スマホ(android)の画像処理ソフト

2015-05-16 | 後処理のこと
気になって、いくつか使ってみた。
Instagramは、先のエントリで書いたとおり。

・Skitch
Instagramと組合せて使う前提であれば、おおむね必要十分といえる。ユーザインタフェースもまずまずわかりやすく、機能を限定している分、使いづらいということも無い。

以下は、単独で完結できるソフト。

・Aviary
機能的には、十分かなと思う。
ただ、、、
-Adobeに買収されたソフト会社製であり、使い始めは特定の機能を使おうとすると、Adobeのサイトからプラグインをダウンロードさせるような仕組みになっている。操作を中断することになる上、「無料」とか書かれているのが恩着せがましくてかえってうざい・・
-ユーザインタフェースは好みによると思うが、Photoshopでは画面左端にツールアイコンが縦にたくさん並んでいるが、同じように、画面下で横に並べている。小さいと見えづらいことを考慮してか、大きなアイコンにして、スワイプでスクロールさせるようになっている。慣れるまでは必要な機能を探すのに苦労しそう。

・Adobe Photoshop Express
Adobe本家によるソフト。機能も少し使ってみた分には十分だと思うし、使い勝手もよい。
使い勝手、、、。アイコンのイメージで「わかるだろ?」とはせず、言葉による説明を簡単にでも表示しているのはよいと思う。PCだとマウスオーバーイベントによるヒントの表示ができるが、スマホではそれは困難。スペースの制限があり、難しいとは思うが、そのあたりもよく整理されていると思う。

・Snapseed
Googleによるソフト。Adobe Photoshop Express(以下、APEと略)もとてもよくできたソフトだと思うが、個人的には、こちらが上と評価する。
APEは丁寧に作られていてわかりやすいが、見方を変えれば情報が過剰でもある。本当に誰でも使えるようにし過ぎているとも言える。
一方でSnapseedは表示する情報をいいさじ加減で省略していると思う。
-「言葉」の使用はメニューのみにとどめている
-スマホでおおむね常識化している操作を情報表示の省略に利用している
二点目はわかりづらさにもつながる部分だが、個人的には特に問題ないと思える。

Instagram

2015-05-15 | 機材のこと
最近使い始めた。
私が思う特徴としては、、、
・スマホからだといろいろな操作ができるが、PCからだと操作がかなり限定される。明らかに、スマホの利用を前提とした作り(ここまでやるなら、むしろWindows版プラットフォームからのアクセスなんか禁止すればいいのにとか思う)
・元ネタや仕上げる過程は好きにすればよいが、最終的な出力は正方形
・縦長横長の写真が入力でも、出力は正方形にしかできないような仕掛けになっている
・仕上げの過程としてできることは、トリミング、明るさの調整、「フィルター」(ニコンのカメラで言えば、ホワイトバランス+ピクチャーコントロール的なもの)だけ。それ以外のことをやろうとすると、何らかの画像処理ソフトが必要
・「フィルター」は似たようなのがいっぱいあり過ぎてよくわからない。フィルターに名前がいろいろついているが、なんかこう、わけがわからず、独りよがりっぽい。一応、管理と言うアイコン=機能はあり、使用するしないの変更、順番の変更は可能。
・ただこのフィルター、どうも個別の調整ができるツール群(明るさ、コントラスト、ビネット等)のマクロのような存在らしい。であれば、そもそもこんなにたくさんフィルターを用意する必要はそもそもなく、いくつかよく使いそうなものだけ用意し、あとは、ユーザが作れるような仕組みを用意しておけば十分だと思う。
・人が撮った写真をたくさん見ることができる、と言うのは、面白い、と思う部分と「うざい!」と思う部分とがある。これは、Instagramが写真帳でもあり、SNSでもあるがゆえ。ちなみに最初に一つ、フォローするユーザを選択したが、1日経たずにフォローをやめた、、これは私がたぶんSNS向きではないからかも知れない。

とりあえず、私が今Instagramを使うとすると、以下の条件をすべて満たす場合になる。
・スマホでしか撮れない写真(シャッターチャンス的に、と言うのも含む)
・正方形に仕上げるのがベストだと思える
・facebookに上げる

そもそもInstagramは独立したSNSではあるので、facebookに上げる必要などないのだが、他に見てもらう宛もないので、とりあえずこうなっている、と言うことに過ぎないが。

あと、Instagramをサポートする、画像処理ソフトとしてはSkitchと言うのを使うことにした。
Instagramの仕上げは上に書いたとおりで、たとえば「塗りつぶし」もできない。なので、車のナンバーを隠したい、となったときにも、Instagram単独ではどうしようもなかったりする。そこで、Skitchの登場。他にもよいソフトはあるのかもしれないが、Evernoteを作っているメイカーのソフトのせいか私が使った範囲ではとてもよくできているように思う。

写真展を見に行くということ

2015-05-09 | 撮影のこと
写真展を時々見に行くことは、それなりに意味があると思う。暇つぶしではなく、自分への投資として見に行く場合の話だが。ただ、どんなものを見に行くべきかについては、今の段階ではよくわからない。もしかしたらずっとわからないままかもしれない。いくつか考えられるのは、
■よいものをたくさん見る経験を得る
■よいものに限らずいろいろ見て、あわよくば、何らかの刺激を得る
と言うところか。

