東京城北サイクリング

東京の城北エリアおよびその近辺の道路事情や再開発を紹介します

2017年度のまとめ

2018年04月22日 | 道路
2017年度に調査した道路のリンク集です。

地図(クリッカブルにはなってません)


補助26号線(大山)

補助73号線(赤羽西)
補助73号線(十条)
補助73号線(池袋本町)

補助81号線(東池袋)
補助81号線(南池袋)

補助82号線(池本町・上池袋)

補助83号線(十条)

補助85号線(赤羽台)

補助87号線(帝京大学病院)

補助88号線(豊島)

補助173号線(みたけ通り)

環状4号線(目白台)
環状4号線(夏目坂)


2017年度は補助173号開通、2016~2017年度にかけて補助87号(帝京大学病院)、補助81号(東池袋)用地取得が完了しました。
2018年度はどこまで進むでしょうか?今年度も地道に観察を続けていきたいと思います。

補助第81号線(南池袋二丁目~南池袋四丁目)2017年度末まとめ

2018年04月15日 | 補助81号線
前回の補助第81号線(東池袋地区)に続き、その先の
補助第81号線(南池袋二丁目~南池袋四丁目)2017年度の進捗状況をお伝えします。

<地図>

(クリックすると拡大します)

公式資料:路線の概要(PDF)
資料によると事業着手は平成17年11月16日と12年以上も経っていますが、2018年4月に現地を見た様子だと、用地取得率は未だ半分にも達していないようです。100%となった東池袋区間とは対照的ですね。

東池袋四丁目駅付近

この辺りが本区間の北東端になります。
振り返ると前回の補助81号線(東池袋)区間が見えますが、
そちら側とは異なり用地を囲うフェンスが見当たりません。
進捗が捗々しくないことがうかがえます。
上の高架は首都高速5号池袋線です。

少し入ったところ

駐車場と、ツタに覆われた建物があります。

上記の場所を都電のホームから見たところ

やや小高くなっていることがわかります。

南池袋四丁目日出公園

北東端から80mほど入ったところにある線路沿いの公園です。
公園の一部が道路用地に含まれています。
古い木密の街並みと新しい超高層建築の対比が面白いです。

公園の南東側はまだ建物が残っています。

南西側は土地の取得が進み視界が開けてきました。

都電雑司ヶ谷駅の東側の踏切
4方ぐるり見てみます。まずは北側

駐車場があり一部はフェンスで確保されています。

東側

大きな建物が残っています。ただ、その奥側では最近3軒ほどの住宅が解体されました。

南側

こちら側は取得用地が広がっています。

西側

ツタに覆われた住宅が残っていました。
状態からすると空き家のように見えますが、長い間このままのようです。

都電雑司ヶ谷駅の南西側

ここが本区間の南西端になります。
この先で環状第5の1号線と合流します。
都電雑司ヶ谷駅の左右にはまだ未買収の建物が数件残っています。

環状第5の1号線の交差部


環状第5の1号線の建設工事が大々的に行なわれています。
本線はトンネル構造となっており、今そのトンネル工事が行われている最中です。
環5の1の工事が本格化していることから補助81号線南池袋区間もかなり進んでるかと思ったのですが、2016年から大きくは変わっていないようでした。

以上、補助第81号線(南池袋二丁目~南池袋四丁目)の現在の様子でした。

補助第81号線(東池袋地区)2017年度末まとめ

2018年04月12日 | 補助81号線
前回の補助第87号線(帝京大学病院)に続いて、
再開発が目白押し補助第81号線(東池袋地区)2017年度の進捗状況をお伝えします。

補助第81号線(東池袋地区)は都電荒川線を挟む形で整備が進められている幅員25mの都市計画道路です。

(豊島区の資料より)

<地図>

(クリックすると拡大します)

2016年度末に用地取得率100%となりました!おめでとうございます!
ただ現地を見たところ一カ所だけ建物が残っている場所がありました。
北東側から順に現地の様子を見ていきます。

