通勤日記 ”特急列車での帰宅”

金曜日の甲府駅18時過ぎ、身延線のホ－ムに特急ふじかわと
Ｗ編成の富士行きが停車していた。特急ふじかわは43分に出発
後続の普通列車富士行きは54分に発車する。
今日は特急で帰宅することにした私、特急で帰るのは久しぶりである。
金曜日のふじかわはサラリ－マンの帰宅者が多く、殆どの席が埋まっていた。
辛うじて席を確保したけどこんなに混んでいるのは珍しい。
甲府から市川大門まで310円特急料金払って所要時間は20分、これで
早く帰れるとなれば安いと思う。
みんな早く帰りたいという気持ちは誰も同じである。
20分という時間はあっという間。19時3分市川大門に到着。
普通列車に乗っていたらまだ南甲府ありだっただろう。
私を含め10人近くの人が降りていった。そして駅を出て気がつけば
私は町道を一人で歩いている。まだ19時なのに街並みは物静かさと
寂しさでいっぱい、だれも人の気配がしない。北風が私の体を心底
冷やしていく。いつも思う、この街にもっと活気があればいいのに、
なんか一人であるのくがとても辛い感じがしてたまらない。
家に向かっているときは、こんなことを考えている。
15分近く歩いてやっと自宅に着く。そして甲府を54分に発車した富士行きが
通過していく、私は家の玄関で列車を見送った。