東京城北サイクリング

東京の城北エリアおよびその近辺の道路事情や再開発を紹介します

補助第82号線(上池袋)(池袋本町)2017年6月

2017年06月25日 | 補助第82号線
補助第82号線(池袋本町)の2017年6月の状況をお伝えします。前回の調査(2016年12月)

<地図>

半年で一気に進みました。

<雲雀ヶ谷踏切>

北池袋駅の北側にある踏切です。今回はここを起点に西側に向かって進みます。
埼京線と東武東上線の両方を跨ぐため、ラッシュの時間帯は開かずの踏切となります。
この時も4本の電車の通過を待ってようやく開きました。
82号線はこの下にトンネルを掘ってアンダーパスで抜けていく構造になります。

(1)

北池袋駅前の路地を北側に入ったところです。

(2)(3)(4)
(1)よりもう一本西側の路地を入ったところです。
4か所ほどの敷地で立て続けに解体が行われました






(5)

池袋中学校の北東の交差点です。
角が更地になり見通しが良くなりました。

(6)池袋中学校のグラウンドの角


造成中の池袋中学校のグラウンドです。
北東の角が82号線にかかっているため斜めに切り落とされています。

(7)

池袋中学校グラウンドの北側に面した所です。
前回よりも1件分広がりました。

ここから一気に飛んで、73号線との交差部の西側に入っていきます。
(8)

池袋本町児童館の道路を挟んで西隣の角地です。
建て替えが行われています。エメラルドグリーンの重機がある辺りが道路用地になるかと思われます。
この事業は街の不燃化が大きな目的の一つですので、ヘーベルハウスへの建て替えはとても納得です。

(9)

手前の敷地は前から確保されていたのですが、奥の駐車場の一部も加わりフェンスで囲われた範囲が広がりました。

(10)

東京電力板橋変電所の南側の住宅地です。
路地の奥で解体が行われていました。

(11)

白いフェンスの中の土が露出してる土地には、奥の茶色い建物の一部が建っていました。
低層部分だけが解体され、その切断面はまだ白いシートで隠しただけの状態です。

(12)

(11)の反対側です。同じオレンジの重機が写っています。
こちらの土地もつい最近更地になりました。

以上2017年6月時点の82号線の状況でした。
用地の取得率は1割を超えたでしょうか?かなり存在感が出てきました。
開かずの踏切が早く解消されるといいですね。

補助第73号線(池袋本町)2017年6月

2017年06月18日 | 補助第73号線
先週の(上十条)から板橋区を飛び超えて補助第73号線(池袋本町)の状況をお伝えします。
前回の調査(2017年1月)からまだ5ヶ月も経ってないのでさほど大きな進捗はありませんが
十条からの流れということで。

<地図>


(1)

緑のフェンスと鶏肉屋さんの間のまだ土が見えてる土地が今回新たに取得された用地です。

(2)

しばらく駐車場として使われていた土地ですが、新たに建物が建ちました。
道路用地としてかかっていたのは角の猫の額程度のスペース。(矢印で指した三角部分)

(3)

三階建ての建物の解体が行われています。

(4)

(3)から20mだけ南に行ったところ。
この通りの東側沿いでの解体はこれが初めてじゃないでしょうか。

以上5月から6月の半ばにかけて、十条から池袋本町まで連続で73号線予定地のの現在の様子をお伝えしました。まとめて見る場合は、カテゴリーの中から"補助第73号線"を選んで見てみてください。

次はこの道路とクロスする82号線についてお伝えする予定です。

補助第73号線(上十条) 2017年5月

2017年06月12日 | 補助第73号線
前回(十条仲原)に続き、十条駅の南側、補助第73号線(上十条)の現在の状況をお伝えします。

公式資料:補助第73号線(上十条)及び同(十条仲原)の事業に着手します

<地図>

上十条区間は、補助第85号線との交差部から、東京家政大学の北端までの区間です。

<お知らせ看板>

十条駅まではほぼ南北にまっすぐでしたが、85号線を超えたところで南南東に向きを変え、埼京線線路沿いに向かう斜めの道となっています。

(1) 上十条区間の入り口

都道の沿道は商店街が形成されています。
現状この辺りは目に見える変化はありませんが、補助85号線との交差点となるため、かなりの件数の立ち退きが必要になってきます。
85号線については、埼京線が高架式の計画になったため道路は平面のままでよくなりました。
そのためこれ以上拡幅の必要があるのか少々疑問を感じます。

(2) 都道から少し入った駐車場に面した土地

5月の半ばごろに解体が行われたようです。

(3) (2)の南側に広がる駐車場

2010年頃までは建物が建っていました。現在は広い平面駐車場となっています。

(4) (3)の駐車場から数件南に行った土地

アパートが建っていましたが、こちらも5月の半ばごろに解体が行われました。
概略の73号線の計画線にかかるかかからないかギリギリの場所なので
この土地が更地になった理由が73号線とは関係ない可能性もあります。

(5) (4)から一軒またいで東側の土地

ちょっと奥まっていて、なかなか気づきにくい場所にあります。
アスファルトが敷かれフェンスも建っています。
更地化してから数ヶ月経ってると思いますが全く気づきませんでした。

