体であり、神社の駐車場の近くの
ドリーネを100mくらい下ったところに大穴を空けている。
ご神体に相応しく大きくて神々しい。新見市教育委員会が書いた
案内の看板によると神の池と呼ばれる地底湖まで歩いて行けれる
ように書かれてある。中に入るとやはりカマドウマも出てこなくて
涼しくて快適である。暗闇の中を進んでいると淡い光が射してきた。
出口かと思いきや天井が崩落していて空を拝むことができるように
なっている。これ以上進めれないように思えたのでここで折り返しで
帰ろうと思ったらしゃがんで進めれる場所があったので頭を打ちながら
奥へ進んでいくと立てれるくらいの空間に出た。そこからしばらく
進んでいると宇山洞と同じく装備を持っていないと帰ってこれないような
場所があり、そこで記念撮影をして折り返した。

観光洞でないそれらの洞窟を探検するにはそれなりの装備と
体力と知識が必要だ。今回みたいにラフすぎる格好でケービングら
必要以上に体力を使ったり危険な目に遭いかけたりした。
これを怠るとケガ人や死者が出ても文句は言えない。
観光整備されていない鍾乳洞には安易な気持ちで探検するのは
非常に危険だ。私の様な素人がケービングする際にはケービングクラブに
入っているような人にガイドをしてもらう方が安全だ。


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