赤目四十八滝(その2)

2017-05-06 | 撮影地メモ
◆撮影スポットとしてのまとめ◆
■全体の印象
行く前に何となく思っていたのは、「箕面っぽいところ」「少し規模の大きな箕面」。
帰ってきてから思うのは、、箕面と比較すると「幅が狭い」「アップダウンが多い」「(箕面大滝に比べたら半分以下サイズの)滝がたくさんある」

■基本的には車で来る場所
最寄りの駅から4kmと言う距離を考えても、鉄道+バスと言う方法はあるにはあるが、基本的には自動車で来るべきだろう、と言うのシンプルな結論。

■無理やり観光地にした感
「普通に考えたら、この滝を最終地点にするよな」と思っていると、脇に階段が作られていてその滝を上から見るくらいまで登って下って、さらに上流に進む・・・・と言った箇所が何か所かある。
Wikipedia何かを見ると、現在確立されているルート全体の最初の5分の1くらいのところにある不動滝から先は、明治中期以前は原生林だったらしい。
私の想像は、何となく当たっている気がする。
興味があって不動滝の先へと探検してみた人がいて、「おお!これなら見物客を集められるぞ!」と思い、頑張って無理やりルートを切り開いたのではなかろうか。

■三脚は使えなくはないが・・・
とにかく人の通る道は狭い。広くて幅1.5メートルくらい、狭いと1メートルを切るくらい。そこで三脚を広げるわけにはいかない(他に全く客がいなければ不可能ではないが・・・)。そのため、わずかながらスペースが確保されている場所か、河原に出て撮るか(どこでもではないが一部可能な場所もある)に限定される。

■不動滝より先は17時以降、行くな
・・・と書いてある。書いてある内容だと、基本的には安全上の理由のようだ。
全体として「谷」なので、日没時刻よりかなり早い時刻に、ほとんどの場所で太陽の直射光は入らなくなる。
今回言った5月上旬だと日没時刻は18時40分ごろ。確かに15時30分ごろにはもう直射光はほとんどの場所で入ってこなくなっているが一部は射し込んできていた。

■定番のもの以上を撮影するのは難しい場所
一般的な観光地では大体そうなる。ここもそうだった、と言うことではあるのだが。
正直なところ、日が傾いてからどんな風になるのかな、と言うところに興味があり、できれば17時以降に期待していた。しかし、不動滝にあった標識で出鼻をくじかれる形となったこともあり、16時前後を一つの勝負の時間、と考えていた。
滝に関しては、見栄えのする滝はほぼ太陽の直射光の届かない位置にあるものばかりで、日が傾いてからのサイド光による変化に期待するのは難しそうだった(確認できた範囲ではほぼ無理)。渓谷の風景の一部に関しては、これはある程度面白みがある部分もあった。
もう少し時間をかけることができれば、もう少し展開もあったように思うが、現実的には時間が限定されていて難しい。

◆教訓的まとめ◆
■適当な背景は罪
もはや何を撮ってもそういう感覚にとらわれつつある。それは人を撮るときもそうだし、滝を撮るときもそう。
滝そのものはそれほど「フォトジェニックじゃない!!!」と言うほどでなくても、その周辺があまりにも・・・・の時はテンションが大きく減退する。ルートの一番最後にある滝などはまさしくそうで、結局スナップ的にすら撮らずに引き返した。

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