東京城北サイクリング

東京の城北エリアおよびその近辺の道路事情や再開発を紹介します

補助第73号線 (その10)下板橋通り

2016年04月29日 | 補助第73号線
板橋区の後編です。
下板橋駅から北に『下板橋通り』という通りが通っています。
補助第73号線として先行して整備された道路で、
歩道には桜並木が整備されており、春の季節はとても華やかになる綺麗な道路です。



補助第73号線計画図

鉄道との立体交差のためにアンダーパスを設ける必要があることから、
一部さらなる拡幅が必要な場所が出てきました。
下板橋通りの中ほどから駅に至る部分は、20m → 26m と両側それぞれ 3m の拡幅が必要になります。

補助第73号線(池袋本町)の事業に着手します(平成27年1月)
ということで、平成27年から事業が着手されました。


(1)『下板橋通り』の入り口付近

17号から下板橋通りに入ったところです。両側は桜並木となっています。

(2)商店街

道には商店が並んでおり、板橋駅前本通り商店街の一部となっています。
板橋駅はここから東へ約350mほど行った場所にあります。

(3)タカセ板橋店(右側の建物)

ここは販売するだけでなく、パン・洋菓子の工場にもなっているので焼きたてのパンが食べられます!

この交差点から、アンダーパスに向かう本線と、地上の側道の2車線に分岐するので
幅員を20mから26mに広げる計画になっています。
右のタカセさんと、左のオリジン弁当のある建物の低層部は計画線にかかっていますが
低層部よりも上の部分は左右の建物共セットバックしているので、新築時にあらかじめ指導があったものと思われます。

(4)ヨークマート付近

この辺りからアンダーパスとなり、東武線の下にもぐっていきます。
予想イメージを赤で描いてみました。
掘割の左右は側道が設置されるので、現在よりも歩道は狭くなります。
とはいっても、現状かなり広い歩道となっているので、十分な歩道の広さは確保されます。

(5)下板橋駅前

東武東上線下板橋駅前です。(踏切のすぐ左側が駅)
掘割となる予定の場所は臨時に駐輪場として利用されています。
池袋方面へと向かう道路には現在踏切があります。
朝夕は列車の本数も多く、このように遮断機が下りている間は長い車列ができます。
トラブルがあって遅延しているときは10分待っても開かないことがあり大渋滞となります。
立体交差が完成すればそういった事態も解消されますね。
アンダーパス完成後は踏切は閉鎖され、地上部にはUターンするような道路が設けられると思われます。

(6)下板橋留置線

踏切の西側には東武鉄道の留置線があります。
踏切解消のための鉄道の立体交差化は鉄道が高架になることが多いですが、
ここの場合はこの留置線があるため高架化することができなかったのでしょう。
また、その先には山手通りと首都高速道路が鉄道の上を通っており、やはり鉄道の高架化は難しそうです。

以上で補助第73号線板橋区間は終了です。
次回は踏切を超えて豊島区へと入っていきます。

次の記事:補助第73号線 (その11)池袋本町その1(下板橋駅付近)
前の記事:補助第73号線 (その9)北区板橋区境~中山道(R17)


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