(6)上十条区間南端付近

こちらは2016年9月頃に建物の解体が行われました。この区間の中でも最も初期に工事が行われた場所です。

以上73号線上十条区間の2017年5月末頃の様子でした。
普段通る道からは、ぱっと見道路事業が進捗しているようには見えませんでしたが、
奥まった場所ではちらほらと取得用地が現れており、事業が着実に進行していることが確認できました。

また意外と道路予定地上に駐車場が点在しており、道路計画が意識された結果ではないかとも思いました。

次回は、この先の非事業化区間を飛び超えて、下板橋駅南の池袋本町の73号線の様子をお伝えしたいと思います。

城北エリアで相次ぐ商店街の再開発

2017年06月04日 | 再開発
5月末に相次いで城北エリアにおいて、商店街を巻き込んだ市街地再開発の報道がありました。
『十条駅西口地区』、『川口栄町3丁目銀座地区』、『大山町クロスポイント周辺地区』
の3ヶ所です。それらを簡単に紹介していきます。

[地図] (クリックで拡大します)


これらの再開発地区の共通点は、
商店街を含んだ再開発であること
 (それも地域の商業の中心地と言える場所)
道路事業と合わせた開発であること
駅に近い立地であること
超高層マンションを建設すること

いずれも歴史があり今現在も活気のある商店街なので、それを一旦リセットして再構築するという計画ですから、どうしても少なくない反発が生じます。
計画の立案自体はかなり以前から行われていて、数年という時間をかけて議論や計画の調整が行われ、ようやく最近になって具体化の目途が立ち一斉に公表されました。
これまでなかなか進まなかった計画が相次いで具体化したのには、オリンピックを契機とした昨今の再開発ブームで、開発に対する理解が進んだという背景があるのかも知れません。

[十条駅西口地区第一種市街地再開発事業]
 ※アーケードのある十条銀座は再開発には含まれません。
都市計画決定:2012年10月
組合設立認可:2017年 5月
建築工事着手:2018年 6月(予定)
工事完成:  2022年 7月(予定)
[現地写真]

[計画概要]
 地区面積:約 1.7 ha
 延べ面積:約 79,460 ㎡
 階数・高さ:地上40階/地下2階・高さ約147メートル
 主要用途:商業、業務、住宅
 住宅戸数:約540戸
 公共施設等:
  都市計画道路 補助第73号線(幅員20メートル、延長約85メートル)
  都市計画道路 補助第85号線(幅員30メートル、延長約170メートル)
  都市計画道路 北区画街路第7号線(幅員20メートル、延長約40メートル)
  都市計画北第4号十条駅西口地下自転車駐車場(約1,200台)
 事業協力者:新日鉄興和不動産、東急不動産、前田建設
[関連リンク]
 新日鉄興和不動産 ニュースリリース 2017.05.26
 http://www.nskre.co.jp/company/news/2017/20170526.html
 十条駅西口地区市街地再開発組合の設立認可について(都市整備局 2017年05月25日)
 http://www.metro.tokyo.jp/tosei/hodohappyo/press/2017/05/25/05.html
 北区>都市計画>十条駅西口地区再開発
 http://www.city.kita.tokyo.jp/jutaku/toshikekaku/saikaihatsu/index.html

[川口栄町3丁目銀座地区第一種市街地再開発事業]
都市計画決定:2017年5月
組合設立認可:2018年(予定)
建築工事着手:2020年(予定)
工事完成:  2022年(予定)
[現地写真]

[計画概要]
 区域面積:約 1.1 ha
 建築面積:約 5,400 ㎡
 延べ面積:約 67,300 ㎡
 階数・高さ:28階程度・最高限度100m
 主要用途:住宅、商業、業務施設
 住宅戸数:約480戸
 事業協力者:野村不動産、清水建設
[関連リンク]
 野村不動産プレスリリース(PDF版)
 https://www.nomura-re-hd.co.jp/cfiles/news/n2017052401271.pdf
 (PR TIMES によるHTML版)
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000025694.html
 川口栄町3丁目銀座地区地区計画 都市計画決定(川口市公式)
 http://www.city.kawaguchi.lg.jp/kbn/Files/1/40050001/attach/20170501sakae3gin.pdf

[大山町クロスポイント周辺地区第一種市街地再開発事業]
都市計画決定:2017年10月(予定)
組合設立認可:2018年 6月(予定)
建築工事着手:2019年 7月(予定)
工事完成:  2021年12月(予定)
[現地写真]

[計画概要]
 地区面積:約 0.85 ha
 施設規模
   A街区:27階建て 約 26,600 ㎡
   B街区:13階建て 約 1,990 ㎡
   C街区:3階建て  約 700 ㎡
   D街区:26階建て 約10,750㎡
 主要用途:A街区…住宅、店舗、駐車場、公益施設
      B、D街区…住宅、店舗、駐車場
      C街区…店舗
 事業協力者:住友不動産、フージャスコーポレーション
[関連リンク]
 日刊建設通信新聞の記事(2017-05-23)
 https://www.kensetsunews.com/archives/61282
 大山町クロスポイント周辺地区(板橋区公式)
 http://www.city.itabashi.tokyo.jp/c_kurashi/076/076377.html

ざっと概要だけ並べてみましたが、興味のある方は各関連リンクで詳細を確認してみてください。
それぞれプロジェクトが動き出したら逐次紹介していきたいと思います。