東京城北サイクリング

東京の城北エリアおよびその近辺の道路事情や再開発を紹介します

造幣局南地区まちづくり構想

2017年03月21日 | 池袋
池袋にあった造幣局東京支局は現在さいたま市に移転しています。
その跡地の面積は3.2ha。過半数を防災機能を持った公園として整備しますが、
跡地の一角を種地として、隣接する木密地域の不燃化建て替えに利用しようという
プロジェクトが今回紹介する『造幣局南地区まちづくり構想』です。

[位置図]

サンシャインシティの南東に隣接する地区です。
池袋駅から見るとサンシャインの奥に位置しているので不便そうに思えますが、
有楽町線の東池袋駅、都電荒川線の東池袋四丁目駅がすぐそばにあるので、池袋の喧騒から離れかつ利便性もある場所と言えると思います。

[造幣局跡地の現状]

サンシャイン60展望台から見た造幣局跡地です。
工場部分はほとんど解体され、工場の一部と宿舎を残すのみといった状況になっていました。


[造幣局南地区まちづくりの想定イメージ]
 『造幣局南地区のまちづくり』(豊島区の公式ページ)の資料より

造幣局跡地を利用して連鎖的に再開発を行います。
(1)造幣局をさいたま市に移転し施設を解体する。(←今ここ)
(2)造幣局跡地に、現在南地区に住んでる方の転居先となる超高層集合住宅を建てる
(3)南地区西エリアから(2)に移転。
(4)空になった南地区西エリアに新たな超高層集合住宅を建てる。
と玉突きで事業を進めるため、一時的に賃貸等に仮住まいする必要がありません。

東エリアについても検討は進められているようですが現時点では未定です。

[ゾーニングとボリューム感のイメージ]

サンシャインから見て一番奥に防災公園、
手前左から右へ向かって順に、文化交流機能棟、賑わい施設の入る西エリア1棟、
住宅主体の西エリア2棟、といった配置になります。
西エリア1、2棟は、エアライズタワー、アウルタワーとの比較から
おそらく三十数階程度のツインタワーとなるようです。

これまではサンシャインの南東側には低層の街並みが広がっていましたが、
造幣局跡地とその周辺の開発により、サンシャイン60を中心とした池袋の超高層ビル街が都心側に向かって広がることになります。


次回は、この造幣局跡地地区を含め東池袋周辺で進んでいる複数の再開発をまとめてみたいと思います。

今月の予定

2017年03月18日 | 日記
川口が続きましたが、次は池袋あたりを何回かに分けて紹介していこうかなーと思ってます。
その次は新年度になって動きが出てきそうな東十条の83号線を。

他何かリクエストありましたらコメントの方ににお願いします。(範囲は 川口~池袋間 +α程度でおねがいします~)

[広大な城北エリア] (本文とは関係ありません)

奥ノ木川口市長の市政運営レポート

2017年03月11日 | 川口市
たまたまアリオ川口で奥ノ木川口市長の講演を聞く機会がありましたのでその報告を軽く

川口市青年会議所のイベントだったのですが、そのプログラムの中に市長の講演があり、
これまでの市政の成果、現在進行中のプロジェクト、今後の方針などの話を聞くことができました。

[レポート誌]

参加者にはこういった資料が配布されました。
現在進行中の川口市の3大プロジェクトとして、
 ・新市庁舎の建設
 ・新市立高等学校の建設
 ・赤山歴史自然公園+火葬場の建設

が挙げられています。
分かりやすいハコ物行政ですね(笑) とはいうものの確かにいずれも必要で大切な施設ではあります。

また都市部で問題になっている、未就学児童の受け入れ先についても、急速に保育園を増やし待機児童が劇的に減少したということを強調されてました。ただその先の学童保育の質は正直今も褒められたものではないので、さらなる子育てサポートの強化をお願いします。

レポート誌では"その他"扱いになっていたのですが、中核市移行について多めに時間を割いて話されていました。2018年4月から川口市中核市になるそうです。
これまでは県にお伺いを立てないといけなかった行政サービスが市の判断で行えるということでフットワークが軽くなるということです。
市民としては事業主体が変わるだけでしかないので、市の格が上がるんだ~くらいであまりピンと来ない人も多いのではないでしょうか?

