東京城北サイクリング

東京の城北エリアおよびその近辺の道路事情や再開発を紹介します

補助第83号線(十条)2017年度末まとめ

2018年03月31日 | 補助第83号線
補助第83号線(十条)1期・2期2017年度の進捗状況をまとめたいと思います。

<地図>2017年度に取得された用地を赤で記しました

(クリックすると拡大できます)

1期区間は2017年度に商店街以南の用地の取得が完了しました。
2期区間は取得用地が確認され始めてまだ1年半程度しか経っていませんが
そこそこまとまった更地も現れ始め、環七交差点付近はとても見通しが良くなりました。
なかなかの進捗スピードだと思います。

<環七交差点付近の過去との比較>

1年半前と比べるとかなり視界が開けたのが分かります。

北から順に見ていきます。


西音寺前


複数件の建物が解体されまとまった空間が出現しました。




十条冨士付近

このあたりが1期区間と2期区間の境となります。



東京都文化財埋蔵センターの事務所

以前は地福寺よりも南側にあったのですが、ミニストップの北隣に移転してきました。
83号線では用地確保後、まず地面を掘り返して発掘調査が行われます。

十条中央商店街以南

ここから先は2017年度中に用地確保が全て完了しました。
発掘調査も最近までやっていましたが今は完了しているようです。

地福寺付近

2017年度までこの辺りには2軒のアパートが建っていました。

以前はこの辺りに東京都文化財埋蔵センター十条分室が建っていました。

2017年度中に解体され北側に移動しています。

南端付近では本格的な工事が始まっていました。


下水道工事についての説明看板です。


事業区間の南端

歩道橋付近は工事の資材ヤードになっています。
確保用地の一部は歩道として歩ける空間となっています。

1期区間はミニストップと冨士塚を除き用地の確保が完了し2017年から建設工事が開始され始めました。
ある程度歩道空間も提供されていますが、完全には連続しておらずバリケードや段差で所々途切れている状態です。
仮でも良いので1期区間全線を通して、段差とバリケードの一部を無くして歩行者・自転車が通れる歩道状の空間を提供してもらえると大変助かるのですが…

この勢いが続けば2018年度は8割がた確保が進みそうですが、さてどうなるでしょうか?
引き続き進捗を観察して行きたいと思います。

次回は73号線のまとめを行う予定です。もう少々お待ちください。
(次の記事):補助第73号線(赤羽西)2017年度末まとめ

(過去の記事)
『補助第83号線(十条)(1期・2期) 2017年10月』
『補助第83号線(十条)(1期) 2017年5月』

祝開通!補助第173号線(みたけ通り)

2018年03月26日 | 池袋
2018年3月24日補助第173号線(みたけ通り)が開通しました!

この道路は、池袋駅北口付近から板橋区(南町中丸町)の山手通りまでを結ぶ都市計画道路で、今回開通した区間は池袋3丁目を中心とした延長530mの区間です。
2001年3月に都市計画決定されてから17年をかけてようやく完成しました。
道の中ほどにある池袋御嶽神社にちなみ「みたけ通り」と名付けられました。

<航空写真(GoogleEarth)>


<2004年当時>

事業開始の時点でも道はあったのですが、上空から見るとわからないような細い道でした。

以下開通した補助第173号線(みたけ通り)を西から順に見ていきたいと思います。
<西端>

山手通りとの交差点です、


歩道は歩行者と自転車の通行区分が案内標識と舗装の色で表示されています。
車道の左端には青い矢印の自転車ナビマークが描かれています。
車道の舗装は少し明るいグレーの舗装となっていました。




閉店した栄湯さんの煙突はまだ残ってました。


冒頭にも貼った写真ですが、こちらが道の名前の由来となった池袋御嶽神社です。


オレンジのタイルの池袋図書館


ここから先は少し勾配がでてきてゆるい上り坂となります。

<東端>

今回開通した区間の東端です。もう少し進むと劇場通りに出ます。
この辺りから建物が高くなり、これまでの閑静な住宅街から賑やかな繁華街の池袋
へと街の雰囲気が切り変わって行きます。


(ここから下の写真は道順になっていません)
緊急車両もスムーズ。この幅員なら渋滞時でも十分間を縫って通ることが可能です。

ベビーカーも楽々ですね。他に車いすの方も見かけました。
広い歩道なのでどなたでも安心して通行できますね。



道の完成で見違えるほど街並みが明るく綺麗になりました。
10年前ここを通った時に迷った経験がありますが、今では見通しが良くなり、高いビルや高速道路などのランドマークが見えるおかげでもう道を間違えずに済みそうです。

サイクリングするにもとても快適で、みたけ通りのような快適な道路がどんどん増えて行くといいな、と思いました。

祝開通!里上青木線 SKIP橋

2018年03月18日 | 川口市
里上青木線新設橋りょう「SKIP橋」2018年3月17日午後1時に開通しました!
開通時の様子を写真で紹介いたします。


開通数分前の東側の入り口付近。先導する白バイが待機しています。

近所の方々も見に来ていますね。

ここからが橋梁になります。

橋の歩道には見学者が数十人ほど開通の瞬間を待っていました。

午後1時の開通の瞬間です!SKIPシティ側から白バイが先導して一般車両が入ってきました。沿道からは拍手がおこりました。

鳩ケ谷側からも白バイを先頭に車列がやってきました。

自分も自転車で渡り初めをしてきました。

橋を西に降りた側の最初の交差点です。5差路ですが信号はありません。

青木神戸線との交差点

ここから先は未買収地があるため幅員が狭くなります。

墓地の辺り。左側には歩道がありません。

お墓の西側の交差点。ここから先も歩道が無くなります。

SKIPシティに着きました!

