1月の27日の朝日新聞の記事にも掲載され、色々な報道メディアが掲載していたが、当記事を結果的に簡単に一言で言うと、PHS大手(と言うか実質一社となる)ウィルコムが会社更生法を活用する「事前調整型」の法的整理に入る方向で最終調整に入ったことが27日に分かった。との事。簡単に言うと再建を目指した倒産。つまり、JALと全く同じ手法に近いが、問題は、携帯電話(と言うか移動体通信と言う分野)での競争力は、実質殆どなくなっている。おそらく、docomoがPHSをやめ、ウィルコムがKDDIから離れた段階で、その将来性は疑問視された筈である。
が、一方でb-mobile等への回線貸し出しや携帯端末としてのウィルコム等のスマートフォーンへの影響はかなり大きかったと思わざるを得ない。私自身も東京単身時代にb-mobileを使用していたし、スマートフォーンとしてのウィルコムには毎回興味を寄せていた。
しかし、現在は新しい潮流、携帯電話が第三世代(3G)が当たり前の中で、通信速度が最大の問題を今だ解決できなかったと言うか、本来PHSの目的はそうではなかったと思うが、残念ながら高速通信化し、アップルのiPhoneやGoogleのAndroid携帯の搭乗で、マイクロソフトさえも、携帯分野では危うい中で、生き残っていくのはかなり難しいと言わざるを得ない。
おそらく、このウィルコムの倒産の再生なくば、と言うか殆ど無いと思うが、過去の一世代を風靡したPHSの歴史が終焉する事になるだろう。残念ではあるが、携帯電話の余りにもすさまじい進化と、グローバル化の中で標準ではない仕様のものが無くなっていくのはさびしいが・・・。これもIT分野の中で1つの歴史が終焉を迎えるだけの事になるのだろう。
このような例は、特にIT分野のソフト分野では幾らでも、歴史に刻まれているが・・・。
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