しかしまだ新市庁舎建設も着手したばかりで、業務が増える分の所員増加に対応できるのか?といところがちょっと心配です。

[栄町3丁目銀座地区再開発]

このブログ的に本命はこれですね。
公にイメージパースが出るのはこれが初めてではないでしょうか?一応準備組合の事務所で閲覧させてはくれますが写真撮影などは禁止ですのでメディアで公表することはできませんでした。
以前私が作成したイメージパースはなかなかいい線いってたんじゃないかな?と思いますがいかがでしょう・・・
もちろんまだ未確定要素の多いプロジェクトなので今後プラン内容も変わっていくでしょうし、意匠設計が行われて外観デザインもつめられていくことでしょう。
他にも新年度に予算を付けて進めているプロジェクトがあると言っていましたが、優良建築物等整備事業の「飯塚1丁目3番地区」「本町4丁目8番地区」のことだと思われます。

[新宿湘南ライン川口駅停車について]
継続して各方面に働きかけて要望していくとのことでした。
なんとなくの話し方のニュアンスから、何か進展がありそうな雰囲気を感じましたが気のせいかもしれないです。

私の興味のある分野のみまとめさせていただきましたが、ざっとこういった内容でした。

"里上青木線新設橋りょう"の建設状況(その2)

2017年03月08日 | 川口市
久々に川口の里上青木線新設橋りょうの様子を見てきました。

前回は2016年10月に訪問しましたが5ヶ月経った今はどの程度進捗しているでしょうか?


[東側の取り付け部]

手前までの道路がほぼ完成し、取り付け部の坂を構築中

[橋梁部分]

欄干が取り付けられていました。
街灯はまだです。

[西側の取り付け部]

西側も東側同様に取り付け部の坂を構築中

[西側の取り付け部(少し離れて正面から)]

前回よりも西側に工事範囲が広がって、
立ち入り禁止の柵の位置が一区画分手前まで移動しました。

前回はここ↓まで入れました。
この時の撮影ポイントは、2つ上の写真のちょうど白い車が停まっているあたりだと思います。


[前回の、西側取り付け部の先の交差点]

このように左に生垣のある一軒家と、右にENEOSのガソリンスタンドがありましたが、5か月経った今は・・・

[西側取り付け部の先の交差点1]

角の家が更地に、

[西側取り付け部の先の交差点2]

ENEOSのガソリンスタンドがあった場所は、土砂置き場となっていました。

[橋とSKIPシティ間の道路]

主に道路北側の歩道の工事が進んでいました。

前回は静かだった橋の西側の工区ですが、今回は本格的な工事が行われていました。この分だと今年中の橋の完成も可能に思えました。

前回の記事>"里上青木線新設橋りょう"の建設状況(2016年10月)

サンシャイン展望台から見た今の東京

2017年03月04日 | 池袋
先週はとても風が強く視界が良かったので、久々にサンシャイン60展望台に上ってパノラマ撮影をしてきました。
(クリックすると拡大します)


ちなみにこちら↓が2005年の同展望台からのパノラマです。

比較するとものすごくビルが増えてますね!

六本木ヒルズや汐留のビル群ができたころはオフィスビルの2003年問題だ、なんて言われて供給過剰が問題となっていました。
それも今思えば全然かわいいものです・・・
2020年の東京オリンピックが決まってからの都心部のマンションを含めた超高層ビルの増え方は尋常じゃありません!
さらに近い将来、東京駅そばに約400mの高さのビルが登場します。
今後数年は開発の勢いが止まりそうもありません。

パノラマの拡大写真
[六本木方面]


[東京タワー、虎ノ門方面]


[都心方面]


[文京区、秋葉原方面]