社会不安障害:SAD、ボランティアとセカンドライフ

SADで会社を休職したが、一年で復帰し、無事定年を務めて、その後の生活とボランティアについて気ままに掲載中

イントラホームページの作成・管理用にPukiwikiベースの無料QHMを選んだ

2010-06-09 07:00:20 | ITについて

イントラ用にCMSの検討を開始した。ここ2週間程、本業の合間にネットで調査、実際にインストールし検証を繰り返し、流石に疲れた。殆ど諦めかけたが、やっと結論がでた。と言うか私が結論を下した。この2週間で何をしたかと言うと概略

  1. LiteCMS(軽量CMS)の調査とトライアル。この結論はLightNEasyを候補としたが、インストール失敗。
  2. WordPressをインストールし、検証。しかし2年前と比べ多機能化と重量化が進展しており、素人がHPを更新するには無理と判断。
  3. 再度LiteCMS(軽量CMS)の調査とトライアルを広範囲に検証。この結果QuickCMSを選択。しかし、あまりにシンプルすぎて将来のコンテンツの管理に不安が発生。且つIE6.0で表示が正しくない事から、別の選択肢を考慮する事に。
  4. LiteCMSだけでなくCMSにも広げて検討。MODxに辿り着く。LiteCMSと殆ど同じ高レスポンスで非常にデザインが自由に設計できる事がわかったが、これもWordPress同様に、多機能とデザイナーには良いが、素人が扱うには無理と判断。
  5. 再度LiteCMSを調査。およそネットで紹介されているLiteCMSは片っ端から、調べるか実際にインストールして試した。結果最後の候補としてCMSimpleに望みをかけてトライアルしたが、残念ながら日本語の文字化けとファイル添付の機能を見つける事ができず、諦める事にした。

さて最後にもう諦めようか?どうしようか?最初に戻ってWordPressで再度検討するかと、考えていたが、ふと以前インストールして試したQHM(Quick Homepage Maker:Pukiwikiベース)を再度検討する事にした。

以前試してその操作もわかっており、且つインストールして今の環境でも動く事が検証されているこのQHMを、最初から対象に入れてなかった最大の理由は、文章の構造や書式(修飾)に使用されているPukiwiki(wiki)の独特のタグ(マークアップ言語:要はおまじない)だった。

しかし、これまでの経緯を考え、再度Pukiwikiを見直して見る事にした。結果元々ハイパーテキストが管理しやすいシステムとして考えられたこのシステムは、逆にイントラホームページのコンテンツを管理すると言う事に絞り込むとむしろ、この特性が生きるのではないかと考えた。そしてCMSの難しい概念や機能を覚えるより、このタグを覚える方が簡単だろうという結論に達した。

と言う事で、結論を出してからは、QHMのインストールとテンプレートと一部当社用に変更して、早速作り始める事にした。

2年前と異なり、ネットで調べるとQHMの情報・つまり機能や操作に関しては多すぎるぐらいに簡単に見つかった。この意味でもQHMの選択は成功かなと自信を深め、簡単にページを作り始める事ができた。まだ取り掛かったばかりだが、おおよそ初期のイントラとしての内容を関連部門の協力で作成できれば、こちらも当初の目的は達成する事になる。QHMについては、また別途掲載する予定。以降はここ2週間で調べたLite(軽量)CMSの総論をメモとして残しておく。最も今回選択したPukiwikiベースのQHMもこのLiteCMSのジャンルに属するが・・・。

 

<最近主に海外で開発・流行のLite(軽量)CMSは、帯にながし、襷に短し>

  1. それぞれ実績を積んでいるCMSには、やはりそれなりの背景がある。つまり、WordPressや他のCMSはバージョンアップの中で、ユーザーの要望を取り入れて進化しており、その反映が今を作っている。機能や操作性には必然性があると言う事だ。
    逆に、簡単に使えると言う事は、すぐ限界が見えると言う事であり、多機能を求めたら、簡単ではないとの裏返しとなる。当然の帰結だ。
  2. 以前、条件としてあげた日本語とサポートを別にすれば、CMSに求める機能はこれを理解した上で、選択すべきだ。
    つまり、簡単で機能が制限されるか、高機能で操作が難しいかを選択するしかない。

それでは、上記の条件を両方とも満足する物はないのか?その一つの回答が今回のQHM(Pukiwiki)だった。

Wikiの考え方の根本にあるのはハイパーテキストであり、この概念を皆で参加し、編集するシステムとして構築されたものがこのWikiだ。要はテキストデータベースの管理がメイン(コンテンツ)であり、デザインは基本的に分離されていた。逆を言えばコンテンツの管理が主体だが、デザイン的な要素はないかと言うと、それは実は何でもできるが、そのインターフェースはGUIではなくタグやHTMLやCSSを修正しなさいと言う事になる。これはメインはコンテンツ管理であり、自由にできる部分は、勝手に勉強してやりなさいと言う拡張性は用意されていると言う事だ。

<以下インストールトライアルしたLiteCMS>

◇QuickCMS
・動作環境 :PHPのみ、文字コードはutf-8
・文書管理 :リスト管理
・問 題 :対応ブラウザーにIE6.0が入っているが、実際はIE6.0とFireFoxで表示が異なる。このブラウザーの対応が当社では、最大の問題だった。
・インストール:超簡単というか、必要なフォルダーとファイルをアップするだけ。


◇LightNEasy
※当環境で動作しない為、あまり意味はないが・・・。
・動作環境 :PHPのみ、文字コードはutf-8、日本語対応は○、1ページ1ファイル
・特徴 : 大変軽い。サンプルテンプレートのデザインがよい。管理も簡単。但し、複雑な管理は出来ない。 WYSIWYG編集が可能。表作成機能あり。コンテンツの編集は、表示された頁を編集する方式。 従って、操作は単純、頁階層も自由、メニューも自由となる。


◇CMSimple
・動作環境 :PHPのみ、ノーデータベースのコンテンツを1ファイル管理
・文字コード:SJIS -> これが最大の問題点で、日本語の文字化けが 発生する。
・内部構造上の問題:コンテンツをHTMLの1ファイルで管理。つまりデータが多くなると必然的に重くなる。 内蔵のWYSIWYGエディターに、ファイル添付機能がない(私の確認不足かも?)。

◇Concreate5

・動作環境 :PHP+MySQL。文字コードはutf-8、GDライブラリーが別途必要。
・IE6がサポート対応外となっており、管理画面で編集できない。これが最大の障害。

◇SkyBlueCanvas
・動作環境 :PHPのみ、但しunix系のみでWindowsは未対応。当然かもしれないが、当社Windows環境ではインストール失敗。
・日本語対応:×、日本でのサポートサイト有るが、私的サイト。
・特徴 :デザイン的に優れたテンプレート有り。他は実際に試していない為、ノーコメント

◇pluck
・動作環境 :PHPのみ、但し5.2以上。
・日本語対応:×、但し、日本語の処理は可能。日本語ソフトなし
・特徴 :優れたデザインができそう。簡単な操作らしい。
・問 題 :対応ブラウザーにIE6.0が入っていない(サポート対象外)。


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