NHKアーカイブスの建物と埼玉県産業技術センターの建物

まもなく開校の川口市立高等学校

「SKIP橋」と書かれた橋の名板

竣工を記念したプレート

今月始め頃に見に行ったときは工事の真っ最中で完成までまだかかりそうに見えましたが、開通日にはしっかり綺麗に完成していました。街の景観が見違えるほど綺麗になっていました。

橋と道路が開通したことで、SKIPシティは交通の便が格段に良くなります。BRT(バス・ラピッド・トランジット)の試験計画もあり今後が楽しみです。
市立高校の開校にも間に合いましたね。
建設に携わった皆様ご苦労様でした!

前回の記事:まもなく開通!"里上青木線"の建設状況(2018年3月5日)
最初の記事:"里上青木線新設橋りょう"の建設状況(2016年10月)

環状第4号線(目白台)2018年3月の状況

2018年03月12日 | 環状4号線
環状第4号線(目白台)の現在の状況をお伝えします。
前回の夏目坂区間から完成区間を挟んで北に750mほど行った場所になります。

目白台区間は、文京区目白台二丁目~新宿区早稲田三丁目までの延長775m、幅員22m、神田川を橋で越え、目白通りをトンネルでくぐる構造で計画されています。

<地図>(クリックすると拡大します)

第六建設事務所の2017年の発表では用地取得率98%とのことで若干残ってはいますが、影響のない箇所から順次工事を進めていくようです。

<お知らせ看板>


北から順に見ていきます。
<不忍通り側>

不忍通り側は用地の取得が済んでいるように見えました。
下水道管の工事が行われていました。

<目白通りとの交差部>

用地に残る建物の基礎などの障害物を取り除く工事が行われていました。
これらが終わればいよいよトンネル掘削開始となるのでしょうか?

<公園と豊明小学校>

目白通りの向こう側に見えるのが"目白台一丁目遊び場"という公園と
"日本女子大学 附属豊明小学校"です。
環4は小学校の校庭と公園の下を潜り抜けていきます。

<公園1>


<公園2>

公園は早稲田方面を見下ろす崖の上にあります。
左側に張り出している構造物は豊明小学校の校庭です。
目白通り側としてはこれが地上レベルなのですが、崖下から見ると建物の屋上に校庭あるように見えます。

<崖下から小学校側を振り返る>

小布施坂を下って一つ前の写真の方を振り返って見るとこの様になっています。
この崖の下にトンネルを掘って不忍通り側と繋げます。

<南方を向いたところ>

崖下からずーっと先のタワーマンションが見える辺りまで、用地取得が終わり更地となった土地が広がっています。
おおむね取得が完了したように見えますが、左の黄色いショベルカーがある辺りの建物2棟がまだ残っています。


この辺りは用地取得が完了しているようです。


オレンジ色のショベルカーの先にある2棟の建物がまだ残っています。

<新橋梁工事現場>

ここから先は工事現場が白い仮囲いで囲われていて、中では新橋梁の工事が行われています。白い仮囲いの中のプレハブ小屋は工事事務所です。
左側にはまだ残っている建物があり、本来の幅よりも工事現場が狭くなってしまっています。

<新橋梁工事のお知らせ看板>

工事範囲を示す赤い斜線の範囲は用地取得の完了していない北側が狭くなってしまっています…(☆マークがある辺り)

<仮囲いの中を覗いてみたところ>

中央の青いトラックが停まってる辺りから後ろが新橋梁です。

<神田川新橋梁>

神田川の上にコンクリート製の橋が架かっていました!
作業員の方や作業車が上を通っていたので構造は完成しているようです。

<新橋梁の工事現場を南側から覗いてみたところ>

分かりづらいですが、トラックが進む先に橋梁があります。
まだアスファルト舗装はされていません。

<環状第4号線(目白台)南端>

新目白通りを渡って北方向を見たところです。
将来的にはこの写真の中央から北に通行することが出来るようになります。
橋の工事も構造体が完成したので、交差点の築造工事も近いうちに開始されるのではないでしょうか?

<環状第4号線完成区間>

新目白通りを渡った側はこのように綺麗に完成しています。
平成2年から5年にかけて行われた『西早稲田地区第一種市街地再開発事業』で
環状4号線と西早稲田パークタワー他の建築物が建設されました。
20年以上経った今でも綺麗な佇まいを見せています。
ただ道路の区間としては300mと短いため立派な道路もその本領を発揮できていません。
目白台区間が完成して不忍通りと直結すれば晴れて環状線としての役割を発揮できるようになります。

長い間動きが停滞していた環状4号線(目白台)ですが今回見たところ全区間で工事が活発に行われていました。もしかしたらトンネル工事開始も間近かもしれません。
また今後も1年程度の周期で定期的に見に行きたいと思います。

まもなく開通!"里上青木線"の建設状況(2018年3月5日)

2018年03月06日 | 川口市

開通が間近に迫った里上青木線の現在の様子をお届けします。
また開通したら見に行こうと思っていますので、今回は解説無しで写真だけ貼っていきます。
(前回の記事:"里上青木線"の建設状況(2017年12月)























買収の完了してないところが残ってしまったのが残念。ひとまずこのまま暫定開通となるようです。
まだ工事個所が結構あるようで開通日までに完了するのか少々心配なところもありましたがそこはきっちり間に合わせてくれるでしょう!
3月17日の開通が楽しみです。