帰宅途中、桃林橋を渡ろうとしたら目の前一帯が
真っ暗闇に、そう計画停電が始まったのです。
どこもかしこも真っ暗闇、信号機は消灯、地震が起きた
日と同じ様に車のヘッドライトだけが明るかっただけです。
途中、右手にコンビニがあるのですが真っ暗、駐車していた
車のライトが店の入り口を照らしていました。
家の近くの狭い路地は普段街灯が付いて明るかったけど
今日は真っ暗闇一人で歩けるのか?。と言うくらい怖い
感じがしました。持参したペンライトをもとに家にはいって
みると真っ暗、ライトがないと何も出来ません。この時ほど
電気のありがたみを感じたものありません。
ペンライトで辛うじて着替えをして、こたつの間に座って
携帯電話のワンセグ機能を使ってテレビを見ていました、
一時間近く経って携帯電話の電池が切れかかってきたので
仕方がなく電源を落としてただ呆然としていると、外が異様に
明るい。よくよく見ると家の中も薄明るく見えるのです。
思い切って外に出ると、意外や意外、周りが見えるのです。
散歩をしました。家の近くの狭い路地、車に乗っていたときは
見えなかったのがライトを付けなくても見えるんです。
月明かりと、目が暗闇に慣れたのでしょうか?。
もうすぐ夜が明ける時の明るさを感じがしました。
意外に明るいしそれほど寒くなかったし、家にいるより外に
出ていた方がいいかも?。しいて言うなら、空が曇って
いなかったら星空が綺麗に見えたかもしれません。
不謹慎な発言ですが、停電でもなければこんな
貴重な体験はなかったかもしれません。