東京城北サイクリング

東京の城北エリアおよびその近辺の道路事情や再開発を紹介します

補助第73号線 (その6)富士見銀座

2016年02月20日 | 補助第73号線
十条銀座の北部分を構成する“富士見銀座”の現状を紹介します。

富士見銀座の北端を起点に、補助第73号線の“十条仲原区間”が
平成26年度~平成32年度にかけて建設される予定となっています。

「都市計画情報等インターネット提供サービス」

でこの付近の地図を見ると幅員30mくらいあり、環七をオーバーパスする立体交差になっているように見えますが実際どうなるんでしょうね?平面交差でも良いように思えますが。


富士見銀座の環七側入り口です。

ここに見えているすき屋など道の両脇2件はまるまる補助73号線にかかってきます。

富士見銀座のゲートです。

補助73号線はこの右側をかすめる感じなので、このゲートはギリギリセーフでしょうか?
隣のクリーニング店などは道にかかってくる可能性が高いです。
この先の商店街は存続すると思われますが、不燃化促進事業のため建て替えが進んでいくでしょう。

富士見銀座南端の交差点から西側を見たところです。

ファミリーマートがあってその奥にローソンストア100が見えますが、
その奥の家あたりから73号線にかかってくるようです。

次回は十条銀座の様子を紹介します。

次の記事:補助第73号線 (その7)十条銀座
前の記事:補助第73号線 (その5)十条地区の概要

補助第73号線 (その5)十条地区の概要

2016年02月11日 | 補助第73号線
次はいよいよ環七を超えて十条エリアに入ります。

(図5)十条エリアの補助73号線のおおよそのルートです。

十条銀座商店街の少し西を並行するように南北に縦断します。

この道はかなり重要な道路になります。
先日までの赤羽エリアは交通量的にはさほど飽和していなかったり
ひとまず完全ではないにしろ現道はありました。

しかし十条駅周辺には東西口いずれにも、南北に縦断できる2車線以上の道路が一切ないという、東京区部のある程度の乗降客を有するJR駅前としては考えられない、時代に取り残されたような街並みのまま現在に至っています。

この十条エリアを通過しないことには池袋やその先の商業集積地にたどり着くことができません。
現状は、十条銀座を歩行者に交じりながら自転車を歩行者に気を使いながら進むか、脇道の狭い入り組んだ路地をくねくねと進むか、あるいは大きく迂回するほかなく、南北方向の交通にとっては広大な障壁に他なりません。

最近になって、ようやく解決に向けた具体的な計画が動きだしました。


・「十条駅西口地区第一種市街地再開発事業都市計画決定」(平成24年10月)

 土地利用図

・「補助第73号線(上十条)(十条仲原)の事業に着手」(平成27年2月24日)

この二つの計画が決定したことにより、北は環七から、南は都道455線まで
歩行者で賑わう十条銀座を通らなくても、十条地区を通過することができるようになります。

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前の記事:補助第73号線 (その4)清水坂公園付近

補助第73号線 (その4)清水坂公園付近

2016年02月06日 | 補助第73号線
前回は赤羽西で行われている工事区間の南端まで紹介しましたが、
今回はその先の環七に至るまでの区間を紹介します。

予定地は町名で言うと北区赤羽西3丁目、十条仲原3・4丁目になります。
武蔵野台地の東端にあたる場所なので赤羽西区間からいっきに標高が十数m上がります。
まだ線形も確実になっておらず、事業が認可されていない区間です。

(図3)おおよそのルートは北区の資料から知ることができます。(以下の地図の青い点線部分)

(出典)「密集事業(十条北地区)」整備地区計画図(十条北地区)

(写真7)予定ルートがかすめる清水坂公園です。

傾斜地を利用して造られた公園で、西が高く、東が低くい立体的な公園となっています。

(写真8)公園の西に接する道です。このあたりが73号予定地と思われます。


(写真9)その道を北に進むと、家々の屋根を見下ろせる程の断崖となっていました。

道路が建設される際は今立っている場所は掘削されて上り坂が作られることになるのでしょうか?

今度は反対の南方向に進みます。
(写真10)公園から100m程度南に来た辺りです。

ポストの横に更地がありますが、以前は商店があったように記憶してます。
まだ事業認可前ですので道路の建設にともなう移転では無いと思いますがどうなんでしょう?

(写真11)さらに数十m南に向かうと環七に出ました。環七沿いのサンクスです。

この辺りは駐車場が多く、将来的に73号と環七との大きな交差点ができることを意識している感がありました。
環七を渡った向こう側は、十条銀座商店街へと続く、富士見銀座商店街の入り口です。


(図4)環七までたどり着きましたので一区切りとして、その2~4 までの位置関係をまとめてみました。

来週は環七を渡って、十条から板橋あたりまでをレポートしたいと思います。

次の記事:補助第73号線 (その5)十条地区の概要
前の記事:補助第73号線 (その3)赤羽西(南部)

補助第73号線 (その3)赤羽西(南部)

2016年02月02日 | 補助第73号線
(写真4)補助第73号線(赤羽西)の最南端です。

信号のある交差点が、今回の工事個所の終着地点となります。

(写真5)同じ場所から北側を見る

コンクリート製のマンホール管や塩ビの水道管といった資材が置かれています。

(写真6)付近のフェンスには工事説明の看板が掛けてありました。

現在は道路工事のうち、共同溝・下水道工事が行われてることがわかります。

(図2)ここから先は83号線と73号線に分岐します。

ここから先の73号線は、丘を登り清水坂公園をかすめて、十条銀座商店街方面に向かいます。
しかし"現道無し"の状態のため道路の建設は困難を極めるものと思われます。

83号線は"現道有り"ですが、環七以南は歩道もなく対面通行の細い2車線道路となっており、
安全上に問題があることから幅員20mに拡幅されます。
1期2期と別れて着手が開始され、特に2期は平成27年3月13日に認可されたばかりで、
用地取得が本格化するのはこれからといったところです。
そのうちこちらもレポートしたいと思います。

73号線はまだ続きます。

次の記事:補助第73号線 (その4)清水坂公園付近
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