都電荒川線「向原駅」付近

春日通との交差点が補助第81号線(東池袋地区)区間の北東端になります。

交差点になる部分が緑の柵で確保されています。
計画線よりも広めに確保されているように見えました。

クリオタワー大塚台付近

この様な形で都電荒川線の軌道に沿って道路用地が確保されています。

坂下通りの踏切

補助81号線の整備と合わせて都電の軌道の更新も行われています。
この辺りは新しい規格の軌道への切替が完了し、真新しい軌道となっています。
左に見える白いマンションはブランズ東池袋。地区の街づくりの中で共同化事業として建設されました。また踏切の対角線側にはシティハウス東池袋が最近建てられ、道路整備に伴って街の更新も進んでいます。

坂下通り踏切から南西側を見る

左手に見えているタワークレーンは、東池袋五丁目地区再開発として建設が進むプラウドタワー東池袋です。都電の新しい軌道はプラウドタワー東池袋の辺りまで完成しています。

プラウドタワー東池袋の現地看板

木密戸建てエリアの中にタワーマンションがそびえ建ことになります。
都電の軌道が緑化された様子が描かれています。
これまでは砂利敷きの鉄錆びた古い印象でしたが緑化されることでイメージががらりと変わります。

残った建物

用地取得100%と公表されていますが、崖の上に建つ建物が一軒未だに残っていました。
(道路の白線を延長した先の緑のフェンスの向こう側)

崖からの見下ろし

池袋駅を中心とした池袋エリア一帯は全体的に台地の地形となっていますが東池袋5丁目(と4丁目の一部)だけは一段下がった谷状の地形となっています。その谷底を走る形で都電が敷かれています。

プラウドタワー東池袋の南側の踏切

2016年まで遮断機の右側辺りに買収が済んでいない建物が数件残っていました。現在はそれらの解体も終わり緑のフェンスで囲われていました。

造幣局跡地付近から見下ろした補助176号線との交差部

ここで81号線と176号線が交差します。補助176号線サンシャインシティの南側を通って環状5の1号線に至る道路です。
見ての通り高低差がかなりあるためこの写真を撮影している辺りは掘り下げられる予定です。

補助176号線の看板


東池袋四丁目駅の東側



都電荒川線「東池袋四丁目駅」付近

池袋駅に至る都道435号線(グリーン大通り)との交差点が本区間の南西端になります。
地下鉄東池袋駅の出口の直上には東池袋四丁目2番街区地区再開発として、これまた野村不動産のタワーマンションが建設される予定です。

以上補助第81号線(東池袋地区)の現在の様子でした。
補助81号線整備事業は道路もそうですが、合わせて整備される都電のリニューアルも楽しみですね。
<都電軌道の新旧比較>


将来的には新しい軌道は緑化されて街がぐっと綺麗になります。

次回はこの先の補助第81号線(豊島区南池袋二丁目~南池袋四丁目)を紹介する予定です。

補助第87号線(帝京大学病院)2017年度末まとめ

2018年04月08日 | 補助第87号線
前回の補助第82号線(池袋本町・上池袋)に続いて
補助第87号線(帝京大学病院)2017年度の進捗状況です。

"帝京大学病院"区間という区間名があるわけでは無いのですが、全長990mのうち事業区間は444mだけなので、全体と区別するためここでは沿道の重要施設である帝京大学附属病院の名前を付けて呼ぶことにします。

<地図>

(クリックすると拡大します)

現在の様子を北から順に見ていきます。

帝京大学病院交差点

トレセン通り(補助85号線)との交差点が今回の事業区間の北端になります。

北端のフェンスから南方を見る

進行方向はすっかりクリアになってます。

最後の建物が立っていた場所

最後の建物と工事のプレハブ小屋などが建っていましたが、今はそれらも消え綺麗に整地されていました。

財務省板橋寮跡地

左側にあった建物は解体され、帝京大学の施設の建設工事が行われています。
正面には広い道路用地が真っすぐ伸びています。
なおこの辺りが北区板橋区区境で、上記までが北区、ここから先が板橋区の担当になります。

