東京城北サイクリング

東京の城北エリアおよびその近辺の道路事情や再開発を紹介します

補助第85号線(赤羽台2期) 2017年11月

2017年11月19日 | 補助第85号線
補助第85号線(赤羽台2期)を紹介します。

<公式情報>
 補助第85号線(赤羽台2期)の事業に着手します

<地図>(2017年11月末現在)

補助第85号線は「北区赤羽三丁目」から「北区豊島二丁目」に至る補助幹線道路で、
北本通りと合わせると赤羽・十条地区を取り巻く環状線のような形をしています。
今回はその内、北側部分を構成する赤羽台区間について建設の状況を見てきました。

(1)赤羽台1期(工事完了)

環八から東北本線間は1期区間として整備され、すでに開通しています。
ただ東北本線の高架の所で行き止まりのためほとんど交通需要はありません。

(2)東北本線・埼京線間

鉄道の高架に挟まれた場所です。高台にある赤羽八幡神社の階段から見下ろしました。
参道と奥の駐車場の間を横切る緑地がありますが、それが85号線の用地です。

(3)赤羽八幡神社参道

画面左にフェンスで囲われた道路用地。
そして鳥居の奥の埼京線の高架をくぐった先にも緑のフェンスが見えます。
これらを結ぶ形で道路が建設されます。

(4)埼京線&新幹線高架下

高架の下に赤羽八幡神社の入り口がありますが、その右側の白い囲いの辺りが85号線予定地です。

(5)赤羽台2期の東端

ここからが2期のスタート地点です。
赤羽駅西口に向かう道路との交差点で、現在はT字路ですが、将来1期区間と接続すれば十字路になります。
角地の部分はフェンスで囲われ、かなりの面積が確保されていました。
ただしその奥に5階建ての大きな建物が一棟残っています。

(6)

その5階建ての建物を超えた所です。
この辺りも用地の確保が完了しています。

(7)

この道は赤羽台に上る坂道となっています。
横断歩道を超えた右側には白い2階建ての住宅が残っています。
左側には墓地があります。

(8)

坂を半分くらい登って東の方に振り返り、墓地の方を見たところです。
墓地の一部が道路計画に掛かってしまっています。
お墓の整理はなかなか大変でしょうね・・・

(9)

(8)から振り返って西向きに向き直ります。
左側の住宅が道路計画に掛かっています。

(10)東洋大学赤羽台キャンパス

2017年4月に開設した東洋大学赤羽台キャンパスです。
旧赤羽台中学校の跡地に建てられました。
この辺りは当然ながら道路用地はしっかり確保されています。

(11)交差点

東洋大学を超えたところにある交差点です。
左に曲がると赤羽駅方面に向かうトンネルがあります。
赤羽台団地では大規模な建て替えが進行中です。

(12)赤羽台団地再開発エリア

白い仮囲いの向こうでは赤羽台団地の再開発が行われており、それに伴い道路用地の確保も行われました。

(13)T字交差点

左に曲がると新生赤羽団地の商業施設エリアがあります。
この辺りも用地確保済みとなっています。

(14)消防署前

左側に消防署があるのですが、建物は道路計画線に入らないように建てられています。
右の手入れの行き届いた生垣は長福寺の入り口です。
この辺りから右側にも道路の計画線が食い込んでいきます。

(15)

長福寺から少し進んだところには最近用地確保されたばかりと思われる更地が広がっていました。

(16)赤羽台2期の西端

今回のゴールとなる交差点です。
ここより先は古くから計画幅員がしっかり確保されています。

(17)ヌーヴェル赤羽台

(16)から横断歩道を渡って、来た道を振り返ったところです。
昭和の高度成長期に建設された赤羽台団地が建替えられ、URのヌーヴェル赤羽台として生まれ変わりました。もう昭和の団地の面影はありませんね。

以上補助第85号線(赤羽台2期)の現状を見てきましたが、元団地敷地が含まれていることもあり面積ベースでは9割がた確保できているように見えました。
しかし難航しそうな場所もちらほら見受けられたので、開通にはまだもう少しかかりそうだな、という印象を受けました。
さて予定通りオリンピックイヤーに間に合うでしょうか?