goo blog サービス終了のお知らせ 

竹内しげやす 市政チャレンジ日記

新米議員から四期目を向えて市政にチャレンジする奮戦記。
一歩一歩目標に向け前進する日々の行動を日記風に。

「火星に流れる水」証拠発見 NASAが初めて発表

2015年10月16日 | 一般
 米航空宇宙局(NASA)は28日、火星の表面を流れる水がある証拠を見つけたと発表した。過去に水が流れた痕跡は見つかっているが、現在も水が流れていることが示されたのは初めて。
 火星表面には、暖かい時期にだけ現れ、寒くなると消える幅5メートルほどの細いしま模様があることが知られていた。無人探査機マーズ・リコネサンス・オービターの上空からの観測で、これが塩分を含む水の流れであることが判明したという。
 火星表面に一時的に水が流れるとしても、NASAの担当者は「生命を育むほどの量の水かどうかは分からない」と話している。
 水がどこからきたのかは不明だが、NASAのチームは「大気中に含まれる水蒸気が塩分に吸収され、水溶液になったのではないか」とした。 (共同)

火星表面で水が流れたとみられる黒っぽい筋(左)。塩分以外の鉱物を青で着色してある(NASA提供)


火星の川の痕(あと)

”昔、火星には海があったんですか?”
 火星の表面にはいろいろ不思議な地形がありますが、なかでも、水が曲がりくねって流れたような地形がいたるところにみられます。深い谷に流れこむ川もあり、川の河口には三角州のような地形もちゃんとみられます。また、川の川床には中洲のような島が見られることもあります。
 こういう地形を作ったのは溶岩ではなく、もっとさらさらした液体でなければなりません。そうすると考えられるのは、水です。現在では火星の表面には液体の水はみられませんが、むかしはたくさんの水があり、川として流れていたと考えられます。
 火星の極地方には二酸化炭素の氷、ドライアイスでできた極冠がみられます。しかし、この極冠の中心部、夏でも消えない極冠は水の氷でできていると考えられ、極地方を中心に、火星の地下には永久凍土の形で多量の水が存在すると思われます。
 大むかし、火星の火山活動が活発なころ、火山ガスにより火星は今よりもっと多い数気圧もの大気がありました。その大気の温室効果で温度も高く、液体の水が存在していました。この水は火星の低いところに集まって、海をつくり、川が流れていたのです。
 その後、火星では火山活動も終わり、重力が小さいため大気が逃げ出してしだいに薄くなりました。そのため気温も下がり、水は凍りついて、火星の地下に残っているのです。

極冠

”火星に大火山があるそうですが?”
 そうなんです、火星には太陽系でいちばん大きな火山もあります。火星には月と同じように多くのクレーターがありますが、北半球には平原がひろがり、ここに巨大な火山がみられます。火星の巨大火山はたて状火山とよばれる、ゆるやかにもりあがった火山ですが、中でもいちばん大きな火山がオリンパス火山で、赤道に近いタルシス高原にあります。オリンパス火山は、まわりの平地からの高さ25km、山全体の直径が 700kmもある巨大な火山で、頂上のカルデラ火口だけでも直径が70kmもあり、富士山がすっぽりはまるほどの大きさです。そのふもとは、高さ5~6kmのがけでとりかこまれています。
 タルシス高原にはほかにも、アルシア山、パポニス山、アスクレウス山 など、山全体の直径400km、高さ20kmほどの巨大火山があります。また、エリシウム高原や南半球のヘラス盆地にも大きな火山がありますが、 なんといってもオリンパス火山が最大で、太陽系でいちばん大きな火山です。地球の火山とくらべると、地球上でもっとも大きな火山はアメリカの ハワイ島で、海底からの高さ9km、山全体の海底での直径は200kmほどです。
 しかし、火星の火山はみな、10億年以上前に活動をやめた死火山なのです。
「オリンパス山とハワイ諸島の断面図」

「オリンパス山」
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 海洋地区大学艇庫移設の現状 | トップ | 平成27年度 蒲郡市戦没者追悼式 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

一般」カテゴリの最新記事