稲荷台交差点

左側前方が帝京大学板橋キャンパス及び附属病院です。


この辺りは長い下り坂となっています。
帝京大学側の歩道はすでに綺麗に整備されています。
処方箋薬局が建ち並ぶ右側はまだ歩道が構築されていません。

帝京大学病院駐車場入り口

現在の補助87号線は未完成のため一方通行となっており、大学病院に訪れる車は遠回りを強いられます。

帝京大学病院の建物

巨大なガラスのファサードが特徴的な立派な建物です。

事業区間南端

帝京大学の南端、石神井川の手前までが今回の事業区間です。
この先の板橋区仲宿を貫いて国道17号線に至る区間はまだ事業化されていません。
住宅密集地で現道も無いため事業化されたとしてもかなりの年月が必要でしょう…

以上、補助第87号線(帝京大学病院)の2018年4月の状況でした。
ついに用地の取得が完了し、あとは工事をするだけというフェーズまで到達しました!
困難な交渉の連続だったと思います。ご担当者の皆様本当にお疲れさまでした。

工事完了まであと数年かかるかと思いますが、救急車や病院に通う患者さんがスムーズに病院にアクセスできる環境が少しでも早く整うと良いですね。

次回は東池袋都電荒川線沿いに整備が進む補助81号線(東池袋地区)の状況をお伝えする予定です。

補助第82号線(池袋本町・上池袋)2017年度末まとめ

2018年04月07日 | 補助第82号線
前回の補助第73号線(池袋本町)と直交する
補助第82号線(池袋本町・上池袋)2017年度の進捗状況のまとめです。

<地図>(先日の73号線(池袋本町)と同じ地図です)

(クリックすると拡大します)
2017年はかなりのハイペースで用地取得が行われました。
特に北池袋駅北西部で集中的に取得が進みました。

池袋本町・上池袋の補助82号線の様子を東から順に上池袋側から見ていきます。

道路に囲まれた三角地帯。お地蔵さんのお堂だけが残されています。


豊島区の上池袋保管所(放置自転車の保管所)が解体されました


第一雲雀ヶ谷踏切付近

この踏切は埼京線と東武東上線の両方が通過するためラッシュ時は開かずの踏切となります。早期の立体化が望まれます。
右側は豊島区の資材置き場。左はマンションや住宅が立ち並んでいますが、両側とも道路用地に掛かっています。豊島区の資材置き場については塀に解体工事のお知らせが貼られていました。

線路を西側に渡って池袋本町に入って行きます。

北池袋駅のすぐ北側には"税経"(税関係の専門誌の出版社)の本社があります。

「北池袋駅周辺地区」として開発が検討されているエリアです。
税経さんもそれに大きく関わってくるものと思われます。

税経さんの西隣の住宅地だった一帯
(西向き)

(東向き)

わずか一年で住宅街だった場所があっという間に更地になりました。
ここまで急速に進んだのにはどんな事情があるんでしょうか?

池袋中学校北東側

集合住宅の建替えや個人宅の解体が行われました。
中学校の敷地も角部分を斜めにカットするように道路用地として確保されています。

池袋中学校北側

数件の住宅が解体されました。
この辺りは坂道になっていて西に行くにつれ高くなります。

池袋本町通り商店街との交差部

緑のフェンスが見えています。
なおこの道を右に進むと下板橋駅があります。

池袋本町三丁目アパートの西側

三角に確保された用地が見えます。
こちらはお宅の一部だけが道路にかかっていて、残った敷地で建替えを行ったようです。

上記から少し北西に行った場所

こちらも数個の土地が合わさって広い敷地となりました。

その他、池袋本町3丁目の住宅地で見られた確保用地



他にも数カ所ありますが、かなり内側に入った場所なので写真は割愛します。

ここからは板橋区の大山金井町になります。
板橋変電所の西側

マンションの低層部や個人宅など複数の敷地で解体が行われ、オレンジのネットで囲われたひとまとまりの用地となりました。さらに一軒挟んだ左側にも確保用地が存在します。

以上、怒涛の勢いで進んだ補助82号線 池袋本町・上池袋区間の2017年度末の様子でした。
2018年度もこのペースが続けば半数を超えそうですがさてどうなるでしょうか?
駅前の開発についても具体的な情報が出てくるかもしれませんね。

次回は81号か87号線あたりを紹介したいと思います。

(次の記事):補助第87号線(帝京大学病院)2017年度末まとめ