とにかく今は、やれることは片っ端からやって、経験を可能な限り記録していくこと、そしてたまに振り返ること。
今思うのはそれだけ。

京都グラフィー

2015-05-08 | 日記
「先生」から紹介された京都グラフィー。
http://www.kyotographie.jp/
行ってきた。
時期を同じくして14の写真展を「京都グラフィー XXXX」(XXXXは個別の名称)と銘打ってやっている感じ。説明がちょっと難しい、、。このうち一つは会場が2か所に分かれているので、会場は全部で15か所。

入場料に関しては、、、
・会場ごとに有料だったり無料だったりする
・全部回るとたぶん4000~5000円くらい?だが、全部回っても2500円で済む共通入場券がある(ただし、入場できるのは1会場1回のみ)

会場はそれぞれが微妙に離れているので、移動はけっこうめんどくさい。
11時くらいに一つ目の会場に到着して、夕方5時過ぎに10か所目の会場の観覧を終え、疲れたこともあり、これでひとまず終了とした。残りは・・・未定(たぶん無理)。

■全体としての感想
写真って、いろいろだな、と言うのが正直な感想。実際には、こういう形での写真展なので、主催者側としてもなるべくいろいろなものになるよう集めたのかも知れないが。
逆に、こういういろいろな写真を見て、自分はこういうのが好みなんだな、と言うことを再認識はできる。
・できれば、美しいこと
・できれば、かっこいいこと
・一方で、あまり作り込まれ過ぎているものは、美しくても、かっこよくても、単なる記録にしか見えなかったりすること

■個別の感想
振っている番号は、公式サイトで振られている番号。並び順は、私が見た順番。

1.虎屋 京都ギャラリー フランス国立ギメ東洋美術館・写真コレクション Last Samurais, First Photographs - サムライの残像
写真がどうこう言うより、こういう写真がちゃんと残っているのがすごい。日本における最初期の写真として、とても興味深かった。
カメラとの位置関係でピントが合っている被写体と外れている被写体があって、外れているほうがぼけている写真があった。当たり前ではあるが、「ああ、この時代でもこうなんだな」と思った。

2.有斐斎 弘道館 ルーカス・フォーリア A Natural Order ―自然に向かう人々
「え?これ、何?」と言うのが正直な感想。
私にはよく理解できなかった。

6.ギャラリー素形 ノ・スンテク reallyGood, murder
空軍基地で撮影されたっぽい写真群。
少なくとも反戦がテーマではなさそうだが、イメージ写真?の割には言いたいことがよく理解できなかった。

5.嶋臺 (しまだい)ギャラリー フランシス・ウルフ  Vision of Jazz: フランシス・ウルフとブルーノート・レコード
ジャズミュージシャンのかっこいいポートレイトがたくさん。おそらくほぼすべて正方形でプリントされている。ほとんど、そのまま、LP(あえてこう言う)のジャケットにそのまま使えそうな感じ。単純に見ていて楽しい。
最後に、証明写真の撮影機のようなものがあり、「ちょっとかっこいいポートレイト撮って見ませんか?」と言うコーナーがあった。
面白そうだったので、撮ってみた・・・。

4.a コム デ ギャルソン京都店 4.b 堀川御池ギャラリー ロジャー・バレン Shadowland 1969-2014 ロジャー・バレンの世界
スラム街、原始的、狂気。南アフリカにある、ある地域にロジャー・バレンと言う人が訪れて撮影した写真と動画。
率直に言ってかなり気持ち悪い。
他の誰にも撮れない、と言う意味では、確かにそれはそのとおりだと思う。そもそも、誰もが好んで訪れるような場所ではないから。

3.京都市役所前広場 マルティン・グシンデ フエゴ諸島諸先住民の魂 ―セルクナム族、ヤマナ族、カウェスカー族
マルティン・グシンデと言う人は民俗学の研究者らしい。撮影されている民族はすでに滅んでいる?らしい。
記録、としては貴重なものらしい。

7.誉田屋源兵衛 黒蔵 マルク・リブー 「Alaska」 presented by CHANEL NEXUS HALL
アラスカで撮影されたさまざまなスナップ写真。
会場自体がもともと蔵として使われていた建物を増築?したような構造になっていて、これ自体が結構面白い。会場の中に入ると、一面真っ白で、展示されている写真の一部であるような印象も受ける。
写真自体に奇抜なものはほぼないが、見ていて楽しい。

8.無名舎 山谷佑介 Tsugi no yoru e
大阪のアンダーグラウンド?らしき、写真の数々。
私にはなんだかよくわからない、と言うのが正直なところ。

9.花洛庵(野口家住宅) ヨシダ キミコ All that’s not meー私じゃないわたし
思い切り作り込まれた世界。人の顔、広くてもバストショットまでの巨大な写真。
一枚一枚に注ぎ込まれている労力はすごいだろうな、と思う反面、「私はこれを見せられても困っちゃうな」とも思う。