長崎ぺんぎん日和

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チャレンジし続けて掴んだ初優勝と全国出場権▪2019九州クラブユース(U-18)サッカー選手権大会 決勝 V・ファーレン長崎U-18 - サガン鳥栖U-18

2019-06-10 21:00:00 | V・ファーレンU-18
九州クラブユース(U-18)サッカー選手権、5/26に準決勝でアビスパ福岡U-18に1-0で勝利したV・ファーレン長崎U-18は4年ぶり2度目の全国大会(日本クラブユース選手権大会)への切符を手にしました。



【クラブユース(U-18)サッカー選手権大会とは】
昨年、川崎フロンターレU-18に勝利したというのが記憶に新しい方もいらっしゃると思いますが、あの大会は「Jユースカップ Jリーグユース選手権」と言いまして、簡単に言うとJリーグのユースチームは予選はなく自動的に出場出来る別の大会です。

もちろん、全国のユースチームと試合が出来るので、そこで結果を残すことにも大変価値があることなのですが、クラブユース(U-18)選手権の場合は、全国各地域でJユースも街クラブも合わせた予選が行われ、そこで本大会出場が全32チームに絞られるので、予選を勝ち抜いた時点で全国のクラブチームの32強となり、さらに本大会でグループリーグを勝ち抜けば16強となるわけです。


また、V・ファーレンは全国出場が4年ぶりと申しましたように、2015年に1期生が3年生のときに出場して以来、九州を突破することが出来ずにおりました。



私は2017年と2018年の大会で敗退が決まった試合を見ましたが、試合後には涙を流して悔しがる選手もおり、この大会に賭ける気持ちの大きさを痛感して来ました。



そんな流れで迎えた今年の九州クラブユース(U-18)で、見事全国出場を決めた選手たちでした。





【決勝 前半終盤以降のチャレンジが実を結ぶ】

さて、準決勝で全国を決めて、6/8は決勝。初優勝を賭けて昨年度の王者・サガン鳥栖U-18と熊本県民総合運動公園スポーツ広場で対戦しました。

ところが、私は公園内で迷ってしまい、前半20分ほどを見られず(^^;
20分以降のお話になります。



その時間帯はほぼサガン鳥栖のターンでした。ボールを保持して前線に多くの選手を配し、V・ファーレンを押し込みます。奪われてからの切り替えと寄せも速く、V・ファーレンは前にボールを運ぶことが困難な状況で、裏へのロングボールを狙う回数もなかなかあったように思います。

裏へのボールが多くなっていたのは、私にはV・ファーレンの選手がサガンの圧力に圧倒されていて、やや消極的になっている。もっと繋ぎたいはずと感じられました。違ったらすみません。


3月の新人戦(九州クラブユースU-17)の3位決定戦のときにチャレンジが出来ずに「練習の半分も出せなかった(監督)」ということがありました。

それ以降のサニックス杯や高知遠征、プリンスリーグ、そして準決勝まででは積極的にチャレンジすることを前提にやってきたように私には映ります。

それでも相手がサガンのような強豪だと、押されてしまうこともあるんですよね。

そういうときに、落ち着いてチャレンジが出来るかというところが重要なのではと感じます。


そして、失点。サガン7西田選手のコーナキックを17田中選手に頭で合わせられました。


V・ファーレンの選手たちもかなり集中し気をつけているように見えるのですが、それでもやられてしまうセットプレー。相手もいろんなことが出来ますからね。17田中選手も高いですし。

そのあともしばらくサガンのターンが続きますが、前半終盤にかけて徐々にボールを持って突破が出来るようになってきたように見えました。


ドリブルで1人はがすことが出来て、マークがずれスペースを得て運べる雰囲気になり、そこで前半終了。


後半キックオフ。


後半も右サイドバック7郡司島選手のドリブルなど、ボールを運ぶことが出来るようになります。

サガンのほうもそうですが、サイドバックがドリブルで運べるのは大きいと思います。


そして、同点ゴール。左サイドで持った10浦道選手が仕掛けます。その直前に北内監督から「逃げるな!」という声が聴こえたのが印象的です。1人抜いて左足でクロスを入れて、ニアの11柴田選手がフリックし、中でフリーだった9中山選手が押し込みました。

積極的にチャレンジしたことで生まれたゴールだと思います。


そこからは一進一退の攻防。1朝長選手がコーチングとセービングで引き締めます。


途中出場の25中島選手のドリブルや15藤本選手のポストプレーもあり、押し込まれるばかりにもならず、いい緊張感の好ゲームとなります。


延長に入ってもなかなか点が入らず、PK戦もちらつき始めた延長後半8分に動きます。


中盤で奪ったボールを6五月田選手が素早くスルーパス。右サイド抜け出した15藤本選手が右足でサガンGKの脇を抜いて左隅に流し込み、逆転。


素晴らしいゴールでした。


そのまま試合終了。


見事に2度目の全国大会出場に加え、クラブ史上初の優勝を手にした選手たちです。

おめでとうございます👏👏👏



上手く出来なかった試合があり、そこから試合でチャレンジして自信をつけていっているように見えます。

そういう部分を見ることが出来るのも育成年代の醍醐味です。

選手だけでなく、チャレンジ出来る環境を作られた監督コーチ陣の皆さんにも敬意を表したいです。

今のチームには一体感を感じます。

これから再開するプリンスリーグや全国大会でも期待です!


そして、この結果は今まで1期生から始まる先輩たちが繋いできたものが実を結んだものだと思います。

それは忘れたくないことですね。




プリンスリーグ九州

第8節
vs神村学園
🗓️6/22(土)11:00
🏟️長崎県体育協会人工芝グラウンド

第3節(別日開催分)
vsサガン鳥栖U-18
🗓️6/29(土)16:00
🏟️十八銀行フィールド


皆さんもユースを応援しませんか?😊

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