朝日新聞の折込チラシに入っていた新築マンション分譲の広告。そこには購入可能な年収が明記されていた

先日、朝日新聞に入っていた折込チラシにビックリした。新築マンションのチラシだ。しかもこの物件は初めてではない。隣の駅の駅前マンションで、かなり大規模開発の物だ。第一期は完売で、今回は第二期の先着順申し込み受付開始の案内・PRチラシだ。

何に驚いたのか？

マンションは、ローンで購入する方が多いと思うが、このチラシには私が知る限り初めて、物件毎の年収の条件が大きく記載されていた。今までは実際に現地で販売会社やローン会社、銀行などと話する段階で、この年収の話が出てくるのは当然だが、しかし新聞のチラシに入れるマンションの先着順申し込みのPRチラシで、この条件が記載されていた。

これは何を意味するのだろうか？

マンションの販売価格と実際のローン、つまり毎月の支払額。そしてそれを支払う為には、実際の年収がいくらだろうか？当たり前だが、その認識ができないほど苦しくなっているのだろうか？

いや、頭金なしで、どんどん売りつけて来たが、第１期販売で、何か問題が起きたのだろうか？

など考えてもどうでも良い話だ。しかし、どういう条件を設定しているのかは認識しておきたい。今の物価を知る上で。

• 月々返済５万円台
  実際は52,811円だが、最初に５万円台と目玉にしてすぐ下で、52,811円と記載するのも不思議だ。
  実際に販売価格はと言うと小さな文字で2,518万円（税込み、変動金利年利0.875％、35年返済、頭金80,000円、ボーナス時99,694円）
  ３LDKの70.00?
  最低必要年収333万円
  
• 月々返済７万円台
  実際は79,907円
  販売価格は3,527万円（税込み、変動金利年利0.875％、35年返済、頭金80,000円、ボーナス時104,678円）
  4LDKの80.24?
  最低必要年収465万円

年収が333万円でも、３LDK70.00?の駅前新築マンション2,518万円が購入できる事のPRなのだろうか？

いやそうではなくて、３LDK70.00?の駅前新築マンション2,518万円を購入するには年収が333万円が必須条件だと言う事をPRしたかったのだろうか？

私が若い時にマンションを購入した時のイメージで言えば、金利や物価が少し異なるが、年収が333万円ではとても2,518万円の支払いはできなかったと思う。

そう、毎月の支払いと余り強調されないボーナスの約100,000万円の支払いを考慮すると、現実は上記の条件ではかなり厳しい条件と思う。そう親等の援助が無ければ、実際の生活は破綻する気がする・・・