入り江の小船

ヒマがあったら書く日記。

ペンネント ユーゴスラビア王国編

2013年02月07日 21時04分50秒 | 軍事
今は無きユーゴスラビアはユーゴスラビアでも
ユーゴスラビア王国時代のペンネントが6つある。



王国海軍という意味らしい。







軽巡洋艦ダルメシア
艦名のダルメシアは某映画の犬の産地で有名。
艦番号は101なんだろうか?
この艦の飼い主は何度も変わっており、
初代飼い主、ドイツ帝国
2代目飼い主、ユーゴスラビア王国
3代目飼い主、イタリア王国
4代目飼い主、ドイツ第三帝国
この4代目の飼い方が荒かったらしく、
1943年9月22日に近所(ユーゴ沿岸の島)に座礁させたり、
その3ヵ月後には英魚雷艇の攻撃で死なせている。







駆逐艦リュブリャナ
この駆逐艦は多民族国家ユーゴスラビアの理想を体現しようと
設計はフランス、機関はイギリス、兵装はチェコとスウェーデン、
建造は英仏資本のユーゴの造船所といった多国籍かつ
多民族的な面々による仕上がりとなっている。
ユーゴスラビアの星だ!!

就役してから2年後の1940年1月に事故で沈み、
引き上げて修理中にイタリアに捕獲されてしまったようだ。
1943年3月31日、座礁したところに嵐が来たので艦を放棄、
翌日、連合軍の爆撃により沈没。







水雷艇ツェル 別名T5
名前をT5と呼ぶのは味気ないように思える、
名前があるのだからちゃんと名前で呼びましょう。
オーストリア・ハンガリー帝国出身。







河川砲艦バルダル
オーストリア・ハンガリー帝国出身。
この砲艦も諸外国の砲艦と同様に
外交施設として使用できるように
内装がきれいだったりするんだろうか?
士官やVIPに出される艦内用の食器は
ヘレンドかも知れん。







魚雷艇ディナラ
ドイツのSボートを購入したもののようだ。
ユーゴ国内の造船所でも魚雷艇なら作れそうに思える。
魚雷艇の類に名前を付けられることは稀だから
ユーゴでは主力艦の一部として期待されていたのだろう。

ドイツが攻めてきて祖国が危機に瀕しても
ユーゴ軍ではセルビア人とクロアチア人が対立して
戦ができる状態ではなかったみたいだ。

ドゥブロヴニクに行ってみたいなぁ。
一人で海外に行く自信がないのでツアーで行こうかな。